語彙が弱い子のためのオンライン記述強化法

中学受験/国語
オンライン国語
記述
語彙
個別指導

語彙が弱い子のためのオンライン記述強化法

国語の記述で手が止まる子の中には、読解力以前に語彙が足りず言葉が出ないタイプがいます。
内容は分かっているのに、理由や根拠を文章にするときだけ表現が組めず、短く曖昧な答えになってしまう。
本記事では、語彙不足の子に必要な段階的トレーニングを、語彙→理由→根拠の流れで整理し、
オンライン国語の個別指導で改善しやすい理由まで具体的に解説します。

記述力の土台(字数調整/心情の組み立て)の整理は 全体像はこちら

この記事で分かること
語彙の不足の正体
本文語の回収手順
言い換えの作り方
記述の型の運用
過去問への接続
よくある困りごと
  • 書きたい内容はあるのに言葉が出ない
  • 同じ語ばかり使い、答案が薄い
  • 本文の表現をうまく取り込めない
  • 添削が返っても表現が変わらない

最短
語彙を増やす前に、使える状態にする

まずはここだけ 語彙不足タイプの最短改善手順

1

本文の語を回収する
記述に使える語彙は、外から足すより本文から集めた方が得点に直結します。
まずは該当段落から使える表現を3つ抜きます。
2

言い換え候補を作る
本文語をそのまま使うだけでなく、類義語・対義語で置き換え候補を作ると、
答案が薄くなりにくくなります。
3

語彙→理由→根拠で文章化
便利語で終わらせず、理由語でつなぎ、本文根拠に戻る。
この順番を固定すると、国語の記述が安定します。
ポイント
語彙不足の改善は「単語を増やす」より「答案に使える形へ整える」ことが先です。
オンライン国語でも家庭学習でも、まずはこの手順で土台を作ります。

背景
語彙不足は記述の工程で顕在化する

この悩みが起きる背景(構造的な原因)

語彙が弱い子が国語の記述でつまずくのは、単に言葉を知らないからではありません。
多くは、本文の表現を回収できない、言い換えができない、理由をつなぐ語が少ないなど、
記述の処理工程のどこかで止まっています。学力の問題というより、処理の仕組みが整っていない状態です。

記述の処理フロー(止まりやすい場所)
  1. 設問の条件を読む
  2. 本文から根拠を拾う
  3. 必要な語彙を集める
  4. 要素を並べ替える
  5. 文章化する
語彙不足タイプは、3の工程が抜け落ちやすく、文章化の段階で手が止まります。
つまずきの典型パターン
  • 本文語を拾わずに自分の言葉だけで書く
  • 同じ便利語を連発して薄い答案になる
  • 理由語が弱く、説明がつながらない
  • 根拠に戻らず抽象で終わる
具体例(失点の形)
「主人公が不安になった理由を本文に即して説明せよ」で、
「不安だったから」のように便利語だけで終わる答案は、方向性が合っていても得点が伸びません。
必要なのは、本文の表現を回収し、理由語でつなぎ、根拠を見える形にすることです。

オンライン国語
語彙を答案に接続する工程を可視化

オンライン国語個別指導が効果を発揮する理由

語彙不足タイプは、家庭学習で単語を増やしても記述点が伸びないことがあります。
それは、語彙が答案の材料として使える状態になっていないからです。
オンライン国語の個別指導では、本文と設問を画面共有で並べ、語彙の回収、言い換え、文章化までを同じ画面で確認できます。
国語専門塾として、記述と読解力をつなぐ「工程」を作ることが可能です。

A

止まり方が分かる
  • 本文語を拾えているか
  • 言い換え候補が作れているか
  • 理由語でつなげているか
  • 根拠に戻れているか
B

書き換えがその場でできる
  • 本文語彙を一覧化する
  • 類義語・対義語を整理する
  • 語彙→理由→根拠の型で答案化する
  • 添削を次の答案のルールにする

語彙不足を記述点へつなげるには、工程の見える化が必要です
本文の表現を拾い、言い換え、理由と根拠で文章化するまでをオンラインで伴走します。
宿題や過去問でも再現できる形に整えたい方は、下記をご覧ください。
オンライン国語/個別指導/記述/過去問

実践
語彙を増やすだけで終わらせない

改善方法(実践ステップ)

ここからは、語彙不足タイプの子が中学受験の国語で記述点を上げるための具体的手順です。
キーワードは、本文の語彙を材料にすること、言い換え候補を用意すること、
そして語彙→理由→根拠で答案を組み立てることです。

ステップ1:本文処理の改善

  • 該当段落から使える表現を3つ抜く
  • 心情語、評価語、因果語、対比語を分けて拾う
  • 指示語の中身を具体語で言い換える
  • 接続語の前後をセットで確認する
語彙は本文にあります。まず回収できる状態に整えます。

ステップ2:設問処理の改善

  • 設問を 何を書くか、条件、範囲 に分解
  • 条件語に線を引き、必要な要素数を確定
  • 本文範囲を絞り、語彙回収の場所を限定
  • 語彙は条件に合うものから優先して集める
条件が確定すると、必要な語彙が見えてきます。

ステップ3:記述改善

  • 材料語彙を3〜5個拾う
  • 類義語・対義語で言い換え候補を作る
  • 理由語でつなぐ
  • 根拠を本文表現で支える
語彙を増やすより、使える語彙を増やすことが目的です。

語彙→理由→根拠で文章化する型
語彙
本文の言い回しを答案に入れる。便利語だけに頼らない。
例:ためらい、迷い、焦り
理由
なぜそう言えるかを説明する語でつなぐ。筋道を作る。
例:そのため、なぜなら
根拠
本文の具体表現に戻り、根拠が見える形で支える。
例:本文の該当箇所を言い換えて入れる
文章化の前に、上の三箱を埋めると、語彙不足でも記述が止まりにくくなります。

役割 使いどころ
理由をつなぐ そのため、だから、なぜなら 因果の筋を通し、説明が飛ぶのを防ぐ
対比を作る しかし、一方で、反対に 主張の違いを明確化し、記述を整理する
まとめる つまり、要するに 結論を短く締め、答案の焦点を合わせる
心情を具体化 不安、焦り、迷い、安心、ためらい 心情問題で答案に厚みを出す
添削で伸びる家庭の共通点
添削が返ったら表現だけを直すのではなく、本文語彙を回収し、言い換え候補を作り、
理由語でつないでから文章化する。直しも同じ型で回すと、宿題や過去問で再現できます。

家庭
正解作成より、語彙運用の仕組み

家庭でできるフォローと役割分担

語彙不足の子を伸ばすとき、家庭が頑張りすぎるほど「正解の言い回し」を教えがちです。
ただし中学受験の国語では、正解を覚えても別題材の過去問で再現できません。
家庭の役割は、語彙を短時間で回す、本文語彙を使う、直しを型で管理することです。

毎日の語彙・漢字
  • 1日10分で固定する
  • 意味と用例をセットで確認する
  • 間違いは翌日に短く再テスト
量を増やすより、回転数を増やす方が安定します。
音読の扱い
  • 接続語の前後を意識して読む
  • 段落の要点を一言で言う
  • 本文語彙を3つ言えるか確認する
音読後に一つだけ確認を入れると、語彙が材料になります。
過去問の管理(語彙不足タイプ向け)
  • 記述は、書く前に本文語彙を3つ抜く
  • 直しのときに語彙リストを更新する
  • 同タイプ設問でミニ再現テストを入れる
過去問は「やりっぱなし」が最も危険です。語彙を回収して使う型で管理すると伸びやすくなります。
やりすぎない家庭学習の注意点
語彙を増やしすぎると、逆に答案で使えません。週の中で「使う語彙」を固定し、
直しは長時間ではなく短く回して、再現チェックを重視します。

相性
集団塾で伸び悩む子ほど効果が出やすい

どんな子に相性が良いか

オンライン国語の個別指導が合いやすい子
  • 内容理解はできるのに記述だけ止まる
  • 言い換えが苦手で同じ語を繰り返す
  • 根拠は拾えるが文章化が弱い
  • 添削が返っても表現が変わらない
  • 過去問で記述点が安定しない
家庭で整えると伸びやすい条件
  • 語彙・漢字を短時間でルーティン化できる
  • 直しの型を守って回せる
  • 本文語彙を回収してから書ける
  • 宿題と過去問を同じ運用で管理できる

記述全体の設計も整理したい場合
語彙強化は記述の土台ですが、設問処理や答案構造まで含めて整えるとさらに安定します。
体系的に確認したい方は、専門記事の
記述力
も併せてご覧ください。

まとめ

語彙が弱い子の記述は、単語を増やすよりも、本文語彙を回収し、言い換え候補を作り、
語彙→理由→根拠の型で文章化することが近道です。オンライン国語では止まり方を可視化し、
個別指導で書き換えまで伴走できるため、宿題や過去問でも再現しやすくなります。

語彙不足から記述点まで、最短でつなげる
オンライン国語の個別指導で、本文語彙の回収・言い換え・文章化・添削の活用までを一貫して整えます。
中学受験の国語で記述と読解力を伸ばしたい方は、下記をご覧ください。
補足:語彙は「増やす」より「使える形にする」ことが重要です。本文語彙の回収を習慣化すると、記述は伸びやすくなります。