記述式と選択式の“答え方の違い”を理解するオンライン指導
選択式×記述式
答え方の切り替え
記述式とは|選択式から切り替える要素抽出と文章化のコツ
同じ文章を読んでいても、選択式と記述式では要求される技術が異なります。
選択式は根拠照合の精度、記述式は要素の取捨選択と文章化が重要です。
オンライン授業ではこの違いを画面上で比較し、どのように思考を切り替えるべきかを明確に指導します。
この記事では、両形式の本質的な違いを分かりやすい例で示します。
記述式の「要素の選び方」「文章化のコツ」「字数調整」まで含めて体系的に押さえるなら、
全体像はこちら
- 選択式と記述式の違い
- 形式別の減点パターン
- 切り替えを定着させる進め方
- 選択式は取れるが記述が弱い
- 記述は書けるが選択肢で落とす
- 過去問で点が安定しない
中学受験
国語専門塾
記述
読解力
個別指導
過去問
この記事の構成
読み時間目安:10〜15分
選択式から記述式へ切り替えるとつまずく理由
選択式と記述式は、どちらも本文を根拠にします。しかし、求められる技術は同じではありません。
形式の違いを意識せずに演習量だけを増やすと、選択式では部分一致、記述式では条件落ちが起きやすくなります。
つまり、読解力不足というより処理の切り替えが未整備で点が伸びません。
この切り替えをルール化すると、得点のブレが減ります。
形式別の減点パターン(選択式/記述式)
- 本文っぽい言い回しで決めてしまう
- 強い語や否定語を見落とす
- 根拠を一文に絞れない
- 部分一致で迷い続ける
- 書きたいことが先に立つ
- 要素の取捨選択が曖昧
- 主語や因果がズレる
- 条件語や字数条件が落ちる
- 設問条件を決める
- 本文の根拠範囲を絞る
- 根拠を一文または二文に絞る
- 形式に合う答え方で出力する
- 条件と根拠で最終照合する
記述式とは何か|選択式との違い(勝ち筋・減点)
記述式の定義(根拠→要素→文章化)
同じ本文でも、選択式と記述式では「正解の作り方」が異なります。
選択式は一致不一致を判定して消去、記述式は必要要素を選んで文章化です。
| 形式 | 勝ち筋 | よくある減点 | 見直し観点 |
|---|---|---|---|
| 選択式 | 根拠照合で消去する | 部分一致/強い語/否定語の見落とし | 強さ・否定・範囲・観点の一致 |
| 記述式 | 要素を選んで組む | 条件落ち/要素不足/因果ズレ | 条件語・要素・主語・因果・字数 |
見直し 強さ・否定・範囲・観点
見直し 条件語・要素・主語・因果・字数
選択式と記述式の答え方の違い(例)
- 根拠文を一文に絞る
- 選択肢の強い語・否定語に下線
- 一致不一致で消去して残す
- 必要要素を箇条書きで抜く
- 条件語に合う要素だけ残す
- 主語と因果をまとめて文章化
選択式は「消す」、記述式は「組む」。この切り替えを練習の中心にします。
オンライン国語個別指導が効果を発揮する理由
形式の切り替えは、説明を聞くだけでは定着しません。実際の答案を使い、「どこで何をしたか」を見える形にして、
同じ進め方を再現できるようにする必要があります。オンライン国語の個別指導は、その仕組みづくりに向いています。
- どこで決めたかが分かる
- 見落とし語の特定ができる
- 根拠の絞り込み不足を修正できる
- 本文根拠に番号を付ける
- 選択肢・要素と対応づける
- 一致不一致を言語化できる
- 要素の過不足を即時修正
- 主語・因果のズレをまとめる
- 再提出で再現性を確認
- 形式別に誤答タイプを分類
- 同タイプ問題で反復
- 点数に直結する直し方へ
記述式の解き方|要素抽出→整理→文章化の3ステップ
ポイントは、読解力を抽象的に鍛えるのではなく、形式ごとの処理の流れを揃えることです。
以下の3ステップでまとめると、選択式と記述式の両方で安定して点が取りやすくなります。
- 段落要点を一文で
- 対比をペアで押さえる
- 因果をセットで取る
- 言い換えを結んで確認
- 設問を4点分解
- 条件語をチェック欄化
- 根拠範囲を先に決める
- 形式別に見直し観点を変える
- 材料を抜き出す
- 要素を取捨選択
- 主語と因果をまとめる
- 字数に収めて再提出
最小チェックリスト(選択式/記述式)
- 強い語:必ず・いつも・全て
- 否定語:ない・必ずしも・とは限らない
- 範囲:全体か一部か
- 観点:理由か要旨か心情か
- 条件語:二つ・一文・字数・語句指定
- 要素:必要な材料が揃っているか
- 主語:誰の心情/行動か
- 因果:理由→結論が本文一致か
ミニ演習|選択式と記述式の切り替えを手元で試す
形式の理解は「分かったつもり」で終わりやすいので、短い素材で同じ本文から両形式を解く練習に落とします。
ここでは、根拠を絞る→照合(選択)と、要素抽出→条件で削る→文章化(記述)を同じ流れで回します。
大切なのは、失敗した理由を振り返り、次の行動を変えることである。
- 失敗はできるだけ避けるべきだ。
- 失敗は成長の機会になり得る。
- 失敗の理由は考えなくてもよい。
- 挑戦をやめても成長の機会は失われない。
- 根拠になりそうな一文を絞る(本文のどこかを1〜2文に)
- 強い語・否定語に注目(避ける/失われない 等)
- 一致しない語があれば消す
解答と根拠(クリックで開く)
- 1:本文は「避けるべきではない」なので不一致
- 3:本文は「振り返ることが大切」なので不一致
- 4:本文は「失われる」なので否定語の不一致
- 要素を箇条書きで抜く(例:挑戦をやめると機会喪失/理由を振り返る/次の行動を変える)
- 条件で削る(40字・説明・筆者の大切だとする点)
- 主語と因果をまとめて文章化(「失敗は〜。だから〜。」になっているか)
解答例(クリックで開く)
- 条件語:字数/語句指定/理由の数
- 要素:必要材料が揃っているか(抜け・入れ過ぎ)
- 主語:誰が何をするのかが明確か
- 因果:理由→結論が本文一致か
よくある誤答を「直し方」までルール化する
| 減点タイプ | 起きる現象 | 直し方(流れ化) |
|---|---|---|
| 条件落ち(記述) | 字数・理由の数・語句指定を満たさない | 設問文の条件語をチェック欄にし、書いた後に条件→本文根拠の順で照合する |
| 要素不足(記述) | 気持ち・理由・結果のどれかが抜ける | 先に要素を箇条書き→必要要素が2〜3個揃ってから文章化する |
| 因果ズレ(記述) | 本文と逆の因果や、飛躍した結論になる | 根拠文を1〜2文に絞り、その文の原因語・結果語を拾って並べ替える |
| 部分一致(選択) | 本文っぽい言葉だけで決めてしまう | 強い語・否定語・範囲語を先にマークし、そこが一致しない選択肢を消す |
よくある質問|記述式と選択式の切り替え
選択は取れるのに記述だけ伸びません
先に箇条書きで材料を出し、条件語で削ってから文章化すると改善しやすくなります。
記述は書けるのに選択肢で落とします
根拠文を1〜2文に絞り、選択肢の強さ・否定・範囲が一致するかを先に確認してください。
字数調整が苦手で、最後に削って意味が変わります
結論語(〜こと/〜から)を残し、修飾語を削る順にすると意味が変わりにくくなります。
家庭では何を声かけすればいいですか
根拠箇所を先に示す支援は照合力が育ちにくいので避けます。
家庭でできるフォローと役割分担
家庭は答えを教えるより、流れの習慣化を支える役割に寄せるのが効果的です。
特に選択式は「照合」、記述式は「条件チェック」の声かけが効きます。
- 設問語彙を整理する
- 言い換え語彙を増やす
- 漢字で部分点を守る
- 対比語・否定語を強調
- 段落要点を一文で要約
- 指示語の指す先を確認
どんな子に相性が良いか
形式の切り替えは集団授業では個別に補足しづらい領域です。オンライン国語の個別指導は次のタイプに特に相性が良いです。
- 選択式は取れるが記述が弱い
- 記述は書けるが選択肢で落とす
- 点が乱高下して安定しない
- 解説で分かるが再発する
まとめ
選択式は根拠照合の精度、記述式は要素の取捨選択と文章化が勝負です。形式ごとの処理を切り替えるコツを作ると、
得点のブレが減ります。オンライン国語の個別指導で、本文と設問の往復・照合・書き換えまでを一貫してまとめます。

