本文は読んでいるのに、記述になると急に点につながりにくいことがあります
国公立大学の現代文では、本文の内容がまったく分かっていないわけではないのに、答案にした瞬間に点が伸びにくくなることがあります。
選択肢ならかなり絞れるのに、理由を自分の言葉で書こうとするとずれる。書いたつもりでも要素不足になる。本文は追えているのに、設問に合う形でまとめきれない。そうした状態は、受験学年になるほど相談が増えやすいところです。
この段階で必要になりやすいのは、やみくもに書く量を増やすことよりも、問いをどう受け取り、どの根拠を使い、どう一文にまとめるかを整理することです。
このページでは、国公立大現代文の記述でどこが止まりやすいのか、授業では何を見ていくのかを、1対1の添削指導に絞って具体的にまとめています。
国公立大現代文で相談が増えやすいのは、本文理解と答案作成の間で止まるケースです
本文は読んでいても、設問に合わせてまとめる段階でずれやすい
国公立大学の現代文では、本文を理解したうえで、設問が求める形に合わせて書く力が問われます。
私立大学の選択問題や共通テストと重なる読解の土台はありますが、記述ではそこから先が必要です。どの根拠を使うか、何を残して何を削るか、どの順でまとめるかまで整わないと、読めていても点数に結びつきにくくなります。
「本文は読んだ」「内容も何となく分かった」という状態から、答案として通る形へ持っていくところで差がつきやすい分野です。
独学では「何を直すと点が増えるか」が見えにくい
記述が伸び悩むときは、書く量そのものよりも、どこが減点理由になっているのかを自分で特定しにくいことが問題になりやすいです。
模範解答を見れば納得できても、自分の答案に戻ると同じずれが繰り返されることは珍しくありません。
そのため、記述対策では問い・根拠・要素・つながりのどこで点が止まっているのかを、答案ごとに見分けていく必要があります。
実際の指導が分かる|現代文記述のサンプル講義
読解ラボ東京の現代文記述・添削指導では、答案の止まり方を具体的に見ていきます
読む・拾う・まとめるのどこで止まっているかを切り分ける
最初から一律に同じことをするのではなく、まずは生徒さんの答案を見ながら、本文が追えていないのか、根拠の拾い方が浅いのか、まとめ方で崩れているのかを切り分けていきます。
同じ「記述が苦手」でも、実際には
- 問いに対して答える軸がずれている
- 本文にある重要語を落としてしまう
- 必要な要素は拾えていても、1文にしたときに関係が崩れる
といった違いがあります。
この違いを見分けないまま練習量だけを増やしても、得点は伸びにくくなります。
1対1だから、その答案の中で「なぜ点になりにくいか」を詰めていける
完全1対1の授業では、答案を見ながらどこで止まったのか、なぜその書き方だと外れやすいのかを細かく確認できます。
たとえば、
- 設問は理由を聞いているのに、説明だけで終わっている
- 本文根拠はあるのに、言い換えすぎて本文から離れている
- AとBの対比を書くべきなのに、Aだけで答案が終わっている
といった点を、その答案の中で具体的に見ていきます。
添削でも、赤で直して終わりではなく、次の答案でも同じ観点で見直せるようにすることを重視しています。
国公立大現代文の記述で、こうした止まり方がある方は相談対象に入りやすいです
「何を書けばいいのかが毎回あいまいになる」
「模範解答を見ると分かった気がするのに、自分で書くと再現できない」
「本文を読んでいるのに、答案にすると広すぎる・浅すぎると言われる」
「選択肢では取れても、記述になると点差がつく」
こうした状態は、気合いや回数だけで解決しようとするより、答案の作り方を一度整理したほうが前に進みやすいことがあります。
保護者の方から見ても、「読めていないのか」「書き方で止まっているのか」が見分けにくい時期ですが、その切り分け自体が相談内容になることは少なくありません。
体験では、まず答案を見ながら、読めていないのか・根拠が拾えていないのか・まとめ方で崩れているのかを整理します。
本文の読み方だけでなく、答案としてどうまとめると点につながりやすいかまで一緒に確認していきます。
現代文の添削で直しやすいポイント(よくある減点パターン)
記述が伸びにくい原因は、「語彙がない」こと以上に、答案の作り方が毎回ずれてしまうことにあります。
添削では、次のような点を重点的に確認します。
- 問いに答えていない:説明すべき対象(理由/対比/背景など)がずれている
- 本文根拠が残っていない:本文の言い方を押さえず、一般論でまとめてしまう
- 必要な要素が抜ける:AとBの関係、条件、範囲など、得点に必要な中身が欠ける
- つながりが弱い:因果・対比・言い換えが読み手に伝わりにくい
「どこを直すと点が増えやすいか」を答案上で確認し、次の答案でも同じ観点で書けるようにしていきます。
答案の差が出る例(短い記述で確認)
設問例:筆者が述べる「学び」の特徴を、本文に基づいて説明しなさい。
伸びにくい答案の例
- 「学びは大切で、努力することが重要だ。」(本文の言い方が残らず、内容が広すぎる)
伸びやすい答案の例
- 「筆者は、学びを“知識の暗記”ではなく、経験を通して理解を更新していく営みとして捉えている。」
添削で見る観点
- 本文のどの一文(または二文)を根拠にするか
- 設問が求める中身(定義/理由/比較/条件)を外していないか
- 本文の語を残しつつ、言い換えが広がり過ぎていないか
自宅でできるミニ練習(提出前の準備にもつながります)
練習1:根拠を一文で指定する
- 答案を書いたら、根拠になっている本文の一文に線を引き、その一文だけで説明の土台が作れているかを確認する
練習2:要素を3つに分けてから1文にまとめる
- 「対象(何が)/理由(なぜ)/結果(どうなる)」のように要素を分け、最後に1文へまとめる
練習3:本文の語を2語残す
- 本文のキーワードを2語だけ答案に残し、言い換えが一般論へ広がりすぎるのを防ぐ
ポイント:自分で「どこを直すか」が見える状態にしておくほど、添削の効果は高まりやすくなります。
個別指導を検討中の方へ
個別指導の利用を考えているものの、まだ家庭で見られる段階か、いま外から見たほうがよい段階か判断しづらい場合は、先にこちらの判断材料ページをご覧ください。
受講を考える前に、まず全体像を見たい方へ
国語の講座全体の中で比較したい方、現代文以外も含めて整理したい方は、こちらの一覧ページも参考になります。
開講講座の全体像はこちら
よくある質問(現代文の添削・提出について)
Q. 添削はどうやって出しますか
答案は画像(スマホ撮影)またはPDFで提出できる形が便利です。
提出方法は、受講開始時に分かりやすい形で案内します。
Q. どのくらいの頻度で添削してもらうと良いですか
目安は週1回から始め、記述を集中的に強化したい時期は回数を増やす形が一般的です。
志望校・残り期間・答案の課題によって最適な頻度は変わるため、状況に合わせて相談できます。
Q. 国公立以外でも相談できますか
現代文の記述が必要な大学・学部であれば、状況により対応できる場合があります。
志望校と出題形式を添えて相談ください。
Q. 体験では何をしますか
現状の答案や困りごとをもとに、どこで点が止まっているのかを確認し、今後どのように直していくと伸びやすいかを具体的に整理します。
