語彙が弱い子のためのオンライン記述強化法

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「本文に即して」とは?語彙が弱い子のための記述の書き方

国語の記述問題で使われる「本文に即して説明する」とは、
本文の内容や根拠から離れず、設問に合う形で答えることです。
本文から必要な言葉を拾い、整理・言い換えをしながら、理由や根拠が伝わる文章にします。

とくに語彙が弱い子は、内容を理解していても、本文のどの言葉を答案に使えばよいか分からず、
記述になると短く曖昧な答えになりがちです。
本記事では、本文語の回収→言い換え→理由と根拠で文章化する流れを整理します。

本文の言葉をどこまで使うかを先に確認したい場合は、
国語記述の書き方|本文の言葉で書く基本ルール
も参考になります。

この記事で分かること
本文に即しての意味
本文語の集め方
言い換えの作り方
記述への使い方
家庭での確認方法

よくある困りごと
  • 「本文に即して」の意味が分からない
  • 内容は分かるのに記述になると言葉が出ない
  • 本文の表現を答案に取り込めない
  • 本文を写すだけの答案になってしまう

「本文に即して」とは?意味と記述での考え方

「本文に即して」とは、本文に書かれている内容や根拠から離れずに説明することです。
自分の感想や想像だけで答えるのではなく、本文中の出来事・理由・心情・筆者の考えなどを根拠にします。

また、本文の一文をそのまま写せばよいわけでもありません。
設問が何を聞いているかを確認し、
必要な本文語を拾って、問いに合う形へ整理することが必要です。

本文に即して書けていない答案
  • 自分の感想だけを書く
  • 本文にない理由を想像して加える
  • 「不安だったから」など曖昧な言葉だけで終わる
  • 本文を長く写しても設問への答えになっていない

本文に即して書けている答案
  • 設問で聞かれている内容を確認する
  • 本文から答えの根拠を探す
  • 必要な表現を拾って整理する
  • 理由と根拠が分かる形で文章にする

本文に即して書くための3つの流れ

1

本文の語を集める

設問に関係する箇所から、答案の材料になりそうな表現を拾います。

2

設問に合わせて整理する

拾った表現から必要な内容を選び、問いに合う形へ言い換えます。

3

理由と根拠をつなぐ

「なぜそう言えるのか」が分かるように、本文根拠をつないで文章にします。

ポイント
本文の言葉を使うこと自体が目的ではありません。
本文を根拠にしながら、設問への答えとして整えることが大切です。

本文に即した記述が難しくなる背景

「本文に即して」と言われても書けない子は、必ずしも本文を理解できていないわけではありません。
内容は分かっていても、どの表現を答案に使うかを選べない
設問に合う形へ整理できないところで止まることがあります。

記述答案ができるまでの流れ
  1. 設問の条件を読む
  2. 本文から根拠を探す
  3. 答案に必要な語を拾う
  4. 設問に合う形へ整理する
  5. 文章としてまとめる
語彙が弱い子は、本文理解と文章化の間で止まりやすいことがあります。

よくある答案の特徴
  • 「すごい」「かなしい」など曖昧な語に偏る
  • 本文ではなく自分の印象で書く
  • 理由と本文根拠のつながりが見えない
  • 引用した部分が問いへの答えになっていない

たとえば
「主人公が不安になった理由を本文に即して説明しなさい」という問題で、
「主人公は不安だったから」と書くだけでは理由の説明になりません。
本文中の出来事や状況を拾い、何が不安につながったのかを示す必要があります。

本文の言葉を使った記述の基本を確認したい方へ
本文の語をどこまで使い、どこを言い換えるのかを整理しておくと、記述の作り方が分かりやすくなります。

本文に即して書くための改善方法

語彙をただ増やすだけでなく、
本文から必要な語を選び、設問に合わせ、答案の中で使える状態にすることが大切です。

1. 本文の表現を集める

  • 設問に関係する段落へ戻る
  • 心情語や因果関係が分かる語を拾う
  • 指示語が何を指すか確認する
  • 接続語の前後も見る

2. 設問に合う語を選ぶ

  • 何を聞かれているか確認する
  • 条件語に線を引く
  • 本文の範囲を絞る
  • 必要な表現だけを残す

3. 答案の形に整える

  • 本文語を短く整理する
  • 必要に応じて言い換える
  • 理由が分かるようにつなぐ
  • 本文根拠から離れていないか確認する

答案を「語彙・理由・根拠」で整理する
語彙
本文中の表現を材料として使い、曖昧な便利語だけに頼らない。
例:ためらい、戸惑い、焦り

理由
なぜそう言えるのかが分かるように、出来事や心情をつなぐ。
例:そのため、〜ので、〜から

根拠
本文の具体的な出来事や表現に戻り、説明の土台にする。
例:該当箇所を設問に合わせて整理する

本文に即した答案で使う語の役割

接続語や心情語は、本文から拾った内容同士の関係を示し、根拠が伝わる答案にするために使います。

役割 使いどころ
理由をつなぐ そのため、〜ので、〜から 出来事と結果・心情の関係を示す
対比を作る しかし、一方で、反対に 人物の変化や主張の違いを示す
まとめる つまり、要するに 本文の内容を短く整理する
心情を具体化 不安、焦り、安心、ためらい、戸惑い 行動や状況から読み取れる心情を表す

添削後に見るポイント
正解表現を覚えるだけでなく、
どの本文語を拾えばよかったか、どの根拠が不足していたかを確認します。

記述の自己採点や字数調整も確認したい場合

本文根拠だけでなく、設問の条件や字数に合わせて必要な要素を残せているかも確認します。
部分点の見方は
国語記述の自己採点と部分点基準を家庭で確認する方法
でも解説しています。

家庭でできるフォローと役割分担

家庭では完成した答えを教えるより、
設問と本文に戻る手順ができているかを確認する方が取り組みやすくなります。

保護者が確認したい4点
  • 設問が何を聞いているか分かっているか
  • 本文のどこを根拠にしたか示せるか
  • 答案に使う言葉を本文から選べているか
  • 添削後に不足した根拠を確認できているか
家庭学習の注意点
毎回答案を作ってあげるより、
「どこに書いてある?」「どの言葉が使えそう?」と本文へ戻す確認を中心にすると、
別の問題でも同じ手順を使いやすくなります。

オンライン国語個別指導で確認できること

家庭では、子どもが根拠探し・語の選択・文章化のどこで止まっているかを判断しにくいことがあります。
個別指導では、本文・設問・答案を見ながら、その段階を分けて確認します。

つまずく段階を確認する
  • 設問の条件を読めているか
  • 本文根拠を探せているか
  • 必要な語を選べているか

答案への直し方を確認する
  • 本文語を整理する
  • 設問に合わせて言い換える
  • 理由と根拠をつないで書き直す

本文から答案までの過程を1対1で確認したい方へ
読解ラボ東京のオンライン国語では、
本文の表現を拾い、設問に合わせて整理し、答案にするまでを個別に確認します。

個別に確認するとよいケース

  • 内容は理解できるのに記述だけ書けない
  • 本文の根拠は見つけられるが答案にまとめられない
  • 本文を写すだけの答案が多い
  • 添削を受けても同じところでつまずく
  • 過去問で記述点が安定しない
講座全体から選びたい場合
記述、読解、語彙、過去問など、目的別に比較したい場合は、
読解ラボ東京の講座一覧
で確認できます。

中学受験国語を1対1で見てもらいたい方へ
語彙、読解、記述、過去問のどこで困っているかをまとめて確認したい場合は、
完全1対1の個別指導ページで対象内容を確認できます。

よくある質問

「本文に即して」とは、どういう意味ですか?

本文に書かれている内容や根拠から離れず、設問で聞かれていることに答えるという意味です。
必要な表現を本文から拾い、問いに合う形へ整理して答案にします。

語彙が少ない子は、まず単語帳を増やすべきですか?

単語帳も役立ちますが、記述では本文中の言葉を答案の材料として使う練習も必要です。
読んだ文章から必要な語を拾って使う練習を組み合わせます。

本文の言葉を使うと、写しただけの答案になりませんか?

本文の一文をそのまま使うのではなく、設問に必要な部分を選び、答えとして自然な形へ整理します。

記述の部分点をどう見ればよいですか?

設問に必要な要素や本文根拠が入っているかを分けて見ます。
詳しい見方は、
国語記述の自己採点と部分点基準を家庭で確認する方法
も参考になります。

家庭ではどこまで教えればよいですか?

正解文を作るより、
「何を聞かれているか」「本文のどこが根拠か」「どの言葉が使えそうか」を確認する程度が扱いやすいです。

オンラインでも記述答案の直しはできますか?

本文、設問、答案を見ながら、根拠の探し方や語の選び方、文章へのまとめ方を確認できます。
個別指導の内容は
中学受験国語のオンライン個別指導
で確認できます。

まとめ

「本文に即して」とは、本文の内容や根拠をもとに、設問に合う形で答えることです。
語彙が弱い子は、本文から必要な語を拾い、問いに合わせて整理してから文章にすると取り組みやすくなります。

本文から答案までの過程を個別に確認したい方へ
オンライン国語の個別指導では、
本文根拠の確認、使う語の整理、言い換え、文章化までを確認します。