塾の宿題を「こなしているのに」国語が伸びない子の改善パターン

中学受験/国語
宿題はやっているのに伸びない
改善パターン

塾の宿題を「こなしているのに」国語が伸びない子の改善パターン

宿題をこなし、問題集も解いているのに国語だけ伸びない――多くの場合、原因は努力不足ではなく
復習のしかた答案の読み返し方にあります。
この記事では、伸びない家庭の共通点と、オンラインが補うべき領域、そして具体的な改善の流れをまとめます。

家庭学習(読解量・漢字の増やし方)の全体像はこちら:全体像はこちら

この記事で分かること
  • 宿題をやっても伸びない「構造的な原因」
  • 国語の復習を成果に変える改善パターン
  • 本文処理・設問処理・記述の進め方の作り方
  • 家庭での役割分担と過去問の回し方
よくある症状
  • 二択で外れる
  • 記述が本文とズレる
  • 直しをしても同じミスが再発

背景
量ではなく工程が原因

この悩みが起きる背景(構造的な原因)

宿題をやっているのに国語が伸びない場合、学力そのものよりも成果につながる工程が抜けているケースが多いです。
国語は、本文の理解だけでなく「設問条件に合わせて根拠を取り、答案にまとめる」処理が必要です。
ところが宿題中心の学習では、次のようなズレが起こりがちです。

伸びる学習の流れ
  1. 本文の骨組みを押さえる
  2. 設問を分解して条件を決める
  3. 本文へ戻って根拠を意味で特定する
  4. 選択肢・記述を条件に合わせてまとめる
  5. 解いた後にやり方を言語化して復習
伸びない学習の共通点
  • 解きっぱなしで本文に戻らない
  • 解説を読んで終わる
  • 直しが「写す」になっている
  • 同じミスが再発する
具体例(宿題は終わるのに点が伸びない)
毎週の宿題を提出できているのに、模試では選択肢が二択で外れ、記述は本文とズレる。
この場合、量は足りています。問題は、間違えた設問について
どの条件を落としたのか本文のどこが根拠だったのかを説明できる形で復習していないことです。
再現性が作れない限り、宿題を増やしても伸びにくくなります。
ズレの種類 起きていること 家庭で見えるサイン
解きっぱなし 根拠確認がなく、偶然の正解と実力が混ざる 丸付けで終わる/本文に戻らない
解説依存 分かった気になるが、次の類題で再現できない 解説を読むと納得/翌週も同じミス
直しが写し 改善点が残らず、進め方が身につかない 赤字を写す/理由を言えない

オンライン国語
進め方の見える化で再現性を作る

オンライン国語個別指導が効果を発揮する理由

伸び悩みの解決には、問題数を増やすよりも設問ごとの進め方をそろえることが重要です。
オンライン国語の個別指導は、手元の動きや思考のズレを可視化し、復習を「改善」に変えるのに適しています。

手元カメラでズレを即時発見
  • 条件語に線を引けているか
  • 本文へ戻る位置が適切か
  • 根拠を文で特定できているか
  • 記述の材料整理ができているか
対話で「なぜその答えか」を言葉にして残す
  • 設問分解 → 本文根拠 → 条件適合の確認
  • 選択肢のズレ語を特定し直し方を定着
  • 記述をその場で書き換え、直しを完結
  • 過去問も段階的に扱い、精度を上げる

宿題を成果に変えたい方へ
宿題の量を増やす前に、解き方・直し方の工程を見直すことで国語は伸びやすくなります。
中学受験の読解力・記述・過去問の精度を、1対1で伸びを取り戻す組み立てを行います。
オンライン国語/個別指導/中学受験

中学受験国語をオンラインで見直したい場合は、
オンライン個別指導
を軸に、宿題のやり方そのものを改善するのが効果的です。

実践
本文処理 → 設問処理 → 記述 → 直し

改善方法(実践ステップ)

ステップ 目的 具体的にやること よくある失敗
本文処理 骨組みを押さえ、戻れる読みを作る 段落要点、対比・言い換え・因果、主張と例の区別 読んだつもり/要点が言えない
設問処理 条件を決め、探す視点を作る 設問分解、条件語の線引き、本文範囲の当て 条件落ち/部分一致で決め打ち
記述 材料を整理し、条件に合わせて文章化 材料の箇条書き、並び替え、短文にまとめる いきなり書く/本文ズレ
直し 再現性を作り、次に活かす 原因分類、根拠確認、やり方メモ、類題で確認 赤字を写す/同じミス再発

ステップ1:本文処理の改善

  • 段落ごとに要点を一言で言う
  • 接続語の前後をセットで読む
  • 主張と例を線で分ける
説明文・物語文を問わず、本文の骨組みが取れると設問処理が速くなり、宿題の効率が上がります。

ステップ2:設問処理の改善

  • 何を書くか、条件、本文範囲に分解
  • 条件語に線を引き、要素数を決める
  • 根拠候補を複数拾ってから絞る
宿題で一番差がつくのはここです。設問分解ができると二択ミスが減り、過去問でも安定します。

ステップ3:記述改善と直し

  • 材料を箇条書きにしてから書く
  • 条件に合う順に並べ替える
  • 直しは原因を分類し、やり方を残す
記述は文章力より工程です。材料整理と条件反映ができると、答案は見違えるほど安定します。


  • 条件:設問の条件語を線引きし、落とした条件を言える
  • 根拠:本文の根拠箇所を段落で示せる
  • ズレ語:選択肢のどの語が本文とズレるか特定できる
  • 次にやること:同タイプの設問で同じ流れを再現できる

家庭
やりすぎず、回しやすい形へ

宿題の直しを「写し」から「改善」に変えるテンプレ(そのまま使える)

直しは長文にしなくてOKです。1問につき30〜60秒で「原因→やり方」を1行で残します。
ノートの同じ場所に毎回この形で残すと、再現性が作れます。

項目 書く内容(例)
①設問の条件 「理由を2つ」「傍線部の気持ち」「本文の言葉を使う」など、落とした条件を一言
②根拠(本文) 段落番号/行番号、または「〜の直後の言い換え」など、本文の位置を決める
③ズレの種類 下の4つから1つだけ選ぶ:
A 条件落ち/B 根拠ズレ/C まとめ方(記述)/D 選択肢のズレ語見落とし
④次回の動き 「条件語に線→要素数を決める→根拠候補を2つ拾う」など、次に同型でやる動きだけを書く
ポイント
「正解を書き直す」より、次に再現できるやり方を残すことが目的です。
特に二択ミスは「ズレ語」を言語化すると再発が止まりやすくなります。

症状別:宿題が伸びに変わる「手早い1つ」
  • 二択で外れる:正解根拠を探す前に、誤答選択肢のズレ語を1語だけ特定する(本文のどの語と矛盾?)
  • 記述が本文とズレる:いきなり書かず、本文から拾った材料を箇条書き3点にしてから並べ替える
  • 直しをしても再発:直しノートに「ズレの種類(A〜D)」を必ず1つ付け、次回の動きを1行だけ残す

5分ミニ演習:宿題の復習を「形」にするトレーニング

今日の宿題(または過去問)から間違い1問だけ選んで、次を埋めてください。

  1. 設問の条件を3要素に分解(何を書く/条件/本文範囲)
  2. 本文の根拠を2か所候補として拾う(A案・B案)
  3. 誤答の原因をA〜Dで分類(条件落ち/根拠ズレ/まとめ方/ズレ語)
  4. 次回の動きを1行で書く(例:条件語→要素数→根拠2つ→絞る)
うまくいかないときのコツ(クリックで表示)
  • 条件が分解できない→設問の「〜について」「なぜ」「どのように」を丸で囲む
  • 根拠が見つからない→設問のキーワードを本文で言い換えて探す(同じ語は出ないことが多い)
  • 記述が長くなる→材料3点を「短文」で並べてから接続語でつなぐ

よくある質問(宿題はやっているのに伸びない国語)


量が不足しているケースもありますが、このページのテーマは「量は足りているのに伸びない」状態です。
この場合は、量よりも復習工程(条件→根拠→まとめる→直し)を毎回同じ流れにした方が伸びが速いです。


まず誤答側の「ズレ語」を1語特定してください。本文のどの語(どの意味)と矛盾するかを言えると、再発が止まりやすくなります。
「正解根拠を探す」より先に「誤答の否定理由」を作るのがコツです。


添削の赤字を写すだけだと再現性が残りません。材料3点の箇条書き→並べ替え→短文化の工程を毎回同じにすると、本文ズレが減ります。


家庭は「正解を教える」より「本文のどこが根拠?」と場所を特定する声かけが効果的です。
解き方の修正は個別指導、家庭は習慣化と管理、という分担が安定します。

家庭でできるフォローと役割分担

伸びない状態では、家庭が頑張りすぎるほど「正解依存」が強くなりやすい点に注意が必要です。
家庭は習慣化と管理、指導は処理の修正という役割分担が、国語の伸びを安定させます。

家庭が担うと効果的 指導で担うと効果的
  • 語彙・漢字を短時間で毎日回す
  • 音読の頻度管理と声かけ
  • 過去問のスケジュールと直し回数管理
  • 学習量の取捨選択と継続の支援
  • 本文処理と設問処理の進め方を身につける
  • 根拠の取り方・選択肢の吟味方法
  • 記述答案の材料整理と書き換え
  • 誤答の原因分類と改善の組み立て
家庭での声かけのコツ
「答えはこれ」ではなく、「本文のどこが根拠?」と場所を一緒に探す声かけに変えると、読解力が育ちます。
直しは長時間にせず、短い回転で改善点を一つずつ潰してください。

相性
宿題の質を上げたい子に向く

どんな子に相性が良いか

個別指導の効果が出やすい子
  • 宿題は終えるが、テストで再現できない
  • 二択で外れ続け、根拠が曖昧
  • 記述が本文とズレ、添削を活かせない
  • 同じミスが繰り返される
家庭が支えやすい条件
  • 語彙・漢字はルーティン化できる
  • 音読は短時間でも続けられる
  • 宿題の管理を保護者が担える
  • 過去問の回す順番を決められる

説明文で主張と理由が追えず、宿題はやっているのに点が伸びない場合は、
文章構造の取り方を整理するのが効果的です。家庭での声かけの組み立てにも役立つため、
説明文 もあわせて確認すると整理しやすくなります。

まとめ

宿題をこなしているのに国語が伸びない原因は、量ではなく復習工程と答案の読み返し方にあります。
本文処理・設問処理・記述・直しを一つの形にし、間違いの原因を分類して再現性を作ると、読解力と過去問の精度が安定します。

次にやること
宿題のやり方を改善し、国語専門塾のオンライン個別指導で読解力と記述の伸びを取り戻したい方は、下記をご覧ください。

宿題中心の家庭学習を成果につなげる回し方(読解量・漢字の増やし方)の全体像はこちら:全体像はこちら