予習シリーズ小5上巻 第3回の要点解説

小5 上巻
第3回
説明文
予習シリーズ小5上巻第3回|説明文の要点解説
予習シリーズ小5上巻第3回の説明文では、「見る」とはどういうことかを、映画・ニワトリ・ヒナの具体例を通して考えます。本文全体の中心は、人はありのままの世界をそのまま見ているのではなく、脳が意味づけして見ているという点です。
このページは、教材本文や答えそのものの転載ではなく、家庭学習で復習しやすいように、中心テーマ・具体例の役割・設問の見方を整理した要点解説です。
具体例は分かるのに文章全体の話題がつかみにくい、傍線部の言い換えや理由問題で判断しにくい小5生の復習に役立つ内容を、保護者向けにまとめています。
このページで確認できること
- 第3回の中心テーマである「見る=意味づけ」の考え方
- 映画・ニワトリ・ヒナの具体例を、文章全体の話題へ戻す方法
- 言い換え問題・理由問題・全体把握問題の復習ポイント
全体の流れをつかみたい場合は、先に動画を見てから本文で確認してください。時間が限られている場合は、目次から「中心テーマ」「具体例の見方」「問題別ポイント」を順に読むと復習しやすくなります。
解説動画(ライブ配信)
※自動文字起こしのため、表現に揺れがある場合があります。
動画を見る前に押さえること
第3回は、具体例を一つずつ覚えるよりも、「見るとは、目に映るだけでなく意味づけすること」という中心へ戻して読むことが大切です。
動画の後に本文で確認したいこと:動画で流れをつかんだら、「具体例が何を説明しているか」「傍線部の言い換えをどこから作るか」「理由問題でどの前後を見るか」を本文で確認すると、復習がしやすくなります。
目次
1. 第3回の中心テーマ
この文章で一貫している話題
人はありのままの世界をそのまま見ているのではなく、約束事やパターンによって意味づけしながら見ている、という内容です。
映画・ニワトリ・ヒナの話は、一見すると別々の具体例に見えます。しかし、すべて「見るためには、ただ目に映るだけでなく、意味を読み取るための約束事が必要である」という説明につながっています。
説明文では、具体例が多く出てくると、何の話をしているのか分かりにくくなることがあります。その場合は、具体例を一つずつ覚えるより、どの具体例も同じ話題を説明していると考えることが大切です。
第3回では、「見る」という身近な言葉が、単に目に映ることではなく、脳が情報を区別し、意味あるものとして受け取ることとして説明されています。したがって、設問を解くときも、目・脳・意味づけ・約束事の関係を意識すると本文のつながりを追いやすくなります。
予習シリーズ国語を回ごとに復習するときの全体像を確認したい場合は、予習シリーズ国語の進め方もあわせて確認しておくと学習しやすくなります。
2. 具体例が多くて話題を見失うときの見方
第3回の説明文では、映画・ニワトリ・ヒナという複数の例が出てきます。復習では、それぞれを別々に暗記するのではなく、どの例も「見るとは何か」を説明しているとつなげて考えます。
具体例を読むときは、「何が起きたか」だけで終わらせないことが大切です。その例を通して、筆者が何を説明したいのかを一文で言えるようにすると、理由問題や言い換え問題でも本文に戻りやすくなります。
| 具体例 | 本文で確認したいこと | 文章全体とのつながり |
|---|---|---|
| 映画 | 映像を見るためには、映像の約束事を理解している必要がある。 | 目に映るだけではなく、意味づけが必要だという説明につながる。 |
| ニワトリ | ニワトリには理解できる内容でも、人間には分かりにくいものがある。 | 見る側によって、受け取れる意味が変わることを示している。 |
| ヒナ | ヒナは赤い点など、必要な目印に反応する。 | すべてを細かく見るのではなく、生きるために必要な情報を選んでいる。 |
復習のポイント:具体例を読んだら、「この例は何を説明するために出てきたのか」を一文で言えるようにします。答え合わせのときも、正解したかどうかだけでなく、具体例を中心テーマへ戻せているかを確認します。
3. 「〜とはどういうことか」と理由問題の考え方
「〜とはどういうことか」と聞かれたときは、本文中から同じ内容を別の言い方で説明している部分を探します。言葉だけを追うのではなく、「つまり何を言っているのか」を短く言い換えることが大切です。
「なぜ」と聞かれたときは、傍線部の前後にある原因・説明・言い換えを確認します。今回のように具体例が多い文章では、その具体例が文章全体の話題とどうつながるのかまで戻ると、答えの根拠を探しやすくなります。
言い換え問題で見るところ
傍線部の近くにある説明だけでなく、少し前の具体例や、少し後のまとめ表現も答え作りの材料になります。傍線部を見たら、その前後で同じ話題がどのように言い換えられているかを確認します。
この回での言い換え例
- 見る = 目に映るだけではなく、脳が意味づけすること
- 約束事 = それをそう見なすために必要な共通の決まり
- 意味をなしていない = 見えていても、区別や理解につながっていない状態
理由問題で見たいこと
第3回では、ニワトリに分かる内容と人間に分かる内容の違い、ヒナが必要な情報に反応する理由が重要になります。どちらも「見る側によって、意味の受け取り方が変わる」という中心テーマに戻して考えます。
4. どこでつまずいたかを確認する
問題別に答えを見直す前に、どのタイプの問題でつまずいたのかを整理すると、家庭学習で直すべき点が見えやすくなります。第3回では、次の3点を確認します。
| つまずき | 見直すこと | 第3回で確認したいこと |
|---|---|---|
| 言い換えで判断しにくい | 傍線部と同じ内容を、本文中の別表現から探す。 | 「見る」「約束事」「意味をなしていない」を短く説明できるか。 |
| 理由問題で判断しにくい | 傍線部の前後にある原因・説明を確認する。 | ニワトリやヒナの例が、何を説明するために出てきたのか。 |
| 全体把握で判断しにくい | 具体例を一つの中心テーマへ戻す。 | 映画・ニワトリ・ヒナが、すべて「見る=意味づけ」につながること。 |
5. 問題別ポイント
ここでは、各設問で確認したい内容を問題ごとに整理します。答えの文を暗記するのではなく、本文のどの説明をもとに答えるのかを意識して復習します。
見直しの順番:まず本文全体の中心を確認し、その後で各設問の根拠を探します。正解・不正解だけで終わらせず、「どの部分を見れば答えに近づけたか」を確認することが大切です。
問一:A・Bの説明
- A:映画を通して伝えたいこと。ここでは衛生の大切さを押さえます。
- B:ニワトリの説明。映画に出ているはずがない存在として確認します。
- 本文の内容をそのまま長く写すのではなく、何を指しているのかを短くまとめます。
問二:傍線②の理由
- 注目箇所:27〜29行
- 中心内容:その内容は、ニワトリだけが理解できるものだった。
- 理由問題では、傍線部だけでなく、その前後で何が説明されているかを確認します。
問三:波線Aの内容
- 波線A:見るために必要なもの
- 言い換え:約束事
- 「見る」とは、ただ目に映ることではなく、それを意味あるものとして受け取ることだと考えます。
問四(1):先天的とは
- 意味:生まれつき持っているもの
- 確認内容:ヒナが赤い点に注目すること
- 言葉の意味を知っているだけでなく、本文中のどの例に対応しているかまで押さえます。
問四(2):傍線③とは何か
- 注目箇所:33〜36行
- 内容:親鳥を、えさをくれる存在として捉えること
- 何を見ているのかではなく、何として認識しているのかを考えます。
問四(3):全体で捉えない理由
- 注目箇所:38行目
- 理由:情報処理に時間がかかり、生存が危ぶまれるため
- 生きるためには、すべてを細かく見るより、必要な目印にすばやく反応することが大切だと読み取ります。
問五:傍線④の言い換え
- 直後の説明:「見えてはいるが意味をなしていない」
- 中心内容:すべてがごっちゃに見えている状態
- 目に映っていても、区別できなければ「見えている」とは言いにくい、という話です。
問六:本文全体の話題
- 映画を見るには約束事が必要
- 物を見るには脳の意味づけが必要
- 具体例が変わっても、本文全体は「見るとは何か」という話題にまとまります。
6. 家庭学習での復習方法
説明文の復習では、答えを覚えるよりも、本文の中で何を見れば答えに近づけるのかを確認することが大切です。特に今回のように具体例が多い文章では、「具体例ごとの内容」と「文章全体の話題」を分けて考えると読みやすくなります。
家庭で復習するときは、まず本文全体の話題を短く言い、その後に各具体例を戻していきます。いきなり設問の答え直しから始めるより、文章全体が何を説明していたのかを確認してから問題を見ると、答えの根拠を探しやすくなります。
説明文の復習の流れ
- 本文全体の話題を一文で言う
- 「〜とは?」と聞かれた部分の言い換えを探す
- 映画・ニワトリ・ヒナの具体例が、それぞれ何を説明しているか確認する
- 最後に、すべての具体例を本文全体の話題に戻す
家庭での声かけ例
- この文章は、全部まとめると何の話?
- この具体例は、何を説明するために出てきたの?
- 「見える」と「意味が分かる」は同じかな?
- 傍線部を別の言葉で言うとどうなる?
保護者が答案を見るときの目安
正解していても、本文のどこを使ったのか説明できない場合は、次の文章で同じ読み方を使いにくくなります。反対に、不正解でも「この具体例は中心テーマにつながる」と言えるようになれば、復習の方向は合っています。
復習で大切にしたいこと
説明文は、本文全体の話題をつかんでから具体例を見直すと、設問の意味が追いやすくなります。第3回では、まず「見る=意味づけ」という中心を言えるようにしてから、各設問を確認します。
7. よくあるつまずき
Q. 具体例が多くて、結局「何の話」か分からなくなります
開く
具体例は、本文の中心を説明するための材料です。映画、ニワトリ、ヒナを別々に覚えるより、どれも「見るためには意味づけが必要」という話につながると考えると読みやすくなります。
Q. 「〜とはどういうことか」で、長く書きすぎてしまいます
開く
まずは傍線部と同じ内容を短く言い換えます。本文の説明をすべて入れようとするのではなく、傍線部が何を表しているかを中心にまとめると、答えが作りやすくなります。
Q. 「見えているのに意味をなしていない」が分かりにくいです
開く
ここでの「見える」は、目に映ることだけではありません。脳が意味づけして初めて、「何が見えているのか」が分かるという考え方です。見えていても区別できなければ、意味を持った情報として受け取れていないということです。
Q. 理科や社会の説明文と読み方は同じですか
開く
共通する部分はあります。どちらも、用語や具体例だけを覚えるのではなく、「その例で何を説明しているのか」を見ることが大切です。国語の説明文では、そこからさらに本文全体の主張や言い換えを確認します。
Q. 家庭でどこまで説明できればよいですか
開く
まずは「この文章は、見るとは何かを説明している」と言えれば十分です。次に、映画・ニワトリ・ヒナの例がそれぞれ何を説明しているかを短く言えるようにします。
Q. 答え合わせ後に、何を直せばよいですか
開く
正解か不正解かだけで終わらせず、本文のどの説明を使えば答えに近づけたのかを確認します。特に、傍線部の言い換え、理由の説明、具体例と中心テーマの関係を見直すと復習しやすくなります。
8. 次に読むページ・相談する目安
第3回の復習で大切なのは、この回だけの答えを覚えることではなく、次の説明文でも使える読み方にすることです。家庭学習でどこまで確認するか判断しにくい場合は、次のように分けて見直します。
予習シリーズ全体の復習方法を確認したい場合
第3回だけでなく、予習シリーズ国語をどのような流れで復習するかを確認したい場合は、家庭学習の進め方を先に整理しておくと学習しやすくなります。
説明文の読み方が毎回不安定な場合
具体例と中心テーマを結びつけにくい、傍線部の言い換えが毎回長くなる、理由問題の根拠を探せない、という状態が続く場合は、本文の読み方そのものを確認する必要があります。
まず家庭で取り組む場合は、家庭学習での復習方法に戻って、本文全体の話題、具体例の役割、傍線部の言い換えを順に確認してください。
読解ラボ東京|説明文を構造で読む個別指導
説明文は、語句の知識だけでなく、話題・定義・具体例の関係をつかむことで読みやすくなります。読解ラボ東京では、本文の根拠をもとに、答案にどうまとめるかまで1対1で確認します。
家庭学習で答え合わせはできても、「なぜその答えになるのか」「どこを根拠にすればよいのか」を説明しにくい場合は、読み方の流れを一度整理しておくと復習しやすくなります。
本記事はライブ解説内容を学習用にまとめたものです(教材本文の転載はしていません)。



