予習シリーズ小5上巻 第5回の要点解説

予習シリーズ
小5 上巻
第5回・発展問題
前半:物語文
後半:説明文

【解説まとめ】第5回は「心情の型」×「空欄の前後」で再現する

受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説(第5回・発展問題)の要点を、ご家庭で再現できる形に整理しました。
前半(物語文)は 背景(理由)×出来事(傍線)→心情、後半(説明文)は 空欄の前後/段落の役割 で根拠を固定します。

解説動画(ライブ配信)

※自動文字起こしのため、固有名詞などに揺れがある場合があります。

前半:第一問(物語文)
後半:第二問(説明文)

目次

1. 物語文:心情読解の「型」=背景 × 出来事 → 心情

まずはこの3点セット

  • 背景:なぜそうなる?(理由・事情)
  • 出来事:傍線に出やすい行動・発言・様子
  • 心情:背景+出来事なら、どんな気持ち?

ミニ例(超テンプレ)

背景
志望校に合格した
出来事
泣いた(傍線になりやすい)
心情
嬉しい(嬉し泣き)
ポイント:
「心情」を当てにいく前に、まず 傍線(出来事)の理由=背景 を集める。背景が固まると、心情がブレにくくなります。

2. 前半(物語文)問題別ポイント(2列カード)

第一問

問一:時間の終わり=冒険の終わり

選択

  • 注目:暗くなってきた(7・10・12行目)
  • 判断:行動の時間が終わる方向
  • 結論

問二:はぐらかし=気まずさの回避

選択

  • 背景:探索に前向きでなくなっている(28〜31行)
  • 出来事:「また来る気ある?」→あいまいに返す(傍線①)
  • 心情:行きたくないが言いにくい →

問三:孤高の姿で「続ける」と決める

心情

  • 背景:1号鉄塔への思慕
  • 出来事:24号鉄塔の孤高・峻烈さを見る
  • 結論:一人でも調査を続ける決意が固まる

問四:高圧的=ごまかしたい

選択

  • 背景:泊まるのは非常識だと分かっている(傍線②直前)
  • 出来事:気恥ずかしさから「当然」と言う(傍線③)
  • 心情:ごまかしたい →

問五:現実的=冷静な指摘で説得

用語/抜き

  • (1) 現実的=冷静に指摘している →
  • (2) みっちゃんを説得しようとしているのは? →

問六:期待が外れると、意地になる

心情

  • 背景:理解者(副隊長)だと期待していた
  • 出来事:共感してくれない → 理解が薄いと感じる
  • 結論:意地(傍線⑤)=傷つき・腹立ち

問七:「目印」は自分にも当てはまる

選択

  • 注目:傍線⑥「鉄塔を目印にすればよい」
  • 読み:一般論→自分の状況へ接続
  • 結論
まとめ:前半は「背景(理由)を集める → 傍線(出来事)を置く → 心情に着地」の順で、毎回同じ型で再現します。

3. 説明文:空欄は「前後関係」+段落の役割で固定する

空欄(接続語)の3パターン

  • イコール:前後が同じ内容(言い換え)
  • 反対:前後が逆方向(反転)
  • 同話題:一般論と違う定義など、話題の継続で合わせる

段落は「役割」でメモする

  • 違い:タケとササの区別(例:4段落)
  • 理由:なぜそれがポイントになったか(例:9段落)
  • 原理:本来の判断基準(例:10〜11段落)
ポイント:説明文は「なんとなく分かった」で止めない。空欄の前後/段落の役割を短くメモして、根拠で押し切ります。

4. 後半(説明文)問題別ポイント(2列カード)

第二問

問一:空欄1〜3は「前後関係」で決める

空欄

  • 空欄1:前後がイコール →
  • 空欄2:一般的定義と違う話題が継続 →
  • 空欄3:前後が反対 →

問二:段落の役割を特定する

段落

  • 4段落:タケとササの違い
  • 9段落:皮が残る理由/区別点になった背景
  • 11段落:花は咲くか(本来の判断基準へ)

問三:根拠行×段落で照合する

選択

  • 一般的には大小で区別(11〜12、15〜16行)
  • 8段落(11〜12、32〜35行)
  • 皮が残るか(12〜14、36〜37行)
  • 花/包えい(10段落)

問四:一般論と正確論のズレに注意

選択

  • 根拠:24行目(触覚の形)+傍線②直後
  • 読み:一般的な見分け方≠正確な見分け方
  • 結論

問五:「よくしたもので」=都合がいい

語句

  • 整理:ササは包えいあり/タケは包えいなし
  • しかし:花が咲かないと見極められない
  • だから:皮の残り方で区別できて都合がいい →

問六:「これ」=一見不思議な現象

指示語

  • これ:タケの花の後、竹林が一斉に枯れること
  • A:一度花を咲かせ種子を残すと枯れる植物(14〜15段落)
  • B:地下茎でつながった一つの個体(14〜15段落)

問八:空欄は「前後」で具体化する

空欄

  • 空欄:花の後に起こる恐ろしいこと
  • 根拠:ネズミの大発生(78〜79行)
  • 結果:種子・農作物・穀物を食い尽くし、基金の原因へ

問九:参照段落で○×を処理する

正誤

  • :問三より○/:問六より○
  • :7段落(因果関係に注目)
  • 注意:筆者の体験かどうか(カの前半×)
まとめ:後半は「空欄の前後」「段落の役割」「指示語の指す内容」を固定して、根拠で迷いを潰します。

5. 家庭学習での回し方(再現手順)

物語文:心情の5ステップ

  1. 傍線(出来事)に丸
  2. 「なぜ?」で理由を集める
  3. 理由を短く言い換えて背景にする
  4. 傍線周辺の行動・発言を出来事として確認
  5. 背景×出来事 → 心情を一言で置く

説明文:空欄・指示語の3ステップ

  1. 空欄・指示語の前後1〜2文に線
  2. 前後が同じ/反対/同話題のどれか判定
  3. 段落の役割(違い/理由/原理)を一言メモして照合

6. よくあるつまずき(FAQ)

Q. 物語文の心情が「好き/嫌い」みたいに雑になります

心情語を先に置くとブレます。先に 傍線の理由(背景) を拾ってください。
背景が集まると、心情は「なぜその行動/発言になるか」から自然に絞れます。

Q. 物語文の「気まずい/意地」などのニュアンスが取れません

まず 直前の期待 を置き、次に 期待が外れた出来事 を置きます。
「期待→外れた→傷つき/腹立ち」までつながると、意地・ごまかしの方向 tells が安定します。

Q. 説明文の空欄が「なんとなく」で選べてしまい、復習が雑になります

空欄は必ず 前後関係(同じ/反対/同話題) のどれかに落ちます。
復習は「前後1〜2文の根拠」を1行メモするだけで再現性が上がります。

Q. 指示語(これ/それ)が何を指すかで迷います

指示語は 直前の名詞句 だけを追うと外れます。
まず「指示語の前後」で 言い換え が起きていないか確認し、
その上で 段落の役割(違い/理由/原理) と一致する内容に固定してください。

 

 

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本記事は、ライブ解説の要点を学習用に整理したものです(教材本文の転載はしていません)。
行数の参照は配信内の説明に基づきます。

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