予習シリーズ小5上巻 第6回の要点解説
小5 上巻
第6回・発展問題
物語文
予習シリーズ小5上巻第6回|物語文の要点解説
予習シリーズ小5上巻第6回・発展問題の物語文について、受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説の要点を、ご家庭で復習しやすい形にまとめました。
この回では、傍線部の行動や発言だけを見るのではなく、その前にある背景、直前の出来事、そこから読める心情や考えをつなげて読むことが中心になります。
「選択肢がどれも近く見える」「記述の文末が合わない」「問七のように複数の内容をまとめる問題で長くなる」という場合に、どこを見直すかを確認できます。
このページで確認できること
- 第6回・発展問題の物語文で中心になる読み方
- 傍線部の理由を、本文の背景と出来事から読む考え方
- 問一〜問七の問題別ポイント
- 記述で文末を設問に合わせる考え方
- 家庭で復習するときの見直し方
解説動画(ライブ配信)
※自動文字起こしのため、固有名詞などに揺れがある場合があります。

目次

1. 今回の核:傍線の理由から心情を読む
第6回の物語文では、登場人物がなぜそのように言ったのか、なぜそのように動いたのかを本文から読むことが大切です。傍線部だけを見て答えるのではなく、その前後にある背景を拾うことで、人物の心情や考えが見えやすくなります。
特に、ユウが須野木をどう見ていたのか、須野木の行動によってその見方がどう変わったのかを追うと、選択問題と記述問題の両方で根拠を取りやすくなります。
読み取るのは登場人物の頭の中
- 背景:その場面の前提、人物関係、以前の出来事
- 出来事:傍線部の行動、発言、様子
- 心情・考え:背景と出来事から自然に読める内容
傍線部の理由を本文から拾う
なぜその発言や行動をしたのかを見る
その理由を支える背景を本文から探す
背景が見えると、選択肢の中心が見えやすくなる
物語文の理由問題では、最後に心情へつながることが多くあります。先に傍線部の理由を集め、背景と出来事を合わせて読むと、答えの根拠が見えやすくなります。
2. 設問に合わせた文末
設問に「どのようなところを」「どのようなことを」など、答えの最後に置く語が示されている場合があります。内容が合っていても、文末が合わないと答案として弱くなりやすいので、設問の語尾を先に見ておきます。
基本の見方
- 設問が「どのようなところ」→ 文末はところ
- 設問が「どのようなこと」→ 文末はこと
- 理由を問う設問では、文末を設問に合わせて調整する
今回の具体例(問二)
- 問二は「根性なしだと思うところ」
- 直前の行動:やり返さない/それどころか逃げる
- 文末は「〜というところ。」で締める
3. 問題別ポイント
ここでは、各設問で見るべき本文の材料を整理します。選択問題では「どの心情を選ぶか」より前に、人物がそう考える理由を本文から拾うことが大切です。記述問題では、材料を入れすぎず、設問に合う形でまとめます。
問一:ユウの価値観を読む
選択
- 出来事:負けたら悔しい/やられたらやり返したい
- 読み:須野木も同じだと思い込む
- 答え:イ
ユウ自身の考え方をもとに、相手も同じように考えるはずだと思っている点を見ます。
問二:文末「ところ」+直前注目
記述
- 直前:嫌がらせを受けてもやり返さない
- さらに:逃げると言う
- 文末:「〜というところ」
「根性なし」と思う根拠は、直前の行動にあります。答えの最後は、設問に合わせて「ところ」で終えます。
問三:「なんやねん」=理解できない
選択
- 背景:護身術を教えようとしても身につけない
- 出来事:鳥(ノスリ)に真剣で夢中
- 答え:理解できない → ウ
ユウから見ると、須野木の関心の向きが理解しにくい場面です。
問四:「キョトン」=気にしていない
選択
- 背景:須野木はいじめられている
- 出来事:「明日も学校来るよな?」→キョトン
- 答え:気にしていない → エ
周囲が気にするほど、本人は同じ受け止め方をしていない点に注目します。
問五:強く制した理由
選択
- 背景:雛を助けようとしてうまくいかなかった経験
- 出来事:ユウが雛に近づく → 強く制する
- 答え:同じ悲劇を避けたい → ア
単に怒ったのではなく、過去の経験が強い反応につながっています。
問六:「意外」=思っていた姿と違う
選択
- 背景:根性なしで弱いと思っていた
- 出来事:腕をつかまれ「結構力あるやん」
- 答え:見方が変わる → イ
ユウの中にあった須野木の印象と、実際の姿との差を読みます。
問七:謝る内容を三つに分ける
記述
- ① 須野木を根性なし、情けないと見ていた
- ② 誘われるがまま、いじめに加担した
- ③ 鳥の知識がないのに助けようとして浅はかだった
答案を短くする見方
- 同じ内容の言い換えを重ねない
- 設問条件に合わせて文末をそろえる
問七:二文・文の数え方+冒頭指定
抜き出し
- 一文:句点(。)から次の句点まで
- 二文:それが2セット
- 冒頭指定:「初めの5文字」→「須野木と俺」
抜き出しは、内容だけでなく、文の数と冒頭指定を合わせて確認します。
4. 家庭学習での復習方法
家庭で復習するときは、本文を最初から最後まで何度も読み返すより、設問ごとに「何を聞かれているか」「本文のどこを使うか」を確認する方が進めやすくなります。
第6回向けの復習の流れ
- 設問の指定語尾(ところ/こと 等)に下線を引く
- 傍線部の行動、発言、様子に印をつける
- 「なぜそうしたのか」を本文から拾う
- その理由を支える背景を探す
- 背景と出来事から心情や考えを一言で言う
- 最後に指定語尾に合わせて文を締める
記述で複数要素が出るとき
- 「三つ」など個数指定がある場合は、先に答える欄を三つに分ける
- 各要素は種類を分ける(見方の誤り/加担/浅はか など)
- それぞれ一文で言い切る
- 最後に、設問の語尾と合っているかを確認する
この回の復習を他の回にも広げたいときは、予習シリーズ国語をどう回して定着させるかの全体像はこちらも確認しておくと、家庭学習での流れをそろえやすくなります。
5. よくあるつまずき(FAQ)
Q. 文末の「ところ」「こと」を落としてしまいます
まず設問の「どのようなところ」「どのようなこと」に線を引き、答えの最後に置く語を先に決めてください。本文内容が合っていても、語尾が合わないと答案として弱くなりやすくなります。
Q. 選択肢がどれも近く見えます
先に気持ちを当てにいくのではなく、傍線部の理由を本文から拾います。その理由を支える背景まで戻ると、選択肢の中心が見えやすくなります。
Q. 同じ読み方と言われても、どこが同じか分かりません
共通しているのは「背景と出来事から心情や考えを読む」点です。毎回、傍線部の理由を本文から拾い、背景を見つける練習を続けると、登場人物の頭の中を読み取りやすくなります。
Q. 問七のように答える内容が複数あると長くなります
まず、答える内容を種類ごとに分けます。この回では、須野木への見方、いじめへの加担、鳥への浅い判断の三つです。それぞれを一文で短くまとめると、答案が長くなりすぎにくくなります。
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物語文の読み取りは、感覚だけに頼るものではありません。お子さまの答案を見ながら、傍線部の理由の集め方、背景の置き方、選択肢の見方を1対1で確認します。
本記事は、ライブ解説の要点を学習用に整理したものです(教材本文の転載はしていません)。行数の参照は配信内の説明に基づきます。


