予習シリーズ小5上巻 第5回の要点解説

予習シリーズ小5上巻第5回の物語文と説明文を復習するイメージ

予習シリーズ
小5 上巻
第5回・発展問題
前半:物語文
後半:説明文

予習シリーズ小5上巻 第5回|物語文と説明文の要点解説

このページでは、予習シリーズ小5上巻 第5回・発展問題について、受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説の要点を、家庭で復習しやすい形にまとめます。

第5回は、前半が物語文、後半が説明文です。前半では、人物の気持ちを感覚で選ばず、背景(理由)×出来事(傍線部の行動・発言)→心情で読むことが大切です。後半では、空欄の前後、段落の役割、指示語が指す内容を本文から確認します。

対象は、「物語文では心情が選べない」「説明文では空欄や正誤問題で根拠があいまいになる」という小5生と保護者の方です。答えだけではなく、どこを見て判断するかまで確認できます。

このページで確認できること

  • 物語文で、心情を本文根拠から考える読み方
  • 説明文で、空欄・指示語・段落の役割を使って答えを選ぶ考え方
  • 第5回の前半・後半それぞれの問題別ポイント
  • 家庭で復習するときに、どこを見返すか

前半と後半で見る場所が違う

第5回は、前半の物語文と後半の説明文で、見るべき場所が変わります。物語文では、傍線部の前後にある背景と人物関係を見ます。説明文では、空欄の前後関係や段落の役割を見ます。

文章 中心になる読み方 復習で残したいこと
前半:物語文 背景、出来事、心情のつながりを見る 何を期待し、何が期待と違ったのかを本文から説明する
後半:説明文 空欄前後、指示語、段落の役割を見る どの段落・どの文を根拠にしたかを残す

解説動画(ライブ配信)

※自動文字起こしのため、固有名詞などに揺れがある場合があります。

前半:第一問(物語文)

動画を見るときは、「人物が何を期待していたか」と「相手の反応がどう違ったか」を意識してください。

後半:第二問(説明文)

動画を見るときは、空欄の前後、指示語の直前、段落ごとの役割を意識してください。

目次

1. 物語文:心情読解の考え方=背景 × 出来事 → 心情

物語文の心情問題では、「うれしい」「悲しい」「怒っている」などの心情語だけを先に探すと、選択肢の言葉に引っぱられやすくなります。先に確認するのは、人物がなぜその行動や発言をしたのかという背景です。

第5回の前半では、友人とのやり取り、探索を続けたい気持ち、相手に理解してほしい気持ちなどが重なります。傍線部だけを見て判断するのではなく、直前の会話や人物関係を合わせて読むことが大切です。

見る順番

  • 背景:なぜそうなるのか。理由や事情を拾う。
  • 出来事:傍線部の行動・発言・様子を確認する。
  • 心情:背景と出来事を合わせて気持ちを決める。

ミニ例

背景志望校に合格した
出来事泣いた
心情嬉しい

同じ「泣いた」でも、背景が違えば心情は変わります。

ポイント:心情語を先に選ぶのではなく、傍線部の理由を集めてから気持ちを決めます。背景がそろうと、選択肢の判断が安定します。

2. 前半(物語文)問題別ポイント

第一問

前半の物語文では、傍線部の行動や発言に対して、人物の本音や期待の外れ方を読む問題が続きます。選択肢を見る前に、傍線部の前後から「何を望んでいたのか」「何が期待と違ったのか」を短く確認しておくと、答えを選びやすくなります。

問一:時間の終わり=冒険の終わり

選択

  • 注目:暗くなってきた(7・10・12行目)
  • 判断:行動できる時間が終わる方向
  • 答え

問二:はぐらかし=気まずさの回避

選択

  • 背景:探索に前向きでなくなっている(28〜31行)
  • 出来事:「また来る気ある?」にあいまいに返す
  • 心情:行きたくないが言いにくい →

問三:孤高の姿で続けると決める

心情

  • 背景:1号鉄塔への思慕
  • 出来事:24号鉄塔の孤高・峻烈さを見る
  • 心情:一人でも調査を続ける決意

問四:強い言い方=ごまかしたい

選択

  • 背景:泊まるのは非常識だと分かっている
  • 出来事:気恥ずかしさから「当然」と言う
  • 心情:本音を隠したい →

問五:現実的=冷静な指摘で説得

用語/抜き

  • (1) 現実的=冷静に指摘している →
  • (2) みっちゃんを説得しようとしているのは? →

問六:期待が外れると、意地になる

心情

  • 背景:副隊長は理解者だと期待していた
  • 出来事:共感してくれない
  • 心情:傷つき・腹立ちから意地になる

問七:「目印」は自分にも当てはまる

選択

  • 注目:傍線⑥「鉄塔を目印にすればよい」
  • 読み:一般論から自分の状況へつなげる
  • 答え
まとめ:前半は、理由を集める、傍線部の出来事を確認する、心情に着地する、という順で復習します。特に「期待していたこと」と「実際に起きたこと」の差を見ると、人物の気持ちが読みやすくなります。

3. 説明文:空欄は前後関係と段落の役割で押さえる

後半の説明文では、タケとササの違い、皮の残り方、花の咲き方、地下茎、ネズミの大発生などが扱われます。知識だけで答えるのではなく、本文のどこで何を説明しているかを見て、空欄や選択肢を判断します。

説明文では、難しい言葉を覚えるだけでは足りません。空欄の前後で同じ話が続いているのか、反対の話になっているのか、段落が何を説明しているのかを短く言えるようにします。

空欄の見方

  • 同じ内容:前後が言い換えになっている
  • 反対内容:前後が逆方向になっている
  • 同じ話題:一般論と違う定義など、話題が続いている

段落は役割でメモする

  • 違い:タケとササの区別(例:4段落)
  • 理由:なぜそれがポイントになったか(例:9段落)
  • 原理:本来の判断基準(例:10〜11段落)
ポイント:説明文は、空欄の前後と段落の役割を短くメモします。根拠が見えると、選択肢を比べやすくなります。

4. 後半(説明文)問題別ポイント

第二問

後半は、タケとササに関する知識を増やすだけでなく、本文の説明の流れを押さえることが大切です。空欄は前後、指示語は直前と段落の内容、正誤問題は参照する段落を確認します。

問一:空欄1〜3は前後関係で決める

空欄

  • 空欄1:前後が同じ内容 →
  • 空欄2:一般的定義と違う話題が続く →
  • 空欄3:前後が反対内容 →

問二:段落の役割を特定する

段落

  • 4段落:タケとササの違い
  • 9段落:皮が残る理由、区別点になった背景
  • 11段落:花は咲くかという本来の判断基準へ進む

問三:根拠行と段落で照合する

選択

  • 一般的には大小で区別(11〜12、15〜16行)
  • 8段落(11〜12、32〜35行)
  • 皮が残るか(12〜14、36〜37行)
  • 花/包えい(10段落)

問四:一般論と正確な区別の違いに注意

選択

  • 根拠:24行目(触覚の形)と傍線②直後
  • 読み:一般的な見分け方と正確な見分け方を分ける
  • 答え

問五:「よくしたもので」=都合がいい

語句

  • 整理:ササは包えいあり、タケは包えいなし
  • 注意:花が咲かないと見極められない
  • 答え:皮の残り方で区別できて都合がいい →

問六:「これ」=一見不思議な現象

指示語

  • これ:タケの花の後、竹林が一斉に枯れること
  • A:一度花を咲かせ種子を残すと枯れる植物(14〜15段落)
  • B:地下茎でつながった一つの個体(14〜15段落)

問八:空欄は前後で具体化する

空欄

  • 空欄:花の後に起こる恐ろしいこと
  • 根拠:ネズミの大発生(78〜79行)
  • 結果:種子・農作物・穀物を食い尽くし、飢饉の原因へ

問九:参照段落で○×を処理する

正誤

  • :問三より○/:問六より○
  • :7段落で因果関係に注目
  • 注意:筆者の体験かどうか(カの前半×)
まとめ:後半は、空欄の前後、段落の役割、指示語の指す内容を確認し、本文根拠で選択肢を判断します。正解番号だけでなく、どの段落を使ったかまで残しておくと復習しやすくなります。

5. 家庭学習での復習方法

第5回は、前半と後半で読み方が変わります。家庭で復習するときは、物語文と説明文を同じやり方で見返すのではなく、それぞれ見る場所を分けて確認すると進めやすくなります。

物語文:心情の5項目

  1. 傍線部の行動・発言に印を付ける
  2. 「なぜ?」で理由を探す
  3. 理由を短く言い換えて背景にする
  4. 傍線周辺の行動・発言を出来事として確認する
  5. 背景×出来事から心情を一言で置く

説明文:空欄・指示語の3項目

  1. 空欄・指示語の前後1〜2文に線を引く
  2. 前後が同じ内容、反対内容、同じ話題のどれかを判断する
  3. 段落の役割を一言でメモして本文と照合する

復習メモの例

文章 見たところ 次回も使う読み方
物語文 期待していたことと、実際の相手の反応 期待と反応の差から心情を考える
説明文 空欄の前後、段落の役割 前後関係を先に決めてから選択肢を見る
指示語 直前の文と段落全体 直前だけで足りないときは段落の役割まで見る
家庭での確認ポイント:正解した問題でも、「なぜその答えになるのか」を本文の言葉で説明できるかを見てください。説明できない問題は、もう一度本文に戻って根拠を探すと復習になります。

この回の復習を単発で終わらせず、予習シリーズ国語をどう回して定着させるかの予習シリーズ国語の復習サイクルも見ておくと、次回以降の復習が進めやすくなります。

6. よくあるつまずき(FAQ)

Q. 物語文の心情が「好き/嫌い」のように粗くなります

心情語を先に置かず、傍線部の理由を拾ってください。理由が集まると、行動や発言に合う気持ちを選びやすくなります。特に第5回では、期待していたことと実際に起きたことの差を見ることが大切です。

Q. 物語文の「気まずい」「意地」などのニュアンスが取りにくいです

直前の期待を確認し、その期待が外れた出来事を探します。「相手に分かってほしかったこと」と「相手の反応」の差を見ると、傷つきや腹立ちの方向が見えます。

Q. 説明文の空欄をなんとなく選んでしまいます

空欄は必ず前後関係で確認します。前後が同じ内容か、反対内容か、同じ話題が続いているかを一言でメモしてから選びます。選択肢を見る前に本文側の関係を決めると、根拠が残りやすくなります。

Q. 指示語(これ/それ)が何を指すか分からなくなります

指示語の直前だけでなく、前後の言い換えも確認します。そのうえで、段落の役割と合う内容を選ぶと外しにくくなります。説明文では、直前の一文だけでは足りないこともあります。

Q. 正解した問題も復習した方がよいですか?

正解していても、根拠を説明できない問題は復習対象に入れます。物語文なら背景と出来事、説明文なら空欄前後や段落の役割を一言で言えるか確認してください。

読解ラボ東京|本文根拠から答える力を1対1で確認

物語文は「背景×出来事」、説明文は「空欄の前後/段落の役割」。国語は、本文のどこを根拠にするかを確認することで、答案が安定しやすくなります。お子さまの答案を見ながら、根拠の拾い方・まとめ方を1対1で確認します。

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本記事は、ライブ解説の要点を学習用に整理したものです(教材本文の転載はしていません)。
行数の参照は配信内の説明に基づきます。

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