予習シリーズ小5上巻 第13回の要点解説

予習シリーズ
小5 上巻
第13回・発展問題
論説文

【解説まとめ】異質な存在と「境界の内と外」の精神構造

受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説(小5 上巻 第13回・発展問題)の要点を整理しました。

今回の核は、農耕社会から始まった「所有の精神(境界の意識)」と、他者を通じて自分を定義する「連帯の感覚」の理解です。

解説動画(ライブ配信)

※自動文字起こしのため、固有名詞や表現に揺れがある場合があります。

第13回:発展問題(143〜145ページ 徹底解説)

目次

1. 読解の核:説明問題=「イコールの内容」を追求する

国語の本質的なアプローチ

  • 説明問題の鉄則:傍線部の「説明」を求められたら、イコールの内容を答える
  • 指示語の解析:「こうした感覚」などは、直後に具体的説明(つまり〜)が続くことが多い
  • 定義の重視:人間とは「共に生きる存在」であるという定義から答えを導く

型(実戦テンプレ)

傍線 こうした感覚
=内容 連帯したい/味方を強めたい
結論 境界を引き、敵と味方に分ける感覚
ポイント:異質な存在(ゴリラやペット)がいることで、味方同士が協力できるという「連帯」の仕組みを理解しましょう。

2. 問題別ポイント解説

第十三回

問二:他者を通じて作られる自分

説明

自分の行為の先には常に「相手」がおり、その関係性の中で自分が定義される社会のこと。 結論は

問七(1):「こうした感覚」の中身

記述

味方と団結(連帯)したいという思いと同時に、境界を引いて敵を押しのけたいという感覚のこと。

問七(2):農耕と境界意識

理由

土地に価値が生じ、利益を守るための「所有の精神」が発達し、内と外を分ける発想が生まれたため。

問四:ペットの存在意義

意義

異質な存在が目の前にいることで、自分たちは「同じ側の仲間だ」と再認識させてくれる。 結論は

問五:異質な存在の良い面・悪い面

  • 良い面:共通の「敵」となり、協力関係を生む(エ)
  • 悪い面:敵か味方かという境界線を引き、分断を生む(イ)

問八:筆者の主張

主題

利益を守るために敵・味方を分ける姿勢を「貧しい精神」と批判し、境界意識に疑問を呈している。 結論は

3. 家庭学習の回し方(再現手順)

語句・空欄の処理(問一・問六)

  1. 空欄の前後から「理由」を探す(直後の「から」等)
  2. 反対の内容が来ていれば逆説(しかし)を入れる
  3. 5文字の抜き出し(問六)は、本文冒頭の「共に生きる」に着目

論説文の構造理解

「農耕=所有=境界」というキーワードのつながりを意識しましょう。 筆者が何に対して「疑問(果たしてそうなのだろうか?)」と言っているかを見抜くのがポイントです。

4. よくあるつまずき

Q. 「こうした感覚」の説明で、連帯だけで終わってしまいます
開く

この文章では「連帯=他の人を押しのける」と表裏一体で説明されています。 敵を作ることで味方の団結を強める、というセットの構造を捉えることが重要です。

Q. なぜ人間関係を断つことが人間性の否定になるのですか?(問三)
開く

本文1〜2行目で、人間は「共に生きる感覚なしには幸福感が得られない動物」と定義されているからです。 定義から外れることは、その存在自体を否定することにつながるという論理展開です。

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本記事はライブ解説の要点を整理した学習用資料です。教材本文の転載はしていません。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第13回)に基づきます。

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