予習シリーズ小5上巻 第14回の要点解説

小5 上巻
第15回・発展問題
論説文(環境問題)
【解説まとめ】環境問題の「常識」を論理で解き明かす
受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説(小5 上巻 第15回・発展問題)の要点を整理しました。
今回の核は、「指示語(これ・それ)の徹底解析」と、筆者が提示する「人間本位の常識」への批判的視点を読み取ることです。
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解説動画(ライブ配信)
※自動文字起こしのため、固有名詞や表現に揺れがある場合があります。
目次
1. 読解の核:指示語解析と「常識」の二面性
指示語(これ・それ)の解法
- 直前を確認:指示語の内容は基本的に「直前の1〜2文」に隠されています。
- 入れ替え検証:見つけた内容を指示語の場所に入れてみて、意味が通るか必ず確認しましょう。
- 抽象と具体:筆者がまとめた「抽象的な結論」を指している場合が多いです。
対比の構造
2. 問題別ポイント解説
第十五回
問三:「常識」の言い換え
説明
ここでの「常識」とは、動物のような本能(嗅覚)ではなく、人間が頭で考えた「理屈」のこと。自然界には存在しない、人間特有の判断基準を指します。結論はア。
問四:指示語「これ」
解析
直前の内容を指します。「自然の側からではなく、あくまで人間の都合や理屈で物事を見ること」を指しています。
問七:開発と保全のジレンマ
理由
環境を壊したくないという思い(保全)がありつつも、生活の豊かさや利益(開発)を優先してしまう人間の弱さが原因です。
問八:「常識」が揺れ動く理由
記述
状況や立場によって「何が正しいか」が変わってしまうからです。記述では「利益の追求と環境保護の間で迷う姿」を具体化しましょう。
問九:筆者の主張(主題)
主題
人間の勝手な「常識」が地球環境を破壊している現実を直視し、自然の摂理に立ち返るべきだという内容を選びます。結論はウ。
問一:接続詞の整理
基礎
「しかし(逆説)」「つまり(要約)」「だから(因果)」といった論理のつなぎ目に注目。文章の「曲がり角」を見失わないようにしましょう。
3. 家庭学習の回し方(再現手順)
論理構造の視覚化(3ステップ)
- 「人間」と「自然」の対立軸を書き出す。
- 指示語が出てきたら矢印を引っ張って内容を確認する。
- 「開発」と「保全」というキーワードに印をつける。
記述のセルフチェック
・問八の記述は「〜から」で終わっているか?
・本文の「損得」や「理屈」という言葉を適切に使えているか?
・問いに対して正しく「イコールの内容」を提示できているか?
4. よくあるつまずき
Q. 「常識」という言葉が良い意味で使われていると思ってしまいました
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この文章(石弘之氏の論説)では、人間の「常識」は「自然を壊す独善的な理屈」というマイナスの文脈で語られています。自分の知識ではなく、筆者がその言葉をどう定義しているかを本文から読み取ることが重要です。
Q. 指示語の内容を抜き出すとき、どこまで含めれば良いですか?
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基本は「述語」を含む一文、または意味のまとまりです。抜き出した内容を指示語の場所に代入して読み直し、文章として自然につながるかどうかをテストするのが一番確実な方法です。
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本記事はライブ解説の要点を整理した学習用資料です。教材本文の転載はしていません。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第15回)に基づきます。


