予習シリーズ小5上巻 第17回の要点解説

予習シリーズ
小5 上巻
第17回・発展問題
説明文(はやぶさの帰還)

予習シリーズ小5上巻・第17回の発展問題「はやぶさの帰還」で、問六の指示語や問七の記述に迷った人向けに、解き方のポイントを整理します。

このページでは、181〜183ページの発展問題をもとに、問六の指示語「こうした発想」、問七の「奇跡的」の内容説明を中心に、問四の理由選択、問一の空欄補充まで確認できます。
単に答えを確認するのではなく、「なぜそのように考えるのか」を家庭学習の復習・解き直しでも再現できる形で整理しています。

このページで確認できること

  • 問六:指示語の答えが前ではなく「後ろ」にある場合の見つけ方
  • 問七:内容説明の記述で「手段+結果」をそろえる考え方
  • 問四:「前例がない」という表現と、挑戦へのブレーキとの関係
  • 問一:父の教えと文章全体の論理をつなげる考え方
  • 復習・解き直し:同じタイプの問題でも使える確認手順
読み方の目安:
要点だけ確認したい場合は「問一・問四・問六・問七の要点」へ進んでください。
授業形式で詳しく確認したい場合は、目次の「第17回・発展問題の解説動画」から動画へ移動できます。

目次

1. 問一・問四・問六・問七の要点

第17回・発展問題

この発展問題では、設問ごとに別々の知識を使うというより、文章中の言葉どうしの関係を正確につかむことが重要です。
まず、どの問題で何を確認すべきかを整理しておきましょう。

設問 確認するポイント 解くときの着眼点
問一 空欄補充 父の教えと文章全体の論理をつなぐ
問四 理由選択 「前例がない」ことがなぜブレーキになるのかを考える
問六 指示語 前に答えが見つからなければ、直後の説明も確認する
問七 内容説明 「手段」だけで終わらず「結果」まで含める

問七:傍線⑥「奇跡的」の内容

内容説明

問七では、「何が奇跡的だったのか」を説明する必要があります。ここでエンジンを復活させたことだけを書いてしまうと、その先の結果が不足します。

  • 手段:故障個所の異なるエンジンを組み合わせ、一基としてよみがえらせた。
  • 結果:それにより、絶望的だった「はやぶさ」が地球への帰還を果たしたこと。
  • ポイント:記述では「手段+結果(目的)」をセットで考える。

問六:指示語「こうした発想」

指示語(後方指し)

指示語の内容は前から探すのが基本ですが、前だけを見て決めるとは限りません。前に対応する内容が見つからない場合は、指示語の直後に説明が続いていないか確認します。

  • 確認:前に答えが見つからないときは「後ろ」も見る。
  • 根拠:傍線直後の「どんな小さな可能性であっても…」の一文。
  • 内容:可能性が少しでもある限り、解決策を模索し続ける姿勢。

問四:ブレーキがかかる理由

理由選択

「過去に前例がない」ことが問題点として指摘され、挑戦を阻む消極的な空気が生まれているからです。55行目の発言がその象徴です。
選択肢を見るときは、「前例がない」という言葉だけで判断せず、それが挑戦を阻む理由になっているかまで確認します。

問一:空欄補充(父の教え)

空欄補充

空欄だけを個別に見るのではなく、「問題を見ること」と「目的・ゴールを見ること」の対比をつかむと、文章全体の流れを追いやすくなります。

空欄1:足元=問題を見る(ア)。空欄2:目的・ゴール(ウ)。空欄3:具体例へのつなぎ(オ)。空欄4:宇宙研の特徴(エ)。

2. 読解の核:「解決主導の発想」とは

問四・問六・問七をつなげて読むと、この文章で対比されている二つの考え方が見えてきます。
ここでは内容を整理するため、「問題指摘式」と「解決主導の発想」という二つの視点で確認します。

問題指摘式(ブレーキ)

  • 定義:前例がないことや、失敗の可能性など「できない理由」を並べる姿勢。
  • 本文の例:55行目「そんなことをした人はいない」という発言。
  • 結果:足元(問題)ばかりを見てしまい、新しい可能性にブレーキをかける。

解決主導の発想(アクセル)

定義
「どうすれば解決できるか」という目的から逆算して策を練る。
実例
故障個所の違うエンジンを繋ぎ、一基として復活させた奇策。
着地
「足元ばかり見るな」という父の教えの真意。
ここが設問につながります:
問四では「ブレーキ」の側、問六では「解決策を模索する発想」、問七ではその発想によって実現した「手段と結果」を確認します。
設問を別々に覚えるのではなく、文章全体の対比とつなげて復習すると理解しやすくなります。

3. 第17回・発展問題の解説動画

※181〜183ページの内容を解説しています。

文章だけでは考え方をつかみにくい場合は、ライブ解説もあわせて確認してください。
教材を手元に置き、問六・問七で自分が選んだ根拠や書いた答案と照らし合わせながら見ると、解き直しに活用しやすくなります。

第17回:発展問題(181〜183ページ 徹底解説)

4. 家庭学習での復習・解き直しの進め方

解説を読んで答えを理解しただけで終わると、次に似た問題が出たときに同じ考え方を使えないことがあります。
復習では、正解を覚えるのではなく、「どこを見て、何を根拠に、どう答えるか」をもう一度自分で再現することが大切です。

指示語で「後ろ」も確認する3ステップ

  1. 傍線の直前を見て、指示語に対応する具体的な内容があるか確認する。
  2. 前だけでは内容が定まらない場合、指示語の直後に説明や具体例がないか確認する。
  3. 「後ろから抜き出せ」という誘導がある場合は、直後の文章を丁寧に精査する。

内容説明の記述は「手段+結果」で確認

「どのようなことですか」という記述では、傍線部とイコール(=)になる説明を作ります。
問七なら「エンジンの合体」という手段だけで止めず、その結果として「地球帰還」につながったところまで確認します。
答案を書いた後に、「何をしたか」と「その結果どうなったか」の両方があるかを見直しましょう。

第17回だけで終わらせず、復習の流れを作る

今回の問六・問七を理解できても、次の回で同じ考え方を使えなければ復習の効果は限定的です。
予習シリーズ国語をどのように復習して積み上げるかは、予習シリーズ国語の復習サイクルの解説もあわせて確認してください。
毎回の解き直しをどのようにつなげるか、全体像を確認できます。

5. 第17回・発展問題でよくあるつまずき(FAQ)

Q. 指示語の内容は必ず「前」にあるのではないのですか?
開く

基本は前を確認しますが、前だけでは対応する内容が見つからず、後ろの説明によって内容が明確になる場合があります。
問六では、傍線の直後まで確認することがポイントです。

Q. 問七で「エンジンの復活」とだけ書いても正解になりますか?
開く

エンジン復活だけでは「手段」の説明にとどまります。
問われている内容に合わせるには、それによって得られた「地球帰還」という結果まで含めて考えることが重要です。

Q. 「解決主導の発想」という言葉は、記述で使ってもいいですか?
開く

「解決主導の発想」は、このページで文章の論理を整理するために使っている表現です。
実際の記述解答では、設問の条件を確認し、本文にある言葉をもとに内容を組み立てることを優先しましょう。

Q. 問四の選択肢で「過去に行われていない」という表現に引かれます。
開く

着眼する場所は合っています。
ただし、「前例がない」という事実だけを見るのではなく、それが「無理だ」と考えて挑戦を阻む方向に働いているという因果関係まで確認してください。
55行目の発言と照らし合わせると判断しやすくなります。

Q. 抜き出し問題で、答えの最後を「〜こと」にするのを忘れました。
開く

今回の設問に限らず、抜き出し問題や内容説明では、設問がどのような形で答えることを求めているかまで確認することが大切です。
「どのようなことですか」と問われている場合は、問いに対応する形になっているか、抜き出した内容だけでなく文末まで見直しましょう。

小5の国語で「解説は分かるのに、自分では解けない」が続く場合は

今回のポイントは、「後方指し」や「手段+結果」という言葉を覚えることだけではありません。
中学受験国語では、実際の文章から根拠を探し、設問に合わせて必要な内容を判断し、自分の答案としてまとめるところまで求められます。

「解説を読むと分かるのに、自分では根拠を見つけられない」「記述で何を入れればよいか判断できない」「家庭で解き直しても同じ間違いを繰り返す」といった場合は、答えだけでなく、実際にどのように読んで答案を作っているかを確認しながら進める方法もあります。

読解ラボ東京では、中学受験国語の個別指導について案内しています。家庭学習だけでは直しにくい読み方や答案の作り方について、個別指導を検討している方は内容をご確認ください。


本記事はライブ解説の要点を整理した学習用資料です。教材本文の転載はしていません。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第17回)に基づきます。

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