予習シリーズ小5上巻 第11回の要点解説

小5 上巻
第11回・発展問題
物語文(随筆)
【解説まとめ】「説明しろ=イコール(言い換え)」/「心情=背景×出来事」
受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説(小5 上巻 第11回・発展問題)の要点を、ご家庭で再現できる形に整理しました。
「何が起きているか(背景)→傍線の出来事→心情」の流れで、向田邦子『字のないはがき』の読み取りを確認します。
予習シリーズ国語を授業後にどう復習するかまで確認したい場合は、予習シリーズ国語の復習サイクルで読解力を磨く方法もあわせてご覧ください。
解説動画(ライブ配信)
※自動文字起こしのため、固有名詞や表現に揺れがある場合があります。
目次
1. 物語文(随筆)の核:背景 × 出来事 → 心情
心情読解の鉄則
- 背景:なぜその言葉や行動が出たのかを探す
- 出来事:傍線部の行動や様子をそのまま受け止める
- 心情:背景と出来事を合わせて、気持ちを絞る
例(実戦での考え方)
2. 問題別ポイント(問一〜問十)
第十一回
問一・問二:基本の整理
- 問一:家族構成は父・母・筆者・妹2人の5人
- 問二:父の筆(文字)から読み取れる性格は几帳面
問三:晴れがましい気分
心情
- 背景:呼び捨てから「殿」へ。大人扱いされた喜び
- 答えの方向:ウ(誇らしく感じる)
問四:父の「暴君」ぶり
抜き出し
「罵声やゲンコツ」や「母や子供たちに手を挙げる」など、乱暴な描写を特定します。父の一面を本文から直接押さえる問題です。
問五:理想の父親像
説明
手紙の中の父 = 傍線⑤。威厳と愛情にあふれた姿と言い換えます。答えの方向はウです。
問六:「文面」のカギカッコ
表現
妹が字を書けず、○や×で近況を伝えていたという特別な事情を示します。ふつうの文章ではない点に注意します。
問七:妹の無邪気さ
心情
幼く状況が分かっていないため、遠足のように楽しんでいます。答えの方向はイです。
問八:はがきの変化(記述)
記述
大丸が罰になったのは、元気が失われていった様子の表れです。字数に余裕があれば、寂しさや空腹などの背景を足して説明を厚くします。
問九:裸足で飛び出した父
心情
娘の帰りを今か今かと待ちわびていた父の安堵と喜びを読み取ります。行動の激しさから気持ちの大きさを考えます。
問十:主題「字のないはがき」
主題
父が隠していた、娘への深い愛情の象徴です。答えの方向はウです。
3. 家庭学習で再現する流れ
「考え方」の定着(5項目)
- 傍線部を読み、主語(父・母・筆者・妹など)を確認する
- 傍線の直前から「なぜそうなったのか」を探す
- 見つけた理由を「背景」として短く言葉にする
- 背景+出来事から、納得できる心情語を選ぶ
- 記述の場合は、最後に「〜様子」「〜気持ち」などの形で締める
記述の字数を調整するコツ
解答が短すぎるときは、理由(背景)を足します。問八なら「元気がない」だけで終わらせず、「家族と離れ、寂しさや空腹が重なったため」といった背景を加えると、答えが厚くなります。
記述答案の見直し方をより詳しく確認したい場合は、記述模試の自己採点方法|国語の部分点と採点基準を確認するコツも参考になります。
予習シリーズの復習で意識したいこと
今回のような物語文・随筆では、問題ごとに答えだけを確認するより、本文のどこを使ったのかを残すことが大切です。解き直しでは、正解番号だけでなく、根拠にした一文や段落をメモしておくと、次の回でも同じ考え方を使いやすくなります。
予習シリーズ全体の復習の組み立て方は、予習シリーズ国語 復習サイクルで読解力を磨く方法で確認できます。
4. よくあるつまずき
Q. 梅干しの種の話から「空腹」を読み取るのは難しいです
開く
かなり高度な推論です。まずは「丸が罰になった」=元気がなくなったという大きな変化を外さないことが先です。字数に余裕がある場合に、寂しさや空腹などの背景を足すと考えましょう。
Q. 父が裸足で飛び出した理由を「慌てていた」にしてもよいですか
開く
間違いとは言い切れませんが、本質は「待ち遠しさ」です。ずっと心配していた娘がついに帰ってきた安堵感が、裸足で飛び出すという極端な行動に表れています。
Q. 選択肢は合うのに記述がうまく書けません
開く
選択肢は本文の方向を選べれば得点できますが、記述では「背景」「出来事」「心情」を自分でつなぐ必要があります。まずは本文から根拠を拾い、最後に気持ちを置く形で短く書く練習をしてください。
読解ラボ東京|物語文・記述を1対1で見直したい方へ
物語文や随筆の心情読解は、感覚だけで読むと、傍線部の理由や記述の根拠があいまいになりやすい分野です。読解ラボ東京では、本文のどこを使うのか、どの順で答えにするのかを、生徒ごとの答案に合わせて確認します。
本記事はライブ解説の要点を学習用に整理したものです。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第11回)に基づきます。


