予習シリーズ小5上巻 第16回の要点解説

予習シリーズ
小5 上巻
第17回・発展問題
説明文(はやぶさの帰還)

【解説まとめ】「問題指摘型」を脱し「解決主導型」で読み解く

受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説(小5 上巻 第17回・発展問題)の要点を整理しました。

今回の核は、できない理由を探す「ブレーキ」を外し、どうすればできるかを考える「解決主導型」の論理。そして指示語の正解が後ろに眠る「後方指し」の攻略です。

解説動画(ライブ配信)

※181〜183ページの内容を解説しています。

第17回:発展問題(181〜183ページ 徹底解説)

目次

1. 読解の核:「解決主導型(ソリューション・ドリブン)」を掴む

問題指摘型(ブレーキ)

  • 定義:前例がないことや、失敗の可能性など「できない理由」を並べる姿勢。
  • 本文の例:55行目「そんなことをした人はいない」という発言。
  • 結果:足元(問題)ばかりを見てしまい、新しい可能性にブレーキをかける。

解決主導型(アクセル)

定義 「どうすれば解決できるか」という目的から逆算して策を練る。
実例 故障個所の違うエンジンを繋ぎ、一基として復活させた奇策。
着地 「足元ばかり見るな」という父の教えの真意。
ポイント:はやぶさの帰還は、この解決主導の論理が、前例のない困難を「奇跡」へと変えた結果です。

2. 問題別ポイント解説

第十七回

問七:傍線⑥「奇跡的」の内容

内容説明

  • 手段:故障個所の異なるエンジンを組み合わせ、一基としてよみがえらせた。
  • 結果:それにより、絶望的だった「はやぶさ」が地球への帰還を果たしたこと。
  • 鉄則:記述には必ず「手段+結果(目的)」をセットで盛り込む。

問六:指示語「こうした発想」

指示語(後方指し)

  • 例外ルール:前に答えがない時は「後ろ」を見る。
  • 根拠:傍線直後の「どんな小さな可能性であっても…」の一文。
  • 内容:可能性が少しでもある限り、解決策を模索し続ける姿勢。

問四:ブレーキがかかる理由

理由選択

「過去に前例がない」ことが問題点として指摘され、挑戦を阻む消極的な空気が生まれているから。55行目の発言がその象徴。

問一:空欄補充(父の教え)

空欄補充

空欄1:足元=問題を見る(ア)。空欄2:目的・ゴール(ウ)。空欄3:具体例へのつなぎ(オ)。空欄4:宇宙研の特徴(エ)。

3. 家庭学習の回し方(再現手順)

指示語「後ろ」を疑う3ステップ

  1. 傍線の直前を見て、内容が一般的・抽象的でないか確認する。
  2. 「こうした〜」の直後に、具体例や説明文がないかチェック。
  3. 「後ろから抜き出せ」という誘導がある場合は迷わず直後を精査。

「説明せよ」記述の骨組み

「どのようなことですか」の記述では、傍線部とイコール(=)になる「手段と結果」を繋ぎます。問七なら「エンジンの合体(手段)+地球帰還(結果)」の形を意識します。

4. よくあるつまずき(FAQ)

Q. 指示語の内容は必ず「前」にあるのではないのですか?
開く

基本は前ですが、約1割は「後ろ」にある「後方指し」というパターンが存在します(問六など)。指示語を含む文が「段落の冒頭」にある場合は、その続きの説明を疑いましょう。

Q. 問七で「エンジンの復活」とだけ書いても正解になりますか?
開く

不十分です。エンジン復活は「手段」であり、それによって得られた「地球帰還」という結果まで含めるのが国語のルールの鉄則です。

Q. 「解決主導型」という言葉は、記述で使ってもいいですか?
開く

記述解答には本文にある言葉(例:どうすれば解決できるかを考える姿勢)を使いましょう。「解決主導型」は内容を整理するための論理タグです。

Q. 問四の選択肢で「過去に行われていない」に引かれます。
開く

正しい着眼点ですが、「前例がない=無理だ」というブレーキの論理がポイントです。55行目の発言がどう挑戦を阻んでいるか、因果関係を正確に選んでください。

Q. 抜き出し問題の最後を「〜こと」にするのを忘れました。
開く

「どのようなことですか」という問いなら、語尾は「〜こと」にするのがルールです。内容が合っていても文末で減点されるのはもったいないので、最後に見直しましょう。

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本記事はライブ解説の要点を整理した学習用資料です。教材本文の転載はしていません。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第17回)に基づきます。

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