予習シリーズ小5上巻 第9回の要点解説

予習シリーズ小5上巻第9回発展問題の要点解説イメージ

予習シリーズ
小5 上巻
第9回
発展問題

予習シリーズ小5上巻 第9回発展問題は「前後」と「段落役割」で根拠を決める

この記事では、予習シリーズ小5上巻第9回の発展問題について、受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説の要点を、家庭学習で使いやすい形に整理しています。

第9回でつまずきやすいのは、本文を何となく読んでしまい、選択肢を感覚で選んでしまうことです。特に「どこを根拠にすればよいか分からない」「選択肢が全部正しそうに見える」という場合は、設問の直前直後と段落の役割を分けて確認する必要があります。

このページで確認できること:
第9回発展問題で根拠を取る場所、問一から問四までの見方、家庭で復習するときの声かけ、次に確認したい関連学習の流れを整理しています。

第9回で「読めたのに選べない」と感じる理由

発展問題では、本文の内容を大まかに理解しているだけでは、選択肢を最後まで絞れないことがあります。本文中の一部の言葉だけを拾うと、どの選択肢も正しそうに見えるためです。

そこで大切になるのが、設問の近くにある説明を確認したうえで、その段落が「定義」「理由」「具体例」「まとめ」のどれにあたるかを見ることです。線で根拠を拾い、段落の役割で確認することで、判断がぶれにくくなります。

予習シリーズ国語を毎回どのように復習して積み上げるかは、予習シリーズ国語の使い方・復習サイクルの記事でも整理しています。第9回だけで終わらせず、他の回でも同じ確認方法を使えるようにしておくと復習しやすくなります。

解説動画で確認できること

※自動文字起こしのため、表現に揺れがある場合があります。

動画では、本文のどこを見て根拠を決めるのか、選択肢をどう切るのかをライブ解説形式で確認できます。先にこの記事で「前後を見る」「段落役割を置く」という流れを押さえてから視聴すると、解説のポイントを追いやすくなります。

目次

1. 第9回で大切な読み方

第9回の発展問題は、「何となく読めた」では正解を選びにくい構造になっています。

発展問題では、本文中の言葉と選択肢の言葉がそのまま一致するとは限りません。本文の説明が言い換えられていたり、具体例の中に答えらしき表現が混ざっていたりするため、表面的な言葉だけで判断すると難しくなります。

まず見るべきなのは、設問に関係する部分の直前直後です。そこに、言い換え・理由・具体化・まとめが出ていることがあります。

ただし、前後の文だけを拾って終わりにすると、具体例に引っ張られることがあります。最後にその段落が何のために置かれているかを確認することで、選択肢の方向性を判断しやすくなります。

2. 発展問題で点差がつきやすい理由

発展問題では、本文を読めているつもりでも、設問で問われていることと選択肢の方向がずれることがあります。これは、本文の一部だけを根拠にしてしまったり、具体例の印象だけで選んでしまったりするためです。

通常の確認問題であれば、本文中の言葉を拾うだけで答えに近づけることもあります。しかし発展問題では、本文の言葉をそのまま探すだけでなく、前後の説明を読み、段落全体の役割に戻して考える必要があります。

復習時の見方:
間違えた問題では、「答えが違った理由」だけでなく、「どの文を根拠にしたのか」「その段落は何を説明する段落だったのか」を確認すると、同じ種類のミスを見つけやすくなります。

3. 根拠を見つける基本の流れ

第9回の復習では、最初から全文を探し回るのではなく、見る流れを決めておくことが大切です。次の形で確認すると、根拠を探す範囲が広がりすぎるのを防ぎやすくなります。

まず「前後」を見る

  • 設問文の直前1〜2文を確認する
  • 設問文の直後1〜2文を確認する
  • 言い換え・理由・具体化・まとめに注目する

次に「段落役割」を置く

  • 定義を出す段落か確認する
  • 理由を説明する段落か確認する
  • 具体例を並べる段落か確認する
  • 全体をまとめる段落か確認する
確認する場所 見ること 注意点
設問の直前 言い換えや理由がないかを見る 一文だけで決めず、つながりを見る
設問の直後 説明の続きや具体化を確認する 具体例そのものを答えにしない
段落全体 その段落の役割を一言で置く 細部ではなく、段落の方向を見る
選択肢 本文の方向と一致するか照合する 部分的に合うだけの選択肢を残さない
結論:
設問は「線で拾う」→「段落で確認する」→「選択肢と照合する」の流れで確認します。

4. 問一から問四までの確認ポイント

ここでは、教材本文の内容そのものを転載せず、家庭で復習するときに見ておきたい確認観点を整理します。お子さんの答えが合っていたかどうかだけでなく、「どこを根拠にしたか」を一緒に確認することが大切です。

問一:定義を正確に拾う

問一では、傍線部の意味や内容を、近くの説明から正確に言い換える意識が必要です。

  • 注目:傍線直後の説明文
  • つまずき:似た言葉を見ただけで選んでしまう
  • 処理:言い換えを一語で決める
  • 判断:定義とズレる選択肢を切る
  • 家庭での確認:「つまり何のこと?」と一言で説明させる

問二:理由段落を押さえる

問二では、前に出てきた主張を支える理由を探すことが大切です。理由の文を見つけずに選択肢を見ると、本文にありそうな表現に引っ張られやすくなります。

  • 注目:「なぜなら」に相当する文
  • つまずき:理由ではなく、近くにある説明だけで判断してしまう
  • 役割:前段の主張を支える
  • 結論:理由と一致する選択肢を残す
  • 家庭での確認:「何を支える理由なの?」と聞く

問三:具体例は話題に戻す

具体例が出てくる問題では、例の細かい内容に引っ張られすぎないようにします。具体例は、前後の話題を分かりやすくするために置かれていることが多いからです。

  • 注意:具体例そのものを選ばない
  • つまずき:印象に残った例を答えだと思ってしまう
  • 確認:何を説明するための例かを見る
  • 判断:話題文と一致するか確認する
  • 家庭での確認:「この例は何を説明しているの?」と聞く

問四:全体要約は冒頭と結論を見る

全体に関わる問題では、本文の一部分だけで判断しないことが大切です。冒頭で提示された話題と、最後にまとめられている内容の両方を見て、本文全体の方向を確認します。

  • 注目:第一段落と最終段落
  • つまずき:途中の具体例だけで全体を判断してしまう
  • 処理:同じ内容を別表現で確認する
  • 結論:両方に通じる選択肢を残す
  • 家庭での確認:「最初と最後で同じ話になっている?」と確認する
整理:
困ったときは「前後」と「段落役割」に戻ります。選択肢を先に見て感覚で選ぶのではなく、本文側の根拠を先に決めることが大切です。

5. 家庭学習での復習方法

家庭で復習するときは、正解・不正解だけを確認するよりも、「どこを見てそう考えたか」を確認する方が効果的です。特に発展問題では、答えを直すだけでは同じ間違いを繰り返しやすいため、根拠の取り方を言葉にする練習が必要です。

毎回同じ4つの流れで確認する

  1. 設問の前後に線を引く
  2. 段落の役割を一言で書く
  3. 本文の言い換えを一語で置く
  4. 選択肢と照合する

保護者の声かけ例

  • ここは説明、理由、例、まとめのどれ?
  • つまり一言で言うと何?
  • その選択肢は本文のどこと合っている?
  • 合っている部分とズレている部分はどこ?

お子さんが答えを覚えてしまっている場合でも、根拠の場所と段落の役割を説明できるかを確認すると、復習の質を見やすくなります。説明できない場合は、もう一度本文の前後に戻って確認します。

7. よくあるつまずき

Q. どこが根拠か分からなくなります

まず設問文の前後だけを見る癖をつけてください。いきなり全文を探しに行くと、見る範囲が広がりすぎて判断しづらくなります。前後を確認したあとで、段落全体の役割に戻ると判断しやすくなります。

Q. 選択肢が全部正しそうに見えます

部分的に本文と合っている選択肢が混ざっている可能性があります。段落役割と一致しない方向の選択肢から切ると、残りを絞りやすくなります。

Q. 動画と本文はどちらを先に見るべきですか

まず本文で「前後を見る」「段落役割を置く」という流れを確認してから動画を見ると、解説の要点を追いやすくなります。すでに問題を解いた後であれば、間違えた設問だけ動画で確認する使い方もできます。

Q. 発展問題は全部解き直すべきですか

全部を機械的に解き直すよりも、根拠がはっきりしない問題を優先して確認する方が取り組みやすい場合があります。正解していても、根拠の場所を説明できない問題は復習対象にするとよいです。

Q. この考え方は記述問題にも使えますか

使えます。記述でも、本文のどこを根拠にするか、どの段落の役割を使うかを確認することが大切です。選択肢問題で根拠を取る練習をしておくと、記述で本文の言葉を使う練習にもつながります。

読解ラボ東京|根拠を「構造」で取る個別指導

国語は感覚ではなく本文の流れで安定させていくことが大切です。前後・段落役割・言い換えを、答案ベースで1対1指導します。

第9回のような発展問題で、根拠の取り方や記述へのつなげ方に不安がある場合は、現在の答案や復習状況をもとに相談できます。


本記事はライブ解説内容を学習用に整理したものです(教材本文の転載はしていません)。

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