四谷大塚(予習シリーズ)国語の扱い方“知識×読解”のバランス調整

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予習シリーズ国語は知識と読解のつなげ方で差が出る

予習シリーズ国語で点が伸びにくいとき、漢字や語句だけを増やしても、長文だけを多く読んでも、得点に結びつかないことがあります。

大切なのは、語彙・漢字・表現知識を、本文の根拠探しや記述答案にどう使うかです。語句の意味を覚えていても、本文中の言い換えや選択肢の比較に使えなければ、テストでは点になりにくくなります。

このページでは、知識に寄りすぎている場合、読解に寄りすぎている場合、両方を学んでいるのに点に変わりにくい場合を分けて確認します。

点に変わりにくい学習の状態

予習シリーズ国語では、知識と読解を別々に見るだけでは不十分です。語句の意味を覚えていても本文中で使えなければ得点になりません。反対に、本文を読めているように見えても、語彙が弱いと選択肢や記述で根拠を取り違えます。

次の表では、家庭で見えやすい状態を3つに分けています。お子さまの答案やテスト直しを見ながら、どこに近いかを確認してください。

状態 よく見られる様子 先に見ること
知識に寄りすぎ 漢字や語句は取り組むが、本文の根拠を使って答えられない 覚えた語句を、本文の言い換えや選択肢比較に使えているか
読解に寄りすぎ 本文は読んでいるが、語彙や表現の意味が曖昧で選択肢が絞れない 傍線部の語句や、選択肢の言い換えを説明できるか
本文と答案がつながらない 知識も読解も学んでいるが、テストで点に変わりにくい 本文根拠、設問条件、記述答案がつながっているか

国語の点が安定しないときは、勉強量だけで判断せず、覚えた知識を本文中で使えているかまで見る必要があります。

予習シリーズ国語で点が伸びにくくなる理由

予習シリーズ国語は、語彙・漢字・文法的知識だけでなく、説明文や物語文の読解、記述答案の作成まで含む教材です。そのため、どこか一つだけを増やしても、得点が急に安定するとは限りません。

たとえば、漢字や語句の練習をしていても、本文中で同じ意味の表現に言い換えられたときに気づけなければ、選択肢で根拠を見つけにくくなります。また、本文を読む量が多くても、抽象語や対比語の意味が曖昧なままだと、要旨や記述で必要な言葉が出てきません。

つまり、予習シリーズ国語では、知識を覚えること本文の中で使うことをつなげていく必要があります。

具体例:語彙の穴が選択肢の誤りにつながる場合

本文に「慎重に判断する」とあり、選択肢に「軽率な行動を避ける」と出てきた場合、語句の関係が分からないと同じ内容だと気づけません。これは本文を読んでいないのではなく、語彙と言い換えの力が読解につながっていない状態です。

具体例:記述で本文の材料が足りない場合

設問で「なぜですか」と聞かれているのに、答案が自分の感想に近くなっている場合、本文中の理由を示す言葉を拾えていない可能性があります。記述では、本文の材料、設問条件、文末表現を合わせて見ることが大切です。

知識に寄りすぎている場合

知識に寄りすぎている場合、漢字や語句の宿題はこなしているのに、読解問題では点が安定しません。これは、覚えた知識を本文の構成や設問処理に使う練習が不足しているためです。

  • 語句の意味は言えるが、本文中の言い換えに気づけない
  • 漢字や語彙の点は取れるが、説明文の要旨で点を取りにくい
  • 記述で本文の言葉を使えず、自分の感覚で書いてしまう
  • 選択肢の細かい差を比べられない

この場合は、語句の暗記を減らすのではなく、覚えた語句を本文の中で使う練習を加えます。たとえば、本文中の抽象語に線を引き、「この語は本文のどこで具体化されているか」を探します。語彙練習と読解を分けず、同じ本文の中で見ることが大切です。

読解に寄りすぎている場合

読解に寄りすぎている場合、長文を読む量はあるのに、語彙や知識が追いつかず、選択肢や記述で詰まりやすくなります。

  • 本文全体の雰囲気は分かるが、傍線部の意味を正確に説明できない
  • 選択肢の語句が難しくなると判断が遅くなる
  • 心情語や抽象語の言い換えが苦手
  • 記述で同じ表現を繰り返し、答案が浅くなる

この場合は、長文演習を増やすだけではなく、読んだ本文から語句を拾います。特に、対比語、心情語、理由を示す語、抽象語は、読解と直結します。

次の表では、語句を覚えるだけで終わらせず、読解でどう使うかを示しています。

語句の種類 読解での使い道
対比語 筆者が比べているものをつかむ
心情語 人物の気持ちの変化を説明する
抽象語 要旨や主張をまとめる
理由を示す語 説明記述や理由問題の根拠を見つける

語句の意味を覚えたら、本文中で同じ働きをしている言葉を探します。語句練習と長文読解を分けすぎないことが大切です。

知識と読解がつながっていない場合

知識も読解も取り組んでいるのに点が安定しない場合は、学習した内容をテストの解き方に使う段階でつまずいている可能性があります。

  • 授業中は分かるが、テストでは選択肢を絞れない
  • 解説を読むと納得するが、自力では根拠を見つけられない
  • 記述の添削を受けても、次の答案に反映しにくい
  • テスト直しが正答確認で終わってしまう

この場合は、間違えた問題について「なぜ間違えたか」だけでなく、本文のどの語句を使えばよかったかまで戻る必要があります。

家庭で見るならこの4項目

家庭で全てを教える必要はありません。知識と読解がつながっているかを確認するだけでも、学習の質は変わります。

  • 語句の意味を、本文中の使われ方で説明できるか
  • 選択肢を選んだ根拠が本文のどこにあるか言えるか
  • 記述答案に、本文の材料が入っているか
  • 間違えた問題を、語彙・根拠・設問条件のどれで間違えたか分けられるか

オンライン国語個別で見やすい部分

オンライン国語の個別指導では、本文、設問、答案を画面で共有しながら、どこで知識と読解がつながっていないかを確認できます。

  • 本文のどの語句に注目したか
  • 傍線部をどう言い換えたか
  • 選択肢のどの表現を根拠と比べたか
  • 記述答案に必要な材料をどこから拾ったか
  • 添削後に、どの部分を書き換えたか

国語は、答えが合っているかどうかだけでは、原因が見えにくい教科です。オンラインでも、本文への印の付け方や答案の組み立て方を見れば、知識不足なのか、読解の浅さなのか、本文と答案のつながりの弱さなのかを確認しやすくなります。

オンラインで予習シリーズ国語を見直したい方へ

知識と読解のどちらに課題があるかを確認しながら、本文の読み方、選択肢の比べ方、記述答案の作り方まで1対1で見ていきます。

オンライン国語個別の詳細を見る

家庭学習での役割分担

家庭では、語彙や漢字の継続、テスト直しの管理が大切です。一方で、本文読解や記述の細かな添削まで家庭で抱え込むと、負担が大きくなりやすいです。

次の表では、家庭で見やすいことと、専門指導で見たいことを分けています。

家庭で見やすいこと 専門指導で見たいこと
漢字・語句の継続 本文中で語句をどう使うか
宿題の実施状況 設問条件と本文根拠の対応
テスト直しの提出管理 記述答案の材料不足や表現の過不足
学習時間の確保 点に変わらない原因の分析

家庭では「なぜ間違えたの」と詰めるより、「本文のどこを根拠にしたのか」「語句の意味は言えるか」「設問で何を聞かれているか」を確認する方が効果的です。

予習シリーズ国語で相性が良いケース

次のような状態がある場合、知識と読解のつながり方を確認する価値があります。

  • 漢字や語句はやっているのに、長文で点が伸びにくい
  • 説明文の要旨や理由説明が苦手
  • 選択肢を二つまで絞ったあとに間違える
  • 記述で本文の材料を十分に使えない
  • テスト直しをしても、次のテストで同じような間違いが出る

このような場合、国語の学習量を増やすだけでは改善しにくいことがあります。知識と読解のどちらを先に補うか、また両方をどうつなげるかを見直します。

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まとめ

予習シリーズ国語では、知識と読解のどちらか一方だけでは得点が安定しにくいことがあります。漢字や語彙を覚えるだけでなく、本文中の言い換え、設問条件、選択肢比較、記述答案へつなげることが大切です。

  • 知識に寄りすぎると、本文根拠に使えない
  • 読解に寄りすぎると、語彙や表現の差で選択肢を誤りやすい
  • 両方を学んでいても、本文と設問につながらなければ点に変わりにくい
  • 家庭では語彙・漢字・直しの管理を中心に見る
  • 専門指導では、本文根拠と答案のつながりを細かく確認する

点が安定しないときは、勉強量だけで判断せず、知識を読解に使えているかを確認することが重要です。