言い換え・対比・因果がつかめない子のための読み方トレーニング

中学受験国語/説明文
オンライン国語 個別指導

言い換え・対比・因果がつかめない子の読み方トレーニング

「説明文になると何を言っているのか分からない」「論説文の要点を聞かれても、自信を持って答えられない」。中学受験の国語で、こうした悩みを抱えるご家庭は非常に多いです。テキストの問題をいくら解いても、模試になると説明文や論説文で点数が安定しないという声も少なくありません。

実際に本文への線引きやノートを見ると、原因は語彙力だけではなく、多くの子が言い換え・対比・因果といった「論理の筋道」をつかむ読み方に苦戦していることが分かります。本記事では、その構造的な理由と、中学受験のオンライン国語個別指導で行っている具体的なトレーニング方法、ご家庭でのフォローの仕方までを丁寧に解説します。

読解ラボ東京の国語対策の考え方(指導の全体像はこちら):
読解ラボ東京の考える受験国語対策とは?

この記事で分かること

  • 説明文で要点を見失う子どもに共通するつまずきパターン
  • 読解力ではなく「処理の仕組み」に起きている構造的な問題
  • 言い換え・対比・因果をオンライン国語個別指導で鍛える具体的ステップ
  • 家庭で担いやすい語彙・漢字と論理語のフォロー方法
  • オンライン国語の読み方トレーニングと相性が良い子どものタイプ

結論のイメージ

説明文で要点を見失う多くのケースは、内容そのものが難しいというよりも、「つまり」「しかし」「一方で」「なぜなら」などの論理語の働きをつかめていないことが原因です。オンライン国語の個別指導では、論理語にマークを付けて構造の骨組みを浮かび上がらせ、「言い換え・対比・因果」を一対一でトレーニングしていきます。

中学受験国語の読解力を安定させるためには、文章の細部ではなく論理の筋道から改善することが近道です。

説明文・論説文で要点を見失う子の共通症状

論理語に線は引くが「前後の関係」を説明できない

「しかし」「一方で」「なぜなら」などにマークはしているのに、その前後で何がどう変わったのかを説明できない──この状態が最も多い出発点です。

具体例と要点がつながらず、選択肢を語感で選ぶ

具体例は分かっているのに、「何の説明として出てきた例なのか」が整理されていないため、設問になると根拠が言語化できません。

対比が片側だけ、因果がバラバラで一本の流れにならない

対比をセットで押さえられず片側だけ覚える、理由と結果が別々に入って「なぜそうなるのか」を筋道立てて話せない──ここで点数が安定しにくくなります。

原因は語彙より「論理語の働き」を処理できていないこと

論理語は“つなぎ”ではなく「関係性」を指定する

論理語は「話が変わった合図」ではなく、言い換え・対比・因果などの論理関係を指定します。ここが取れると、本文の骨組みが一気が見えやすくなります。

読解の4ステップのどこで止まるか:論理関係で止まる

説明文の読解を大まかな流れに分けると、次の四ステップになります。

  1. 題名やリード文から「大まかなテーマ」を予測する。
  2. 段落ごとに「何について」「どのような話をしているか」を整理する。
  3. 言い換え・対比・因果など、論理語を手がかりに構造をつなぎながら読む。
  4. 設問の種類に応じて、必要な範囲を絞って読み返す。

言い換え・対比・因果がつかめないお子さまは、多くの場合三番目の論理関係を意識しながら読む段階で止まってしまいます。

例:「しかし/一方で」を“対比のセット”にできない

オンライン授業でよくある例を一つご紹介します。

「私たちの生活は便利になった。しかし、その一方で大きな問題も生まれている。」

この文を読んだあとに「今の文はどんな関係があった?」と尋ねると、

  • 「話が変わる合図かなと思った。」
  • 「良いことと悪いことを両方言っているくらいしか分からない。」

といった答えが返ってくることがあります。本来は「便利になった」という利点と、「問題も生まれている」という欠点が対比されているわけですが、論理語をただの「つなぎ」程度にしか見ていないのです。こうした「対比」や「因果」を拾っていても正答に届かない場合は、正答に“近いのに落とす”子のための根拠精度の鍛え方もあわせて参照してください。

論理語の3分類:言い換え・対比・因果を見抜く

言い換え:つまり/言いかえると/すなわち(定義・要約の核)

「つまり」以降は、前の内容を短く言い直す(要点)であることが多いです。要点整理・筆者主張の抽出に直結します。

対比:しかし/一方で/反対に(AとBを必ずセット化)

対比は片側だけ覚えると設問で論理が乱れます。必ずA側・B側をセットで取る癖が必要です。

因果:なぜなら/そのため/だから(原因→結果を矢印でつなぐ)

「理由→結果」を一本の流れで押さえると、選択肢の切り分けと記述の材料整理が安定します。

オンライン国語個別指導が効果を発揮する理由

手元カメラで「マークの付け方」をその場で修正できる

オンライン国語の個別指導では、手元カメラを通してノートや問題用紙の書き込みをリアルタイムで確認できます。講師は次のような点を細かく見ています。

  • どの論理語にどのような印を付けているか。
  • 言い換え・対比・因果が本文上で整理されているか。
  • 段落メモが「何について」のレベルで簡潔に書けているか。

線だけが増えて意味が分からない状態になっていれば、その場で論理語ごとの色分けルールを一緒に作り直します。細部の書き込みまで見えるからこそ、「思考のズレ」をすぐに補正しやすい点は、オンライン個別指導ならではの強みです。

画面共有で「骨組み」と「飾り」を視覚的に区別できる

説明文には、筆者の主張や定義などの骨組みと、それを支える例や補足説明といった飾りが混在しています。オンライン授業では、画面共有で本文を映しながら、

  • 主張やまとめの文は一色。
  • 言い換えや定義は別の線。
  • 対比部分には括弧や矢印。
  • 原因と結果には矢印と番号。
  • 具体例の始まりと終わりに印。

といった形で視覚的に区別していきます。これにより、「どの文を中心に読み返せばいいのか」が一目で分かるようになり、設問で迷ったときにも軸を失いにくくなります。

設問と本文の往復を「論理レベル」で見せられる

オンライン授業では、設問と本文を同時に表示しながら、「この問題は言い換えの関係を問うている」「この問題は対比の両側を押さえて答える必要がある」といった解説を、図と矢印で示すことができます。

例えば「筆者の考えとして最も適切なものを選びなさい」という設問であれば、言い換えの箇所やまとめの文を画面上でハイライトし、「この部分を土台に選択肢を吟味する」という流れを何度も一緒に確認します。これにより、語感ではなく論理に基づいて選ぶ習慣が身についていきます。設問での取り違いが頻発する場合は、本文以前に「設問の条件」を正確に取れていないケースも多いため、設門の読み違いが減らない子へのオンライン改善アプローチも参考にしてください。

記述答案の書き換えで「論理の筋道」を体感する

記述問題では、言い換え・対比・因果のどこがつかめていないかがはっきり表れます。オンライン個別指導では、お子さまの答案を画面に映し出し、

  • どの文を言い換えて使うべきだったか。
  • 対比の両側がきちんと書けているか。
  • 原因と結果の両方が含まれているか。

を一緒に確認しながら書き換えを行います。ビフォーアフターを見比べることで、「なぜこちらの方が伝わる答案なのか」という感覚が、少しずつ定着していきます。

中学受験国語の説明文や論説文をオンラインで改善したい場合には、論理の読み方と過去問演習をセットで扱える
オンライン国語 個別指導
のようなコースを軸にすることで、得点力の土台づくりを進めやすくなります。

論理の読み方から改善したいご家庭へ

読解ラボ東京のオンライン国語 個別指導では、言い換え・対比・因果といった論理の筋道に焦点を当てながら、説明文の構造を一対一でトレーニングしていきます。

指導内容やカリキュラムの詳細は
オンライン国語 個別指導
のページをご確認ください。

本文の読み方・設問処理・記述の直し方:実践ステップ

ここからは、オンライン国語の個別指導で実際に行っている読み方トレーニングを、本文処理・設問処理・記述改善の三つのステップに分けてご紹介します。

本文の読み方:言い換え・対比・因果で骨組みを作る

説明文の要点を安定してつかむためには、まず本文の処理から改善する必要があります。ここでは、「段落の要点」「言い換え」「対比」「因果」に注目します。

段落ごとの要点整理と言い換えの確認

一段落読んだら、ノートに「何について」「どう述べているか」を一行でまとめる練習をします。このとき、

  • 細かい例を書くのではなく、抽象度を少し上げた表現にする。
  • 「別の言い方をすると?」という問いかけで言い換えを意識させる。

というルールを徹底します。オンラインでは、手元カメラを通じて段落メモを確認し、言い換えの質をその場で修正していきます。

対比を「セット」で押さえる習慣づけ

対比が出てきたときには、次のような表をノートに作ります。

A側 B側
昔の状況、以前の考え方など 今の状況、新しい考え方など

「片側だけ覚える」のではなく、「常に二つセットで整理する」という感覚を、オンラインで繰り返しトレーニングしていきます。

因果関係を矢印でつなぐ

因果関係は、矢印を使って必ず図にします。

  • 原因A → 結果B
  • 原因A → 結果B → さらに結果C

という形で、論理語「なぜなら」「そのため」「だから」を見つけたら、必ず矢印とセットで記録するように指導します。こうすることで、説明文の流れが一本の線として見えるようになります。

設問の解き方:言い換え型・対比型・因果型を見抜く

次に、設問処理です。ここでは、「この問題は言い換えによる解法プロセスか」「対比か」「因果か」を見抜く練習が中心になります。

設問文をタイプ別に分類する

オンライン授業では、設問を画面に映しながら、次のように分類します。

  • 言い換えの設法
    「〜ということを別の言い方で表したものとして最も適切なものを選びなさい」など。
  • 対比の設法
    「筆者が対比している二つのものを答えなさい」など。
  • 因果の設法
    「〜の理由として最も適切なもの」「〜の結果として生じたことを答えなさい」など。

問題のタイプが分かれば、「どの論理語の周辺を読み返せば良いか」が見えてきます。

条件読みから本文に戻るまでの三ステップ

語感で選択肢を選んでしまう癖を防ぐために、設問処理では次の三ステップを徹底します。

  1. 設問文に線を引き、「何を」「どの範囲で」聞いているかを整理する。
  2. 本文に戻り、該当しそうな論理語や段落に印を付ける。
  3. そのうえで初めて選択肢を読む。

オンラインでは、この流れを講師が何度も口にしながら一緒にたどるため、習慣化しやすくなります。

選択肢を「合っている部分」と「ずれている部分」に分解する

選択肢は、いきなり〇×を決めるのではなく、

  • 本文と一致している部分に丸印。
  • 本文とずれている部分に下線。

という二段階チェックを行います。オンライン授業では、この書き込みの様子を共有しながら、「どこまでは合っていて、どこからは違うのか」を言葉で説明してもらうことで、論理に基づく選択の感覚を育てていきます。

記述の直し方:言い換え・対比・因果の欠けを補って答案化

記述問題は、言い換え・対比・因果の理解を確認する場として最適です。オンライン国語の個別指導では、次の流れで記述を改善していきます。

授業で行うこと 家庭学習で行うこと
  • 設問に関係する文を本文から箇条書きで抜き出す。
  • 言い換え・対比・因果を整理しながら順番を並べ替える。
  • 主語と述語をそろえ、読み手に伝わる文にまとめ直す。
  • 授業で直した答案を、翌日以降に自力でもう一度書き直す。
  • 元の答案と改善答案を書き比べ、違いを確認する。
  • 次の記述で意識するチェックポイントを一行でメモしておく。

このサイクルを回すことで、記述問題だけでなく、選択問題でも「論理の筋道」を踏まえて答えを選べるようになっていきます。

家庭でできるフォローと役割分担

言い換え・対比・因果の読み方は、すべてをご家庭だけで教え込む必要はありません。ただし、日常の中で少し意識していただくだけでも、オンライン国語の個別指導との相乗効果が期待できます。

家庭で担いやすい領域 オンライン個別に任せたい領域
  • 漢字ドリルや語彙テキストの反復。
  • 音読と、段落ごとの一言要約。
  • 過去問の実施日や点数の記録、解き直しの管理。
  • 論理語に注目した本文の読み方。
  • 言い換え・対比・因果の整理と図や表への落とし込み。
  • 記述答案のビフォーアフターと改善サイクルの構築。

毎日の語彙・漢字と論理語の定着

ご家庭では、漢字や語彙の学習と合わせて、論理語に軽く触れていただくと効果的です。

  • 「つまり」「しかし」「一方で」「なぜなら」などを会話の中で意識して使ってみる。
  • ニュースや本を読んだとき、「今の『しかし』の前と後ろはどう違っていた?」と一言だけ尋ねてみる。

こうした小さな積み重ねが、説明文を読むときの「論理の感覚」を育てていきます。

音読と「論理語チェック」の習慣

音読の際には、次のようなルールを加えると、オンライン授業での学びとつながりやすくなります。

  • 論理語を見つけたら、少しトーンを変えて読む。
  • 読み終えたあとに、「今の『なぜなら』の後ろにはどんな理由が来ていた?」と確認する。

これだけでも、「論理語の前後で意味が変わる」という感覚が自然と身についていきます。

どんな子に相性が良いか

言い換え・対比・因果に焦点を当てたオンライン国語の読み方トレーニングは、特に次のようなタイプのお子さまと相性が良い傾向があります。

「なんとなく分かったつもり」になりやすい子

  • 音読や語句の意味の理解はそれなりにできている。
  • 一方で、要点を一言で説明することが苦手。

このタイプは、論理語にマークを付けながらオンラインで一緒に読むことで、理解の輪郭がはっきりしていくケースが多く見られます。

図や色で考えると理解しやすい子

  • 算数の図や表を用いた説明には比較的強い。
  • 視覚的な情報があると理解が進みやすい。

画面共有で色分けや図解を行うオンライン授業との相性がよく、説明文の構造理解が短期間で改善することも少なくありません。

家で漢字・語彙を進められる子

漢字や語彙は家庭学習でも進めやすいため、オンライン国語の個別指導では読み方と論理のトレーニングに集中できます。この分担により、限られた学習時間で最大限の効果を出しやすくなります。演習で正答に近いところまで行くのに最後に落としてしまう場合は、正答に“近いのに落とす”子のための根拠精度の鍛え方も併用すると、選択肢の切り分けが安定しやすくなります。

説明文の構造を体系的に押さえたい方へ

説明文の構造のとらえ方や要点整理のコツを例題とともに整理した解説は
説明文講座
でも詳しく紹介しています。オンライン国語 個別指導と併用することで、ご家庭での復習や予習の方向性も見えやすくなります。

まとめ 論理の筋道から説明文の読み方を改善する

説明文で要点を見失ってしまうお子さまの多くは、語彙力だけではなく、言い換え・対比・因果といった論理の筋道をつかむ読み方がまだ十分に定着していません。オンライン国語の個別指導では、手元カメラと画面共有を活用しながら、論理語へのマークの付け方、本文の骨組みの浮かび上がらせ方、記述答案の書き換えまでを一対一で行うことで、「なんとなく分かったつもり」から一歩抜け出すための土台を改善していきます。

中学受験国語、とくに説明文や論説文の読解力に不安がある場合は、オンライン環境を活かして論理の読み方を集中的に鍛えることを、一つの選択肢として検討してみてください。具体的な指導内容やカリキュラムについては
オンライン国語 個別指導
のページから詳細をご覧いただけます。

お子さまに合った読み方トレーニングを知りたい場合は、ぜひ一度ご確認ください。設問の読み違いが混ざっていると学習効果が頭打ちになりやすいため、気になる場合は
設問の読み違いが減らない子へのオンライン改善アプローチ
も参考にしてください。