言い換え・対比・因果がつかめない子のための読み方トレーニング
オンライン国語 個別指導
言い換え・対比・因果を本文中で読む練習
説明文で要点をつかみにくい子は、言葉の意味を知らないだけでなく、文と文のつながりを追えていないことがあります。
「つまり」は前の内容の言い換え、「しかし」は前後の対比、「なぜなら」「そのため」は理由と結果の関係を示します。
この3つを本文中で追えるようになると、要旨、選択肢、記述の根拠が見つけやすくなります。このページでは、説明文を読むときにどこを見て、設問でどう使うかを整理します。
最初に見る論理語
説明文では、すべての文を同じ重さで読む必要はありません。まずは、話の関係を示す語に注目します。論理語を見つけたら、その語だけを見るのではなく、前後の文がどうつながっているかを確認します。
| 論理関係 | よく出る語 | 読むこと |
|---|---|---|
| 言い換え | つまり、すなわち、言いかえると、このように | 前の内容を別の表現で述べた文を確認する。 |
| 対比 | しかし、一方で、ところが、反対に | 前と後ろで何が違うかを並べて読む。 |
| 因果 | なぜなら、だから、そのため、したがって | 理由と結果をつなげて確認する。 |
線を引くだけではなく、「何を言い換えたのか」「何と何が対比されているのか」「何が理由で何が結果なのか」を言えるようにすることが大切です。
説明文で要点を見失う子の共通点
説明文が苦手な子は、本文を読んでいないわけではありません。むしろ、細かい内容は覚えているのに、文と文の関係がつかめていないことがあります。
- 「しかし」に線を引いているが、何と何が対比されているか言えない
- 具体例は覚えているが、何を説明する例なのか分からない
- 理由と結果を別々に覚えてしまい、本文全体の流れが見えない
- 選択肢を読むと、本文に近そうな語だけで選んでしまう
この状態では、本文を何度読んでも点数が安定しにくくなります。必要なのは、文の意味を一つずつ覚えることではなく、言い換え・対比・因果で本文をつなぐ読み方です。
短い例文で見る3つの関係
まずは短い文で、論理語の前後をどう読むかを確認します。長い文章でも、見る場所は同じです。
言い換えの例
人間は他者と関わりながら生きている。つまり、人間は一人だけで完結する存在ではない。
「つまり」の後ろは、前の文を別の表現で述べています。「他者と関わりながら生きている」と「一人だけで完結する存在ではない」は、同じ内容を別の角度から述べた文です。
対比の例
技術の進歩で生活は便利になった。しかし、人と人が直接話す機会は減っている。
「便利になった」ことと「直接話す機会が減った」ことが対比されています。前だけ、後ろだけで読むのではなく、両方を並べて読む必要があります。
因果の例
多くの情報を短時間で受け取れるようになった。そのため、一つの情報を深く考える時間が減っている。
前の文が理由、後ろの文が結果です。記述では、理由と結果を両方入れると、答案の内容が伝わりやすくなります。
本文ではこう読む
説明文では、論理語を見つけたら、その語だけに印を付けて終わらせません。前後の文を短くまとめ、関係を言えるようにします。
| 本文で見るもの | 読み方 | 設問での使い道 |
|---|---|---|
| つまり・すなわち | 前の内容を別の表現で述べた文として読む。 | 要旨、筆者の主張、傍線部の意味で使う。 |
| しかし・一方で | A側とB側を並べて、違いを確認する。 | 選択肢の比較、説明記述で使う。 |
| なぜなら・そのため | 理由と結果をつなげて読む。 | 理由説明、記述の材料集めで使う。 |
| たとえば | 具体例として読み、何の例かを前後で確認する。 | 具体例に引きずられず、要点へ戻る。 |
たとえば「しかし」が出たら、後ろだけを見るのではなく、前の文と後ろの文を並べます。「Aではあるが、Bである」と言えれば、対比が読めています。
「つまり」が出たら、後ろの文を要点候補として扱います。ただし、前の内容を本当に言い換えているかを必ず確認します。
「たとえば」が出たら、具体例そのものを覚えるだけでは足りません。その例が何を説明するために置かれているのかを、前後の文から見ます。
設問ではこう使う
言い換え・対比・因果は、本文を読むためだけでなく、設問を解くときにも使います。設問ごとに見る場所が変わります。
傍線部の意味を聞かれた場合
「つまり」「すなわち」「このように」の周辺を見ます。傍線部の前後に、同じ内容を別の言い方で説明している文がないかを探します。
理由を聞かれた場合
「なぜなら」「そのため」「だから」の前後を見ます。結果だけでなく、理由にあたる文を本文から拾います。
選択肢を比べる場合
本文の対比関係を先に押さえます。A側の説明なのか、B側の説明なのかを分けてから選択肢を見ると、近い表現に引きずられにくくなります。
正答に近いところまで行くのに最後に選び違える場合は、本文の根拠と選択肢の一語の差を比べる練習が必要です。詳しくは後半の関連ページも参考にしてください。
記述では不足しやすい要素を補う
記述問題では、言い換え・対比・因果のどれを使う問題なのかを見分けることが大切です。
- 言い換えの記述:傍線部が何を指すかを、本文の別表現で説明する。
- 対比の記述:AとBの違いを両方入れる。
- 因果の記述:理由と結果をセットで入れる。
たとえば「なぜそう考えたのか」と聞かれているのに、結果だけを書くと説明が足りません。「何が理由で、どうなったのか」を本文の語を使ってつなげます。
| 問題の種類 | 不足しやすいもの | 書く前に見ること |
|---|---|---|
| 傍線部の内容説明 | 言い換えた内容 | 「つまり」「このように」の前後 |
| 理由説明 | 原因にあたる文 | 「なぜなら」「そのため」の前後 |
| 違いを説明する問題 | 対比の片側 | 「しかし」「一方で」の前後 |
記述答案を直すときは、表現をきれいにする前に、本文から必要な材料が入っているかを見ます。
家庭でできる確認
家庭では、解説をすべて教えるよりも、本文中の論理語に気づけているかを確認する方が取り組みやすくなります。
- 「つまり」の後ろを見て、前の内容を短く言えているか確認する。
- 「しかし」の前後で、何と何が比べられているかを聞く。
- 「なぜなら」「そのため」が出たら、理由と結果を一文で言わせる。
- 具体例が出たら、何を説明する例なのかを前後で確認する。
長時間行う必要はありません。短い文章で、論理語を一つだけ取り上げる練習でも十分です。
声かけ例
- 今の「つまり」は、何を言い直している?
- 「しかし」の前と後ろは、何が違う?
- 「そのため」の前に理由は書いてある?
- この具体例は、何の説明として出てきた?
オンライン国語個別指導で見ていること
言い換え・対比・因果の読み方は、答案だけを見ると原因が分かりにくいことがあります。読解ラボ東京のオンライン国語個別指導では、本文への書き込みや設問処理の様子を確認しながら、次の点を見ます。
- 論理語に印を付けたあと、前後の関係を説明できているか。
- 対比を片側だけでなく、両側で押さえられているか。
- 因果を理由と結果でつなげて読めているか。
- 選択肢を語感ではなく本文根拠で比べているか。
- 記述答案に必要な材料が入っているか。
手元カメラや画面共有を使うことで、どこに線を引き、どの文を根拠にしたかをその場で確認できます。文章を読んだ後の正誤だけでなく、読む途中の判断を見られる点が、オンライン指導の利点です。
論理の読み方から改善したいご家庭へ
読解ラボ東京のオンライン国語個別指導では、言い換え・対比・因果を本文中で確認しながら、説明文の読み方を一対一で練習します。
指導内容やカリキュラムの詳細は
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関連ページ
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まとめ
説明文で要点を見失う場合、語彙不足だけでなく、言い換え・対比・因果を本文中でつかめていないことがあります。「つまり」は言い換え、「しかし」は対比、「なぜなら」「そのため」は因果として、前後の文をつなげて読むことが大切です。
本文を読むときは論理語に印を付け、設問ではどの関係を問われているかを確認します。記述では、必要な材料が言い換え・対比・因果のどこにあるかを見てから答案にまとめます。
中学受験国語の説明文や論説文に不安がある場合は、オンライン環境を使って、本文への印の付け方、根拠の取り方、記述答案の直し方まで確認することも一つの方法です。具体的な指導内容は
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