サピックス・小5国語の要点(52B-05)
52B-05
SAPIX国語授業の活用法:52B-05「心は何でできている」
──授業で扱う4問のつなげ方+比喩(問9(2))で「イコール思考」を鍛える
動画の要点を「授業→復習」で再現できる形に整理しました。随筆文は“流れ”を押さえると、設問処理が一気に安定します。
このページで整理すること
- 52B-05で授業で扱う4問(問4・問5・問7・問8)の役割と復習の順番
- 文章の軸:「赤ん坊の瞳」→(ナスの体験)→(ピーマンの体験)→(ピーマンへの思い)
- プラスアルファの良問:問9(2)(畑の太鼓=ピーマン)の比喩読み取り
- 選択肢問題にも効く「表現のズレ」を埋めるイコール思考の作り方
SAPIX国語の「語彙・記述・B問題」まで含めて、成績が伸びないときの原因整理と立て直し方をまとめて確認したい場合は、サピックス国語の勉強法まとめ(全体像はこちら)もあわせてご覧ください。
随筆文は「体験の列」と「気づき(心の動き)」をセットで押さえる
52B-05は随筆文です。説明文のように情報を整理する回というより、
体験がどう語られ、そこからどんな感じ方・考えが生まれたかを追う回になります。
設問は、本文の流れに沿って「定義→体験①→体験②→まとめ(思い)」を押さえる形です。
キーワード:赤ん坊の瞳
本文でいう「赤ん坊の瞳」とは、先入観を持たず、純粋に物事を見る感覚のこと。
以降の体験談は、この状態になった具体例として語られます。
復習のコツ
- 「何が起きたか」だけでなく「どう感じたか」を必ずセットにする
- 体験が2つ出るときは、共通点/違いを一言でメモする
- 最後(問8)は、体験のまとめとしての“思い”を言い切る
52B-05
問4→問5→問7→問8で「定義→体験→体験→まとめ」を完成させる
授業では、おそらくこの4問を軸に進みます。復習も同じ順番で解き直すと、文章の流れが崩れません。
問4:赤ん坊の瞳のひとみ(文章の入口)
まず「赤ん坊の瞳」とは何かを押さえます。ここが定義(基準)になります。
- 先入観を持たない
- 純粋に物事を見る
- その状態になることを「赤ん坊の瞳を持つ」と表現
問5:ナスにまつわる体験(体験①)
「赤ん坊の瞳」になった具体例の1つ目。体験の内容と、そのときの感じ方をセットで整理します。
- 何を見て(ナス)
- どんな状態になり(赤ん坊の瞳)
- どう感じたか(本文表現で)
問7:ピーマンにまつわる体験(体験②)
体験談の2つ目。問5と並べて「同じ型」で処理すると、随筆文の流れが見えます。
- 体験①(ナス)と同じ要素でメモする
- 共通点:赤ん坊の瞳を保てた
- 違い:対象(ピーマン)と状況(本文に合わせる)
問8:ピーマンへの思い(まとめ)
体験②の後に来る「まとめ」です。赤ん坊の瞳にさせてくれたピーマンに対して、筆者がどんな思いを持つかを言語化します。
- 体験の結論(何に気づいたか)を拾う
- 感想ではなく「本文の言い方」でまとめる
問4で基準を作り、問5・問7で体験を2本そろえ、問8で「思い(まとめ)」まで言い切れれば、この回は仕上がりです。
問9(2)
比喩の読み取り
問9(2)は「本文に書いていないイコール」を自分で作る練習になる
問9(2)は「パンパン畑の太鼓だぞ」とありますが、なぜそのように表現したのか、という問題です。
ここでは、ピーマン=太鼓という比喩(例え)が出ます。
ただし厄介なのは、なぜイコールになるのかが、本文に明確に書かれていないタイプであることです。
この問題の核
- 比喩は必ずイコールの関係になる
- イコールの根拠(共通点)を、自分で言語化する
- この力は、選択肢問題の「表現のズレ」を埋めるのに直結する
STEP1:まず「何がイコールか」を確定する
- ピーマンを「畑の太鼓」と言っている
- つまり ピーマン=太鼓
- 次に「なぜイコール?」を考える段階へ
STEP2:共通点を2本出して、説明文にする
- 共通点①:叩くと音が響く(パンパン)
- 共通点②:どちらも中が空洞
- 2本そろえると、説明に厚みが出て答案が安定
答案づくりの型(書き方)
ピーマンは叩くと音が響き、また中が空洞である点が太鼓と共通しているため、畑の太鼓と表現した。
文章中に根拠がはっきり書いていない問題ほど、差がつきます。
「どっちもこういう意味だからイコール」と言える力が、難しい選択肢の突破力になります。
授業後の復習テンプレ:52B-05は「定義→体験×2→思い→比喩」で仕上げる
STEP1(問4)
- 赤ん坊の瞳=何か
- 本文の言い方で一言
STEP2(問5・7)
- 体験①(ナス)
- 体験②(ピーマン)
- 「体験→感じ方」をセット
STEP3(問8)
- ピーマンへの思い
- 体験のまとめを言い切る
STEP4(問9(2))
- 比喩=イコール
- 共通点を2本
- 説明文にする
随筆文は「流れ」を外すと迷子になります。定義→体験→まとめの型を固定し、比喩はイコールで処理できるようにします。
チェックリスト
比喩(問9(2))を落とさないチェックリスト(5つ)
A. まず「何=何」を確定
- 比喩の核:ピーマン=(畑の)太鼓
- イコールが言えないまま説明に入らない
- 比喩語(太鼓)を「説明対象」にしない
B. 共通点は「2本」出す
- 共通点①:音(パンパン)
- 共通点②:形/中身(空洞 など)
- 2本あると、選択肢でもズレに強い
C. 本文根拠は「場面」で固定
- 比喩が出た前後の段落を線で囲う
- 音・形のヒント語に印を付ける
- 本文に無い連想は足さない
D. 答案は1文で完結
- 「〜だから、〜と表現した。」で締める
- 抽象語(すごい/面白い)で終わらない
- 共通点は名詞+動詞で言い切る
「何=何」+共通点2本+本文場面の線引き、ここまでセットで“毎回同じ”にします。
イコール思考
選択肢にも効く
比喩が苦手な子のための「イコール思考」3問ドリル
目的は「比喩=イコール」を自分の言葉で説明できるようにすること。
1問30秒〜1分でOKです。
- 「彼の声は鐘のようだった」
何=何? 共通点を2本で。 - 「机の上は戦場だ」
何=何? 共通点を2本で。 - 「笑顔が太陽みたいだ」
何=何? 共通点を2本で。
解答例(クリックで開く)
1) 声=鐘。共通点:よく響く/遠くまで届く(澄んでいる でも可)。
2) 机の上=戦場。共通点:散らかっている/やること(物)が多く混乱(緊張感 でも可)。
3) 笑顔=太陽。共通点:周りを明るくする/見ている人が元気になる。
「イコール」→「共通点2本」→「1文で説明」の順に固定すると、本番の比喩も選択肢も崩れません。
随筆の復習
52B-05で点を落とす“復習のズレ”3つ
NG1
体験だけ拾って「心の動き」を抜く
随筆は「体験→感じ方」がセット。どちらか片方だと問8のまとめが崩れます。
NG2
問4(定義)を曖昧にしたまま進む
「赤ん坊の瞳」の基準が曖昧だと、体験①②の要点が拾えません。
NG3
比喩を“雰囲気”で処理する
比喩は必ずイコール。共通点2本に落とすと、答案も選択肢も強くなります。
問4で定義 → 問5/7で体験+感じ方 → 問8でまとめ → 問9(2)でイコール。
この順に“戻す”だけで立て直せます。
よくある質問(52B-05)
随筆は線をどこに引けばいい?
体験の段落だけに線を引くと、問8の「思い(まとめ)」が拾えません。
問5と問7の違いが整理できない
その後で共通点と違いを1行でまとめると、流れが見えます。
比喩の共通点が1本しか出ない
「音(パンパン)」が出たら、次は「形/中身(空洞)」のように別カテゴリから2本目を探すと出やすいです。
復習は最低どこまでやれば合格?
余力があれば問9(2)でイコール思考を1回回す、という順で積み上げてください。
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SAPIX国語の授業内容を「分かった」で終わらせず、随筆文の流れ整理・比喩処理・記述答案まで、1対1で固定します。
- 随筆文の「定義→体験→まとめ」を答案化
- 比喩(イコール)の根拠づけを反復
- 選択肢の「表現のズレ」を埋める訓練
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