予習シリーズ小5上巻 第4回の要点解説

小5 上巻
第4回・発展問題
説明文
予習シリーズ小5上巻 第4回|説明文の要点解説
このページでは、予習シリーズ小5上巻 第4回・発展問題の説明文について、受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説の要点を、家庭学習で使いやすい形にまとめます。
対象は、説明文で「どういうことか」「なぜか」「筆者はどう考えているか」を問われると、本文のどこを見ればよいか分かりにくくなる小5生と保護者の方です。中心は、「傍線の説明=本文中の同じ意味を探す」という読み方です。
答えそのものを覚えるためではなく、次の説明文でも使えるように、傍線部の言い換え、直後の説明、並列表現、選択肢の比べ方を確認していきます。
このページで確認できること
説明文の「どういうことか」「なぜか」「筆者はどう考えているか」は、思いつきで答える問題ではありません。傍線部と同じ意味になる表現、直後に置かれた説明、選択肢の一致点を本文から拾うことで、答えを作りやすくなります。
第4回では、森・竹林・人の手・自然の森指定といった内容を読みながら、説明文でよく出る言い換え、並列、具体例、筆者の考えを確認できます。
説明問題では、傍線部を自分の言葉だけで考えるのではなく、本文中の同じ内容にあたる表現を探します。選択問題では、選択肢を短く区切り、本文と合う部分・合わない部分を比べます。
解説動画(ライブ配信)
※自動文字起こしのため、固有名詞などに揺れがある場合があります。
動画を見る前に、下の「説明問題の考え方」と「選択肢の処理」を確認しておくと、解説のどこを復習に残せばよいか分かりやすくなります。
目次
1. 説明問題の考え方:同じ意味を作る
説明文では、傍線部を見て「自分ならこう思う」と考える前に、本文の中にある言い換えを探します。特に「どういうことか」と聞かれたときは、傍線部の意味を、本文中の別の表現で言い直す問題として考えます。
本文の中にある言葉を使うと、答えが感想に寄りにくくなります。傍線部の前後だけで足りない場合は、同じ話題が続いている段落まで戻って確認します。
「どういうことか?」は言い換え
- 説明しなさい=傍線と同じ意味の言葉にする
- 本文の中にある言い換えを拾う
- 同じ内容を短くまとめて、傍線部とつなげる
- 傍線の前後だけで足りないときは、同じ話題の段落まで見る
ミニ例
説明文は、用語や表現の意味を本文中の別表現で確認する読み方が大切です。傍線部だけを見て考えず、本文中の同じ内容を探します。
2. 選択肢の処理:短く分けて本文と比べる
選択肢が長いときは、全体を一気に比べるのではなく、句読点・助詞・接続語で短く分けて本文と照合します。
説明文の選択肢は、一部だけ本文と合っていて、別の部分がずれていることがあります。そのため、選択肢全体の印象ではなく、内容をいくつかのまとまりに分けて、本文の表現と比べることが大切です。
分け方の目安
- 「〜が/〜を/〜に」でまとまりを分ける
- 「だから/つまり/しかし」は前後関係を見る
- 一文を2〜3ブロックにして本文と比べる
- 本文にない言い過ぎが混ざっていないかを見る
反応したい言葉
- 一つは/もう一つ:内容が並んでいる合図
- たとえば:後ろが具体例
- だから:前後の理由関係を確認
- しかし:前と後ろで内容が変わる合図
3. 問題別ポイント(問一〜問六)
ここでは、第4回・発展問題の各設問で確認したい読み方をまとめます。答えだけを覚えるのではなく、どこを見て判断するかを残しておくと、別の説明文にも使いやすくなります。
特にこの回では、接続語、並列表現、筆者の考え、段落全体の要点が問われます。問題ごとに、本文のどこを根拠にするかを確認しましょう。
問一:空欄(接続語)
選択
- 空欄1:前後とも「タケ」の特徴 → エ
- 空欄2:後ろが具体例 → ウ
- 空欄3:後ろの理由が前にかかる → イ
- 確認点:空欄の前後で、同じ話題か、具体例か、理由かを見る
問二(1):森が荒れるとは?
説明
- 注目:「一つは」「もう一つ」
- 内容:植林の森の手入れが行き届かない/竹林が広がる
- 要点:二つの内容を並べてまとめる
- 確認点:「荒れる」の中身を、本文中の二つの説明で言い換える
問二(2):共通する原因
説明
- 内容:人が森に手を入れなくなったこと
- 読み方:共通原因の提示直後を拾う
- 確認点:二つの現象に共通している原因を探す
問三:筆者の考え(傍線②)
選択
- 注目:傍線②の直後
- 内容:人の勝手な言い分だと捉えている
- 答え:イ
- 確認点:筆者の評価がどの文に表れているかを見る
問四(1):私のイメージとは?
説明
- 7段落より、原始の森
- 読み方:「イメージ」=本文中の別表現を探す問題
- 確認点:抽象的な言葉を、本文中の具体的な表現に置き換える
問四(2):マタギの生活とは?
記述
- 要点:資源の再生を考えながら山に手を入れ、森を育ててきた
- 書き方:具体例を増やしすぎず、大きな内容でまとめる
- 確認点:生活の細部ではなく、森との関わり方を答えにする
問五:自然の森指定への筆者の考え
記述
- 自然の森=人の手が加わることは許されない
- 筆者:それでは森を護れなくなると考えている
- 要点:原始の森と位置づけることへの疑問
- 確認点:筆者が何を問題にしているかを、本文の流れから拾う
問六:10段落の要点
選択
- 要点:自然には人の手が加わっている
- 補足:人を排除すると自然が別物になる
- 答え:エ
- 確認点:段落全体で何を言いたいかを短く言い直す
4. 家庭学習での使い方
動画や解説を見たあとに、答えだけを確認して終わると、次の説明文で同じ読み方を使いにくくなります。家庭学習では、どの問題で何を見ればよかったのかを、短く残すことが大切です。
説明文で毎回確認したいこと
- 「どういうことか/とは」を見つける
- 傍線部と同じ意味の表現を本文から探す
- 「一つは/もう一つ」で内容を並べて見る
- 筆者の考えは傍線の直後を確認する
- 選択肢は短く分けて本文と比べる
記述のときのコツ
- 本文の言葉を優先して拾う
- 要素は2〜3個に絞って一文にまとめる
- 「自然の森=〜」のように、先に意味を置いてから筆者の考えへつなげる
- 具体例を並べすぎず、何を説明する答えなのかを最後に確認する
復習メモの例
| 問題 | 見たところ | 次回も使う見方 |
|---|---|---|
| 問二 | 「一つは」「もう一つ」 | 二つ並んでいる内容をまとめる |
| 問三 | 傍線②の直後 | 筆者の評価は直後を確認する |
| 問五 | 自然の森指定に対する筆者の考え | 用語の意味と筆者の疑問を分ける |
「どこに書いてあったのか」「どの言葉を答えに使うのか」「選択肢のどの部分が本文と合うのか」を、口頭で短く説明できるか確認すると、読み方が残りやすくなります。
この回だけで終わらせず、予習シリーズ国語をどう復習して積み上げるかの予習シリーズ国語の復習サイクルもあわせて確認しておくと、家庭学習で取り組みやすくなります。
5. よくあるつまずき(FAQ)
Q. 「どういうことか」で、気持ちや感想を書いてしまいます
開く
説明問題では、感想ではなく本文中の言い換えを探します。傍線部と同じ内容になる表現を拾い、短く置き換えるところから始めます。
Q. 長い選択肢を全部読んで、最後に決めきれません
開く
長い選択肢ほど、句読点・助詞・接続語で短く分けます。本文と同じ内容になっている部分、本文とずれている部分を分けて見ると選びやすくなります。
Q. 「筆者の考え」がどこにあるか分かりません
開く
最初に傍線の直後を確認します。説明文では、評価や主張が傍線のすぐ後ろに置かれることがあります。直後を見たうえで、前後の段落も確認します。
Q. 記述で本文の言葉をどこまで使えばよいですか
開く
まず本文の言葉を優先して使います。そのうえで、長すぎる具体例は短くまとめます。本文にない感想を足すより、本文の言葉を組み合わせて答えにする方が安全です。
Q. 解説を見たあと、何をノートに残せばよいですか
開く
答えだけではなく、「どこを見たか」を残します。たとえば「傍線直後」「一つは・もう一つ」「本文中の言い換え」のように、次回も使う見方を書いておくと復習しやすくなります。
読解ラボ東京|説明文を本文根拠で読めるようにする
説明文の得点は、感覚ではなく、同じ意味を探すこと、直後を見ること、選択肢を短く分けることで安定しやすくなります。
お子さまの答案を見ながら、どこを本文根拠として使うべきだったか、どの言葉を答えに残すべきだったかを1対1で確認します。
本記事は、ライブ解説の要点を学習用に整理したものです(教材本文の転載はしていません)。
行数の参照は配信内の説明に基づきます。


