予習シリーズ小5上巻 第12回の要点解説

小5 上巻
第12回・発展問題
論説文・随筆
予習シリーズ 小5上 第12回・発展問題を解説|比喩・時間泥棒・問一〜問七の考え方
予習シリーズ小5上巻・第12回の発展問題で、「鏡」という比喩をどう記述に直せばよいのか、「時間泥棒」とは何を指しているのか、選択肢を本文の根拠からどう判断すればよいのかで迷っていませんか。
このページでは、受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説をもとに、問一〜問七の重要ポイントと家庭での復習方法を整理しています。動画を見なくても、本文から各設問の考え方を確認できる構成です。
この記事はこんな人におすすめです
- 問一の「鏡」という比喩を、記述答案にどう直せばよいか分からない
- 問三の「時間泥棒」が何を指しているのか整理できない
- 問七で、本文にない「成長」などの選択肢を選んでしまう
- 答え合わせだけで終わらず、第12回を家庭でどう復習すればよいか知りたい
問一の記述を確認したい場合は「1. 読解の核」へ、問二〜問七は「2. 問題別ポイント」へ、家庭での復習方法を知りたい場合は「3. 家庭学習の回し方」へ進んでください。
目次
解説動画(ライブ配信)
※自動文字起こしのため、固有名詞や表現に揺れがある場合があります。
本文では設問ごとの要点を短く整理しています。より詳しい説明や、本文をたどりながら考え方を確認したい場合は、こちらのライブ解説もあわせてご覧ください。
1. 読解の核:問一「鏡」の比喩を記述答案に直す考え方
この回の重要なポイントの一つが、比喩を比喩のまま答案に書かず、論理的な言葉へ言い換えることです。
「説明しなさい」という問題では、傍線部とイコールになる内容を本文から探し、それを答案として伝わる表現に直します。
「説明しなさい」を解く基本
- 「説明しなさい」問題:傍線部とイコールの内容を文章から探す
- 比喩の変換:「鏡」「映し出す」といったイメージの言葉を避ける
- 論理への翻訳:答案では「読み取る内容」「理解」などの思考の言葉に直す
問一:比喩を記述答案に直す
自分を「鏡」に映すように、読書は「今の自分」を自覚させてくれるものとして描かれています。
「鏡」「映す」を繰り返すのではなく、それが具体的に何を意味するのかまで言い換えることが重要です。
2. 問題別ポイント|問二〜問七の考え方
第十二回
ここからは、問二〜問七について「何を手がかりに考えるか」を設問ごとに整理します。
答えだけを覚えるのではなく、本文のどこを根拠に判断するのかを意識して復習してください。
| 設問 | 主なテーマ | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 問一 | 比喩・記述 | 「鏡」を論理的な表現へ言い換える |
| 問二 | 対照関係 | モモと灰色男の違いを整理する |
| 問三 | 時間泥棒・心情 | 大人になった筆者自身との関係を読む |
| 問四 | 読書の意義 | 「今の自分」を自覚するという意味をつかむ |
| 問五 | 比喩 | 目の前の一歩を重ねるという意味を読む |
| 問六 | 心情 | モモが「遠い存在」になった理由を考える |
| 問七 | 根拠判断 | 本文に書かれていない内容を選ばない |
問二:モモと灰色男の対照関係
問二では、登場人物を一人ずつ見るだけでなく、モモと灰色男がどのように対照的に描かれているかを軸に整理します。
人物同士の違いを意識すると、その後の筆者の見方の変化も追いやすくなります。
問三(1):時間泥棒の正体
- 根拠:31〜32行目「大人になった筆者」
- 特徴:いかに効率よく時間を使うかばかりを気にする自分たち
- 結論:イ
問三(2):大人になった筆者の見方の変化
- モモ:ひたむきさをまっすぐに見つめられなくなった
- 灰色男:時間を求める姿に哀しさや愛しさを感じる
- 理由:自分も時間泥棒の一人だと気づいたから
問四:読書を「すごい」と思う理由
子供の時と大人になった時では、同じ本を読んでいても受け取り方が大きく変わっています。
ここで重要なのは、本そのものが変化したのではなく、読む側である自分が置かれている状況によって、本から読み取る内容が変わったという点です。
その体験を通して、読書は「今の自分」を自覚させてくれるものだと筆者は捉えています。結論はアです。
問五:道路掃除夫ベッポの言葉
ベッポの言葉では、長い道のりを最初からすべて考えるのではなく、次の一歩、次の一呼吸という目の前のことに意識を向けることが示されています。
「全体を考えてはいけない。次のこと(一歩、一呼吸)だけを考えろ」という言葉から、困難な道も、目の前の小さな一歩を重ねることで乗り越えられるという意味を読み取ります。
問六:モモへの憧れが強まる理由
大人になった筆者は、自分自身も効率よく時間を使うことばかりを気にする「時間泥棒」の側に立っていることに気づきます。
そのため、かつては身近に感じていたモモのひたむきな生き方を、以前と同じ立場から見ることができなくなりました。
自分との距離が生まれたことで、モモは「遠い存在」となり、だからこそ、より切実な憧れの対象になったと考えます。結論はウです。
問七:読み返す価値と本文根拠
この問題では、選択肢の内容が一般的にもっともらしいかではなく、本文中にその内容を裏づける根拠があるかを確認することが重要です。
読み返すことの価値として本文から確認できるのは、過去と現在、それぞれの自分と対面できるという点です。
正解はエ。「成長」という言葉は自然に感じられても、本文から確認できないため選びません。自分の常識や連想ではなく、本文に書かれている内容を基準に判断することがポイントです。
3. 家庭学習の回し方|第12回を解き直す手順
解説を読んで「分かった」で終わらせず、次に似た問題が出たときにも使える形にすることが大切です。
特にこの回では、比喩の言い換えと本文根拠による選択肢判断を意識して解き直してみてください。
「説明しなさい」の攻略(記述対策)
- 傍線部と「イコール」の内容を本文から抽出する
- 比喩(鏡・映る)を「理解する・読み取る」に変換する
- 「条件」と「結論」をセットにして文を作る
記述の採点基準(問一の例)
・同じ本を読んでも(2点)
・抱えている状況によって(4点)
・読み取る内容が変わる(4点)
※「映し出す」をそのまま使うと減点対象です。
家庭で復習するときのチェックポイント
答えを覚えているかではなく、「なぜその答えになるのか」を本文から説明できるか確認してください。
- 問一で「鏡」「映す」を使わずに意味を説明できるか
- 問三で「時間泥棒」と大人になった筆者との関係を説明できるか
- 問七で、選択肢を本文に書かれている内容と書かれていない内容に分けられるか
この回だけで終わらせず、予習シリーズ国語をどう復習して積み上げるかの全体像はこちらもあわせて確認しておくと、家庭学習の流れが安定します。
4. 第12回の復習でよくあるつまずき
Q. 問一では「鏡」をどのように記述すればよいですか?
開く
「鏡」「映し出す」という比喩をそのまま繰り返すのではなく、何がどうなることを表しているのかに直します。この問題では、同じ本でも自分が抱えている状況によって読み取る内容が変わる、という方向へ言い換えることがポイントです。
Q. 「時間泥棒」とは何を指しているのですか?
開く
この文章では、いかに効率よく時間を使うかばかりを気にする「大人になった筆者」と結びつけて考えます。物語の中の存在だけで終わらせず、現在の自分との共通点に気づいたことが、その後の見方の変化につながっています。
Q. 問七で「成長」を選んで間違えてしまいました
開く
「イ」の選択肢は一般的にもっともらしいですが、本文に根拠がないため不正解です。
国語では、自分の常識や印象ではなく「本文から確認できるか」を基準に判断します。
Q. 比喩(映し出す)をそのまま記述に使ってはいけないのはなぜですか?
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比喩はイメージを伝える表現なので、「説明しなさい」と求められた場合には、そのイメージが具体的に何を意味しているのかまで言葉に直す必要があります。
この言い換えができるかどうかが、記述問題では重要です。
Q. 動画を見なくても、このページだけで復習できますか?
開く
このページでは、問一〜問七の重要ポイントと家庭学習での復習手順を本文でも整理しています。
まず本文で自分が間違えた設問を確認し、より詳しく考え方を確認したい場合に解説動画を利用してください。
家庭学習だけでは判断しにくい場合は
解説を読んで答えは理解できても、実際にお子さまが書いた記述答案について、「どこまで書けていて、何が足りないのか」を家庭で判断するのが難しいことがあります。
特に、比喩を自分の言葉へ直せない、本文の根拠ではなく感覚で選択肢を選んでしまう、解き直しても同じ種類の問題で繰り返し間違える場合は、答えだけでなく考え方のどこでズレているのかを確認することが大切です。
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お子さまの答案にある「ズレ」を、プロの視点で正確に特定し、修正します。
本記事はライブ解説の要点を整理した学習用資料です。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第12回)に基づきます。
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