開成中学校・2020(令和2)年度【解説動画】
開成中2020国語|記述の要点圧縮と解説動画
開成中学校2020年度国語は、大問1が小説、大問2が説明文の2題構成です。
漢字の書き取り7問以外は記述問題が中心で、特に小さい解答欄に、本文根拠・人物の気持ち・理由を短く入れる力が求められます。
このページでは、開成中2020年度国語の傾向、厳選解説動画、記述で要点を短くまとめる考え方を確認します。
このページで確認できること
- 開成中2020年度国語の出題構成
- 小さい解答欄で何を残すかの考え方
- 物語文で理由を問われたときの読み方
- 解説動画を見る前後の復習方法
- 開成中の記述対策で意識したいこと
開成中学校2020年の国語の傾向

2020年度の開成中学校国語は、大問1が小説、大問2が説明文の2題構成です。漢字の書き取り7問以外は、記述問題が中心でした。
大問1では、主人公が女子であり、女子特有の複雑な人間関係や心情が入り混じった文章が出題されました。開成中学校の受験生にとっては、人物同士の距離感や気持ちの揺れをつかみにくい場面もあったと考えられます。
ただし、文章内容が難しく見えても、設問で問われていることを分け、本文の根拠を押さえれば、答えに必要な材料は見つけられます。開成中の記述では、感覚的に長く書くのではなく、根拠・気持ち・理由を限られた字数に収める力が重要です。
開成中の国語で問われやすい読み方や記述の備えを年度横断で整理した全体像はこちら:開成中国語の全体像を見る
過去問演習の回し方、繰り返しの効果と限界、類題演習との順番の全体像はこちら:国語過去問演習の考え方を見る
2020年度の記述で意識したい点
開成中の国語では、記述欄が大きくありません。そのため、本文中の根拠を見つけても、見つけた内容をすべて書き込もうとすると解答欄に収まりません。
必要なのは、本文の内容を長く説明することではなく、設問に必要な材料を選び、短い表現でつなげることです。特に、物語文では、出来事だけでなく、その出来事を人物がどう受け止めたかまで見る必要があります。
小さい解答欄で見るべきこと
- 本文のどの場面が根拠になるか
- 人物の気持ちがどのように動いたか
- 理由として必要な出来事は何か
- 設問に直接関係しない説明が入りすぎていないか
- 一文で意味が通る答案になっているか
「なぜそうしたのか」を聞かれたとき、出来事だけを書いても理由の説明として弱くなることがあります。人物がその出来事をどう受け止め、どのような気持ちになったのかまで入れると、記述がまとまりやすくなります。
開成中学校・令和2年度厳選解説動画

令和2年度の開成中学校入試より、厳選した問題とその解説をお届けします。問題文・設問については、過去問集や各種掲載資料で確認したうえでご覧ください。
全問解説Ver.はコチラにて随時UPしております。
なお、解説では各問題を次のように分類しています。
- A:容易に正解できるので、合格するには落としてはいけない問題
- B:少し難しめの問題だが、意欲的に取り組んでほしい問題
- C:非常に難しいので、合格不合格のラインには影響しにくい問題
すべての問題を同じ重さで扱うのではなく、合格に必要な問題を優先して復習することが大切です。動画を見る前に自分の答案を一度書き、動画を見た後で短く書き直すと、記述の改善点が見えやすくなります。
物語文で理由を聞かれたときの考え方
物語文で理由を聞かれたときは、気持ちが理由になっている場合があります。
たとえば、「なぜそのような行動をしたのか」と問われた場合、単に出来事を並べるだけでは不十分です。その人物がどのような状況に置かれ、何をきっかけに、どのような気持ちになったのかを確認します。
理由記述で確認したい流れ
- 背景:人物同士の関係や、その場面までの状況
- 出来事:気持ちが動くきっかけになったこと
- 気持ち:その出来事を受けて、人物がどう感じたか
- 行動:その気持ちから、どのような行動につながったか
理由を聞かれたときは、背景と出来事を整理し、最後に気持ちや行動へつなげると、答えを導き出しやすくなります。
開成中の小さい解答欄では、このすべてを長く書くことはできません。答案には、設問に直接関係する背景と出来事を選び、気持ちや行動に短くつなげます。
小さい解答欄で要点を絞るコツ
開成中の記述では、本文の材料を見つける力だけでなく、それを短くまとめる力も必要です。解答欄が小さい場合は、本文根拠を全部入れようとせず、設問に直接関係する材料を選びます。
| 見直す点 | 確認内容 |
|---|---|
| 設問の聞き方 | 理由、気持ち、内容説明のどれを聞いているかを確認する |
| 本文根拠 | 答えに使う場面や表現を選ぶ |
| 言い換え | 本文の言葉をそのまま長く写さず、必要な意味を短くまとめる |
| 答案の長さ | 設問に直接関係しない説明を入れすぎない |
解答欄が小さいときほど、答案の前半で状況説明に字数を使いすぎないことが大切です。背景は必要な分だけ入れ、最後に問われている内容へつなげます。
短くまとめるときの見方
- 人物名や出来事を必要以上にくり返さない
- 本文中の長い表現を短い言葉に言い換える
- 「なぜ」と聞かれたら、行動より理由を中心にする
- 「どのような気持ち」と聞かれたら、出来事と気持ちを対応させる
動画を見るときの確認ポイント
解説動画を見るときは、ただ答えを確認するだけでなく、自分の答案と比べながら見直すと効果的です。
動画視聴時に確認したいこと
- 自分はどの本文根拠を使ったか
- 解説ではどの根拠を重視しているか
- 自分の答案に余分な説明が入っていないか
- 気持ちや理由が一文で伝わる形になっているか
- 動画を見た後、同じ解答欄の大きさで書き直せるか
解説を聞いて納得するだけで終わると、次の過去問で同じ書き方を再現しにくくなります。視聴後は、必ず自分の答案を短く書き直してみることをおすすめします。
説明文で意識したいこと
2020年度は、大問2で説明文が出題されています。説明文の記述では、筆者の考えと、その考えを支える本文根拠を対応させることが大切です。
物語文では人物の気持ちを中心に見ますが、説明文では筆者が何を述べたいのか、どの具体例がその考えを支えているのかを確認します。
説明文の記述で確認したいこと
- 筆者の考えがどこにあるか
- 具体例が何を説明しているか
- 設問が内容説明か理由説明か
- 本文中の言い換えを使えているか
- 必要以上に具体例を書きすぎていないか
説明文でも、小さい解答欄では具体例を長く書くより、筆者の考えに必要な意味を短くまとめることが重要です。
開成中の記述対策で大切なこと
開成中の国語では、長く書けばよいわけではありません。むしろ、短い解答欄の中で、本文の根拠と問われている内容を過不足なく入れる力が問われます。
- 物語文では、出来事だけでなく気持ちまで書く
- 説明文では、筆者の考えと根拠のつながりを押さえる
- 小さい解答欄では、背景説明を入れすぎない
- 動画解説後は、自分の答案をもう一度書き直す
- A・B・Cの分類を参考に、復習の優先度を決める
開成中の記述は、特殊な表現力を競うものではありません。本文の材料を見つけ、問われた内容に合わせて短くまとめる練習を重ねることで、答案の安定感が出てきます。
よくある質問
開成中2020年度国語は全問を復習した方がよいですか?
全問を同じ重さで復習する必要はありません。まずはA・Bにあたる問題を優先し、本文根拠の拾い方と短くまとめる書き方を確認します。Cの問題は、時間に余裕があるときに考え方を確認する位置づけでも構いません。
小さい解答欄で何を書けばよいか分かりません
設問が何を聞いているかを先に確認します。理由なら原因となる出来事と気持ち、気持ちならその気持ちが生まれた場面、内容説明なら本文中の言い換えを中心にします。関係の薄い背景説明を入れすぎないことが大切です。
動画を見るだけでも記述対策になりますか?
見るだけでは不十分です。動画を見る前に自分の答案を書き、動画を見た後に同じ解答欄の大きさで書き直すと、どこを短くするべきかが分かりやすくなります。
物語文と説明文で記述の見方は変わりますか?
変わります。物語文では人物の状況、出来事、気持ち、行動を対応させます。説明文では筆者の考え、具体例、言い換えを対応させます。どちらも、本文根拠を見つけたあと、設問に合わせて短くまとめる点は共通しています。
開成中の記述を、答案単位で確認したい方へ
記述は、本文の根拠を見つけるだけでなく、解答欄に合わせて何を残し、何を短くするかまで確認する必要があります。
読解ラボ東京では、実際の答案を見ながら、根拠の拾い方、要点のまとめ方、書き直し方を1対1で確認します。


