灘中学校・2020(令和2)年度(2日目)【解説動画】

灘中学校2020年(2日目)国語の傾向

大問1が随筆、大問2が物語文、大問3が詩の3題構成です。2020年は4年ぶりに物語文が出題されました。記述問題が中心となるため、何を問われているのかをしっかり理解し、解答をまとめるという力が必要になります。

灘中学校・令和2年度(2日目)厳選解説動画

令和2年度 灘中学校(2日目)の入試より厳選した問題とその解説をお届けします。
問題文・設問については、各種WEBサイト等よりご入手頂ければ幸いです。
★全問解説Ver.はコチラにて随時UPしております。

なお、解説では各問題を
A:容易に正解できるので、合格するには落としてはいけない問題
B:少し難しめの問題だが、意欲的に取り組んでほしい問題
C:非常に難しいので、合格不合格のラインには影響しない捨て問題
に分類しています。参考にして頂ければ幸いです。

解説

大問二 問一

・「ホッとした」の理由を聞かれている問題です。

・物語文で理由を聞かれたときは、気持ちが理由になっている場合が多いので、背景・出来事と整理して気持ちを読み取っていきます。

【背景】母の瞳から父への憎しみを感じた
【出来事】母の表情が元に戻った
より、【気持ち】は、『安心している』ことが分かります。

そのため、【母の瞳に父への憎しみを感じたが笑顔に戻り、安心したから】が答えとなります。

オーソドックスな問題で直前に答えとなる箇所もあるため、確実に正解しておきたい問題です。

 

大問三 問一

・傍線部分の「…」が何を表しているのか問われている問題です。

【背景】夫が「台風が過ぎたようだ」といった
【出来事】黙っている
→じっと耳を澄ませ、台風が過ぎたかどうか確かめようとしている

より、【じっと耳を澄ませることで、台風が過ぎたかどうか確かめている】が答えとなります。

背景・出来事と整理する習慣が整っていれば、解ける問題です。

大問三 問二

・「ひくいこえ」を出したことに対する理由が問われている問題です。

【背景】幼い我が子が眠っている
【出来事】声を低くした
【気持ち】幼い我が子を起こしたくない

より、【幼い我が子を起こしたくないから】が答えとなります。

こちらも問一と同様に、背景・出来事と整理する習慣が整っていれば、解ける問題です。

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