早稲田中学校2020年入試国語|傾向と記述対策【解説動画付き】
早稲田中学校2020年国語の過去問解説|傾向と攻略ポイント
本ページでは、早稲田中学校2020年(令和2年度・第1回)入試国語の傾向と、厳選した問題の解説ポイントをまとめています。
記述問題の出題形式や、傍線部説明・指示語問題の考え方を整理し、後半では厳選解説動画のご案内も掲載します。
過去問演習を「何回」「どの順番」で回すかまで含めた全体像は、中学受験国語の過去問演習の進め方で整理しています。
早稲田中学校2020年国語|記述25〜50字を一文で仕上げるコツ
早稲田中の2020年国語では、25〜30字と40〜50字の記述が出ています。字数が狭いほど、本文の要素を全部入れようとして文が重くなりがちです。
記述を書く前に、まず「入れる要素」を決めてから一文にまとめることが大切です。
書く前に決めたい3点
- 主語+述語(何がどうした)を先に作る
- 理由/目的を1本に絞る
- 具体(人物・行動・場面)を1つ足す
- 25〜30字:要素は2つまでを基本にする(中心+理由、中心+具体など)
- 40〜50字:要素は3つまでにする(中心+理由+具体、中心+対比+理由など)
- 考えにくい場合は、本文の言い方に寄せて、傍線部の中核を言い換えでまとめる
字数が足りないときの増やし方
字数が足りないときは、文をただ長くするよりも、足す場所を決めて1要素だけ増やすほうが安定します。
- 理由を足す:本文の直前・直後から根拠を拾う
- 具体を足す:人物の行動・状況を1つ入れて、説明を具体化する
- 対比を足す:「〜ではなく…」の形で、筆者や人物の考えが際立つ部分を短く入れる
ミニ練習:25〜30字でまとめる
次の2要素を、一文で25〜30字にまとめる練習です。
- 中心:相手に合わせて言葉を選ぶ必要がある
- 理由:言葉が相手に与える影響が大きいから
例
言葉は相手への影響が大きいので、状況に合わせて選ぶ必要がある。
ミニ練習:40〜50字でまとめる
次の3要素を、一文で40〜50字にまとめる練習です。
- 中心:不安は行動を妨げるとは限らない
- 理由:不安があるからこそ慎重に準備する場合がある
- 具体:確認を重ねて前に進む
例
不安があっても、確認を重ねて準備することで前に進める場合があり、行動を妨げるとは限らない。
記述答案のまとめ方を個別に確認したい方へ
早稲田中のように字数指定がある記述では、本文の要素を選び、一文にまとめる練習が重要です。
早稲田中学校2020年国語の傾向
出題構成と記述問題の特徴
早稲田中学校2020年の国語は、次のようなシンプルな2題構成です。
- 大問一:物語文
- 大問二:論説文
特に注目すべきなのは、記述問題の字数と質です。
- 25~30字の記述問題が1問
- 40~50字の記述問題が1問
字数の幅が狭いため、次の力が強く求められます。
- 必要な要素を選ぶ力
- ポイントを端的にまとめる力
- 文章全体から核となる情報を抜き出し、一文に凝縮する力
文章量と試験時間のバランス
試験時間に対しての文章量・出題量自体は、極端に多いわけではありません。その分、スピード勝負ではなく、丁寧に読み、正確に情報をつかむことが重要になります。
- 一文一文を読み飛ばさない
- 指示語・比喩・心情の変化など、設問につながる部分を正確に押さえる
- 字数制限を意識しながら、本文の情報を整理しておく
早稲田中学校2020年国語の過去問解説動画
厳選問題の動画解説
令和2年度 早稲田中学校(第1回)の入試問題より、厳選した問題とその解説を動画でお届けします。
問題文・設問については、各種WEBサイト等よりご入手ください。
★全問解説Ver.は、以下のページにて随時UPしています。
問題レベル別の分類(A・B・C)
動画内および解説では、各問題を次の3つのレベルに分類しています。
- A:容易に正解できるので、合格するには必ず取りたい問題
- B:やや難しめだが、意欲的に取り組んでほしい問題
- C:非常に難しく、時間をかけすぎない判断も必要な問題
限られた試験時間の中で合格点を取りにいくためには、次のような時間配分が重要です。
- A問題:確実に取り切る
- B問題:時間配分を意識しながら、部分点も含めて狙う
- C問題:深追いし過ぎず、他の問題に時間を回す
動画を参考にしながら、自分なりの「時間をかける問題」と「後回しにする問題」のバランスを身につけてください。
早稲田中学校2020年国語の攻略ポイント
「私にとっての詩」──抽象表現はイコールの内容を探す
ある設問では、「私にとっての詩」=「筆者にとっての詩」がどのようなものかが問われています。
このような設問では、まず次の関係を意識して読むことが大切です。
- 「私にとっての詩」=「何を表しているのか」
設問内の傍線部分「そういう心持を詩に託することができよう」とあるので、「心持を表すもの」を明らかにすれば、答えになります。
つまり、「心持(気持ち・思い)を託すことができるもの」という視点から、次の内容を本文中から探し、イコールの内容としてまとめていく必要があります。
- 詩がどのような役割をもつのか
- 筆者にとって、詩がどんな存在になっているのか
傍線部の説明問題──全部を訳す必要はない
傍線部分に対して「どういうことですか」と問われている問題は、傍線部の説明を求める問題です。
この場合も基本は、次の発想になります。
- 傍線部 = 何かを本文から探す
ただし、注意すべきポイントは、次の通りです。
- 必ずしも傍線全体がイコールである必要はない
- 一部分のみがイコールとなっていれば、そこから答えを導けることが多い
傍線部分に対して「どういうことですか」と問われているため、傍線部分の説明を求められています。そのため、傍線部分とイコールの内容を考えていきます。必ずしも傍線全体がイコールである必要はなく、一部分のみイコールであれば答えを導き出すことができます。
難しく感じるときは、傍線部をいくつかのかたまりに分け、次のように確認してから答えを作ると解きやすくなります。
- ここはたとえ(比喩)なのか
- ここが言いたい中心部分なのか
- 本文中のどの表現に言い換えられるのか
指示語「こういう風」──何を指しているか特定する
大問二の問3は、選択肢が長く、一見すると難しく感じる問題です。
しかし実際には、「こういう風」などの指示語が何を指しているかさえ分かれば解ける問題でもあります。
選択肢が長い問題で難しく感じるかもしれませんが、大問二の問3は「こういう風」の内容を明らかにしてその内容がある選択肢を選ぶことができれば良いというパターンで、指示語の内容が分かれば解けるという場合もあります。
指示語問題で意識したいポイントは次の通りです。
- 「こう」「そう」「そのように」などの指示語が出てきたら、直前数行を読み返す
- 「何について話している段落か」を先にざっくり押さえる
- 指示語の内容を、自分の言葉で一度「地の文」に言い換えてみる
- そのうえで、選択肢の中から一番ズレが少ないものを選ぶ
この「指示語の復元」に慣れておくと、選択肢が長くても焦らず処理できるようになります。
傍線部説明・指示語・記述をまとめて見直したい方へ
過去問の答案を見ながら、本文の根拠をどう拾い、字数内にどう収めるかを確認できます。
記述の部分点をさらに確認したい場合
早稲田中学校のように字数指定のある記述では、「書いた・書けなかった」だけでなく、どの要素が入っていれば点につながるかを確認することが大切です。
模試や過去問の答案を見直すときは、次の点を確認しましょう。
- 傍線部の中心内容に対応しているか
- 本文の根拠が1つ以上入っているか
- 理由・具体・対比のどれを入れるべき問題か
- 字数内で主語と述語がはっきりしているか
記述の部分点や採点基準の見方を確認したい場合は、記述模試の自己採点方法|国語の部分点と採点基準を確認するコツもあわせてご覧ください。
早稲田中学校2020年国語で意識したいこと
早稲田中学校2020年の国語は、文章量・出題量は極端に多くない一方で、記述の質が合否を分ける問題構成になっています。
- 25~30字・40~50字といった字数の狭い記述で、必要な要素をしぼる力が問われる
- 物語文・論説文ともに、丁寧に読み、正確に情報をつかむ姿勢が重要
- 「私にとっての詩」のような抽象表現は、イコールの内容を本文から探して答える
- 傍線部の説明問題では、傍線全体ではなく中核部分を言い換える意識を持つ
- 「こういう風」などの指示語は、直前の内容を復元し、選択肢と照合していく
- A・B・Cと問題をレベル分けし、取りたい問題から確実に得点する方針をもつ
これらのポイントを押さえつつ、厳選解説動画や全問解説Ver.を活用して過去問演習を重ねていくことで、早稲田中の国語に通用する読解力と記述力を着実に養うことができます。
ぜひ動画と併せて、本ページの内容を復習に役立ててください。
過去問を解いたあと、記述答案の根拠まで確認できていますか。
早稲田中の国語では、本文のどこを使うか、どの要素を字数内に入れるかで答案の質が変わります。
読解ラボ東京では、過去問演習・記述答案・本文根拠の確認を、完全1対1で行います。
講座案内:小5夏期体験講座
「2021年春の最難関校への受験に向けて、より高度な問題に早めに取り組んでおきたい」生徒さんまで、多くの小学生のチャレンジをお待ちしています!


