フェリス女学院中学校・令和3(2021)年度の過去問解説

フェリス女学院中学校・令和3年度厳選解説動画

 

令和3年度 フェリス女学院中学校の入試より厳選した問題とその解説をお届けします。

解説

大問一 問九

傍線部「彼はそれが心配であった」の「それ」とはどういうことか問われている問題です。
「それ」とイコールの内容を答えていきます。

設問から「それ」=「心配したこと」であると分かるのでその心配したことは何か探していきます。
・傍線部の直後
「三吉には~懸念が生じた。」より、
【それ=河田師範のあだ名が、自分のつけたにんにくから、チャンスにかわってしまうこと。】であると分かり、これが答えになります。

大問二 問三

傍線部とはどのようなことか、説明を求められている問題です。
説明を求められている問題では傍線部とイコールの内容を答えていきます。

ここでは、傍線部の前半「自分の手持ちの材料から」と、後半「犯人捜しをやる」にブロック分けをしてそれぞれと同じ内容にあたる部分を探していきます。

・後半 傍線の直前
犯人、つまりわからない部分は自分で発見しなければなりません。より、
【犯人捜しをやる=わからない部分を見つける。】であると分かります。

・前半 本文にないため、自分で考える必要があります。
【自分の手持ちの材料から=自分が知っている情報から】と言い換えることができます。

よって、
【自分が知っている情報から、わからない部分を見つけること。】が答えとなります。

今年度のフェリス女学院の問題は難しい問題が多くありました。しかし、

難しいといっても、前後をきちんと読んでイコールの内容を答える、もしくはブロック分けをして考えていけば答えを導き出すことができます。

解法をしっかりと身に着けて自分の解ける問題をきちんと正解できるようにしましょう。

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