豊島岡女子学園中学校・令和3(2021)年度の過去問解説

豊島岡女子学園中学校・令和3年度厳選解説動画

 

令和3年度 豊島岡女子学園中学校の入試より厳選した問題とその解説をお届けします。

解説

■大問一問八

筆者は「学び」をどのようなものと考えているか五十字以内で説明せよという問題です。

説明を求められている場合、イコールの内容を答えます。

ここでは、筆者の考える学びを(X)と置いて考えていきます。

傍線5の直後
・学びには2人の参加者が~「受信者」です。より、
学びには送信するものと受信するものが必要であり、受信するものが主役であるという内容がイコールの内容となります。
ただし、国語の記述において、比喩表現・たとえはあいまいさが出てしまうため、一般的な表現に直さなければなりません。
この文章中では、学ぶときの送信するもの→教える側、受信するもの→学ぶ側となります。

そのため、
X=主役である学ぶ者と教える者の双方が必要な営み となります。これだけだと字数が足りないので、具体例を入れて字数調整をしていきます。
・自分がこの世界で~私たちは学ぶのです。より、
学ぶものが、自分はかけがえのない存在だと確認するためのもの という内容を加えて答えとなります。

■大問二問四

傍線②「中村を~腹が立ったりした」の説明として最も適当な選択肢を選ぶ問題です。

傍線②の説明を求められているので、傍線②とイコールの内容を探して答えていきます。

イコールの内容を考えるとき、傍線の前半「中村を見ているとドキドキするけど、ちょっと泣きたくなって」後半「そんな自分に腹が立ったりした」に分けて考えていく『ブロック分け』という手法を用いて考えていきます。

・前半…中村が好き
・後半…中村が好きだが、動揺する自分にいらだってもいる

選択肢の中からこの内容の選択肢を選べば良いということになります。
そのため、オの選択肢「中村を好きになって以来、感情が制御できなくなり心がかき乱されている」という選択肢が正解となります。

講座案内:【オンライン】長島式読解講座「Basis」【中学受験】

自由なスケジュールで受講可能。理論に裏打ちされた読解法を短期間で習得できます。オンライン授業にそのまま適用することで教室で受ける授業さながらの授業を、Basisオンラインでも再現しております。