予習シリーズ小5上巻 第12回の要点解説

予習シリーズ
小5 上巻
第12回・発展問題
論説文・随筆

【解説まとめ】読書とは自分を映す「鏡」である

受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説(小5 上巻 第12回・発展問題)の要点を整理しました。

今回の核は、「比喩(鏡)を論理的に言い換える技術」と、「大人になった自分という時間泥棒」の正体を見抜く構造理解です。

解説動画(ライブ配信)

※自動文字起こしのため、固有名詞や表現に揺れがある場合があります。

第12回:発展問題(ミヒャエル・エンデ『モモ』を題材とした随筆)

目次

1. 読解の核:「説明しろ」=「イコールの内容」への変換

メソッドの定義

  • 「説明しろ」問題:傍線部とイコールの内容を文章から探す
  • 比喩の変換:「鏡」「映し出す」といったイメージの言葉を避ける
  • 論理への翻訳:答案では「読み取る内容」「理解」などの思考の言葉に直す

実戦例(問一)

傍線① 読書とは等身大に映す鏡
意味 抱えている現実を反映する
記述化 状況によって読み取る内容が変わる
ポイント:自分を「鏡」に映すように、読書は「今の自分」を自覚させてくれる素晴らしいものとして描かれています。

2. 問題別ポイント解説

第十二回

問三(1):時間泥棒の正体

正体

  • 根拠:31〜32行目「大人になった筆者」
  • 特徴:いかに効率よく時間を使うかばかりを気にする自分たち
  • 結論

問三(2):見方の変化

心情

  • モモ:ひたむきさをまっすぐに見つめられなくなった
  • 灰色男:時間を求める姿に哀しさや愛しさを感じる
  • 理由:自分も時間泥棒の一人だと気づいたから

問四:読書を「すごい」と思う理由

意義

子供の時と大人になった時で、同じ本の印象が劇的に変わる体験を通じて、「今の自分」を自覚させてくれるから。結論は

問五:道路掃除夫ベッポの言葉

比喩

「全体を考えてはいけない。次のこと(一歩、一呼吸)だけを考えろ」。困難な道も、目の前の小さな一歩を重ねることで乗り越えられるという教え。

問六:モモへの憧れが強まる理由

心情

自分が時間泥棒の側に立ってしまったことで、かつての仲間であったモモが「遠い存在」になり、より切実な憧れの対象となった。結論は

問七:読み返す価値

理由

過去と現在、それぞれの自分と対面できるから。正解は。※「成長」は本文から確認できないため不可。

補足:問二の登場人物の整理は、モモと灰色男の「対照的」な関係を軸に行います。

3. 家庭学習の回し方(再現手順)

「説明しろ」の攻略(記述対策)

  1. 傍線部と「イコール」の内容を本文から抽出する
  2. 比喩(鏡・映る)を「理解する・読み取る」に変換する
  3. 「条件」と「結論」をセットにして文を作る

記述の採点基準(問一の例)

・同じ本を読んでも(2点)
・抱えている状況によって(4点)
・読み取る内容が変わる(4点)
※「映し出す」をそのまま使うと減点対象です。

4. よくあるつまずき

Q. 選択肢の「成長」を選んで間違えてしまいました(問七)
開く

「イ」の選択肢は一般的にもっともらしいですが、本文に根拠がないため不正解です。国語は「本文から確認できるか」がすべて。自分の常識やポジティブな連想で選ばない訓練が必要です。

Q. 比喩(映し出す)をそのまま記述に使ってはいけないのはなぜ?
開く

比喩は「イメージ」であり「論理的な説明」ではないからです。採点者は、受験生がそのイメージを正しく言語化(論理化)できているかを見ています。

読解ラボ東京|「なんとなく」の読解を「技術」に変える個別指導

随筆や論説文の深い理解も、構造の分析言い換えの技術で再現可能です。
お子さまの答案にある「ズレ」を、プロの視点で正確に特定し、修正します。

公式サイトを見る


本記事はライブ解説の要点を整理した学習用資料です。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第12回)に基づきます。

講座案内:【オンライン】完全1対1個別指導【中学受験】

当塾で開講中の中学受験対策1対1個別指導講座をオンラインで受講可能です。教室で受ける授業さながらの授業を、個別指導オンラインでも再現しております。