雙葉中学校・令和3(2021)年度の過去問解説
雙葉中学校・令和3年度厳選解説動画
令和3年度 雙葉中学校の入試より厳選した問題とその解説をお届けします。
解説
■大問一問五
傍線③「優越感」とはここではどのような気持ちか説明せよという問題です。説明を求められたらイコールの内容を答えます。
・傍線③の3行前
「ついさっきまで~自分自身なのだ。」より、
傍線③=ただの白い紙であったページに意味を与えたのは自分であるという、誇らしい気持ち。
今回は、「なぜ白い紙に意味を与えることができたのか」という理由を付け加えていきます。
・「そしてふと気がついて~文字で埋め尽くされている」より、
『ノート一面に字を書いたから』ということが理由となります。
これらをあわせて、『ノート一面に文字を書いたので、ただの白い紙であったページに意味を与えたのは自分であるという誇らしい気持ち。』が答えになります。
■大問三問六
傍線部⑤「比喩から比喩が削ぎ落されてしまい」に対する具体的な説明を求められている問題です。
説明を求められた場合はイコールの内容を書いていきましょう。
・比喩から比喩が削ぎ落されたということは、比喩ではなくなってしまったということであるため、
傍線⑤=比喩でなくなった(X)と置きます。
・傍線⑤の2行前
「出血サービス~実際に血が出てしまったので…」より、「比喩」は「出血サービス」を指していることが分かります。
「出血サービス」という言葉が、採算の取れない犠牲を払ったという意味ではなく、実際に血を流すという意味で使われた(Y)
⑤=(X)
(X)=(Y)より、
⑤=(Y)
『「出血サービス」という言葉が、採算の取れない犠牲を払ったという比喩の意味ではなく、実際に血を流すという意味で使われたということ。』が答えになります。