国公立大学への現代文【動画】

読解ラボ東京の国公立大学現代文|記述添削と答案作成

国公立大学の現代文では、本文を読めるだけでなく、設問で求められている内容を答案として書く力が必要になります。特に記述問題では、本文中の根拠を見つけたうえで、どの要素を入れるか、どの順番でまとめるか、どこまで一文で説明するかを判断する必要があります。

このページでは、読解ラボ東京の「国公立大学への現代文」サンプル講義動画を使いながら、現代文の記述添削でどのような点を確認するのかを整理します。本文根拠の取り方だけでなく、答案に何を足すのか、何を省くのか、書いた答案を添削する意味まで確認していきます。

このページで確認できること

  • 国公立大学の現代文で記述答案を作るときの考え方
  • 本文根拠から答案に入れる要素を判断する方法
  • 現代文の記述添削で確認するポイント
  • サンプル講義動画を見るときのポイント

現代文指導の考え方について、主張把握だけに寄りすぎず、設問ごとに本文根拠を使って答える発想は、現代文指導の全体像はこちらで確認できます。

まず見るべきことは「本文根拠を答案にする力」

国公立大現代文の記述で点が伸びにくい場合、本文の内容がまったく分からないというより、本文の根拠を答案の形にするところで苦しくなっていることがあります。根拠箇所は見つけたのに答案が短すぎる、あるいは本文を長く写しすぎて設問への答えとして読みにくくなる、といった状態です。

記述答案で先に確認すること

  • 設問は「理由」「内容説明」「筆者の考え」のどれを求めているか
  • 本文のどこを根拠として使うか
  • 答案に入れるべき主語・対象・理由・条件は何か
  • 本文の語句をそのまま使うか、言い換えるか
  • 一文で読める答案になっているか

記述添削では、正解か不正解かだけではなく、「根拠は合っているが説明が足りないのか」「必要な内容はあるが文章が長すぎるのか」といった答案の状態も確認します。動画を見るときも、完成した正解だけでなく、講師が答案をどのように組み立てているかに注目してください。

サンプル講義動画で確認する内容

サンプル講義は前半・後半に分けて掲載しています。動画では、本文中のどこを根拠として拾い、短い答案にどの内容を加えるのかという考え方を確認できます。

同時に、本文に書かれている内容をすべて答案へ入れるのではなく、設問に必要な要素を残し、不要な説明を省きながら一文にまとめていく点にも注目してください。

サンプル講義(前半)

サンプル講義(後半)

動画を見るときのポイント

  • 設問が何を説明させようとしているか
  • 本文のどこを根拠として使っているか
  • 答案に入れる要素と入れない要素をどう分けているか
  • 短い答案にするため、どの表現をまとめているか
  • 添削でどこを直すと答案がよくなるか

国公立大学の現代文では答案を自分で組み立てる

国公立大学の現代文では、本文の内容を選択肢から選ぶだけでなく、自分で記述答案を書く場面が多くなります。そのため、本文のどこを根拠として使うかを判断したあとに、設問に合う形へまとめる練習が必要です。

上の動画で紹介している「記述の増やし方」もその一例です。短すぎる答案では必要な要素が抜けやすく、一方で本文を長く写しすぎると、設問に対して何を答えているのかが分かりにくくなります。

記述答案では「何を足すか」が重要になる

国公立大現代文の記述でよく起こるのは、本文中の一部だけを使ってしまい、説明に必要な内容が足りなくなることです。傍線部の言い換えだけでは足りない場合、理由、対比、前提、筆者の評価などを補う必要があります。

たとえば、設問が「どういうことか」と聞いている場合は、傍線部と同じ内容にあたる部分を本文中から探します。ただし、傍線部の一語だけを言い換えても、答案としては弱くなることがあります。前後の文を見て、何についての説明なのか、なぜそう言えるのかまで入れる必要があります。

記述で足りなくなりやすい内容

  • 主語:誰が、何が、何について述べているのか
  • 対象:何と何を比べているのか
  • 理由:なぜそう言えるのか
  • 条件:どの場面で成り立つ内容なのか
  • 言い換え:本文中の抽象表現をどう具体化するか

ただし、記述添削で見るのは「何を足すか」だけではありません。本文に書かれていても設問への回答には直接必要のない説明は省き、必要な要素が読み手に伝わる形に整理することも重要です。

記述答案では、本文を長く写すのではなく、設問に必要な要素を選び、自然な日本語にしてまとめます。この作業は、解説を読むだけでは身につきにくい部分です。

答案が短すぎる場合に見ること

国公立大現代文では、答案が短すぎるために必要な内容が入らないことがあります。本人は「本文の内容を使っている」と思っていても、採点する側から見ると、対象や理由が不足しているために説明として弱くなる場合があります。

答案の状態 見直すこと
傍線部の言い換えだけで終わっている 前後の理由や説明が入っているか確認する
主語が見えにくい 誰が、何が、何について述べているかを入れる
本文を写しすぎている 設問に必要な語句だけを選び、読みやすく言い換える
一文が長く読みにくい 理由、対象、説明の関係が分かるように文を作る

添削では、答案を短くすることだけでなく、必要な内容を足すことも扱います。書いた答案に何が足りないのかを確認し、同じような設問に取り組むときにも使える見方へつなげていきます。

私大現代文との違い

私大現代文では選択肢を本文と照合して答える問題が多い一方、国公立大学の現代文では、本文根拠をもとに自分で答えの形を作る問題が多くなります。

そのため国公立大現代文では、本文の根拠を見つけるだけでなく、その表現をそのまま使うのか、言い換えるのか、複数の要素をどう一文にまとめるのかまで考える必要があります。

項目 私大現代文 国公立大現代文
答え方 選択肢から選ぶことが多い 自分で記述答案を書くことが多い
確認すること 本文と選択肢の一致・不一致 本文根拠と答案の内容
復習の中心 選択肢のどこが本文と違うか 答案に何が足りなかったか

共通テストの大まかな傾向と時間配分の考え方を先に押さえたい場合は、大学入試共通テストの大まかな傾向を把握しようもあわせてご確認ください。

現代文の記述で添削指導が必要になる理由

国公立大現代文の記述では、自分では「本文を使って書けている」と思っていても、必要な要素が不足していたり、設問とずれた内容を書いていたりすることがあります。

たとえば、本文根拠そのものは合っていても理由や対象が抜けている答案や、必要な内容は書かれていても本文を写しすぎて一文が長くなっている答案があります。また、本文中の言葉を使っていても、設問で求められている内容への答えになっていない場合もあります。

こうした答案の課題は、自分だけでは気づきにくい部分です。添削指導を受けながら、記述特有の考え方を確認し、実際に書いた答案を見直していくことで、自分の答案に何が不足していたのかを具体的に把握しやすくなります。

添削では、単に丸かバツかを見るのではなく、どの本文根拠を使えばよかったのか、答案にどの要素が足りなかったのか、反対にどの説明を省けば読みやすくなるのかを確認します。同じような設問に取り組んだときにも、その考え方を使えるようにしていくことが重要です。

添削で確認したいこと

  • 設問で求められている内容に答えているか
  • 本文の根拠が答案に反映されているか
  • 必要な要素が抜けていないか
  • 不要な説明まで入れて答案が長くなっていないか
  • 本文の表現をそのまま写しすぎていないか
  • 一文として読みやすくまとまっているか

読解ラボ東京の国公立大現代文指導

当塾では、生徒さんのレベルに合わせて適切な難易度から指導をスタートします。完全1対1の授業のため、状況に応じたヒント出しや添削がその場で可能です。

記述が苦手な生徒ほど、いきなり難しい過去問だけを解くのではなく、本文根拠を見つけるところから始め、次に答案へまとめる練習を行います。設問の読み方、根拠の探し方、答案の作り方を一つずつ確認することで、国公立大学の現代文に必要な記述力を高めていきます。

読解ラボ東京の現代文指導全体の考え方を確認したい場合は、現代文指導の全体像をご覧ください。東大国語の設問処理についてさらに具体的に確認したい方は、東大の国語について検討してみた(前半)も参考になります。

まとめ:国公立大現代文は、本文根拠を答案にする練習が必要

  • 国公立大学の現代文では、本文根拠をもとに記述答案を書く力が必要になります。
  • 本文根拠を見つけるだけでなく、答案に入れる要素を選ぶことが大切です。
  • 短すぎる答案では必要な内容が抜けやすく、長すぎる答案では設問への答えがぼやけやすくなります。
  • 記述添削では、どの根拠を使うべきだったか、何を足すべきか、何を省くべきかを確認します。
  • 動画を見るときは、正解だけでなく、講師がどの本文箇所を使い、どのように答案へまとめているかに注目してください。

国公立大現代文の記述対策では、解説を読んで理解するだけでなく、自分で答案を書き、添削を受け、もう一度本文根拠に戻って確認することが重要です。サンプル講義動画も利用しながら、設問に必要な内容を選び、一文の答案へまとめる考え方を確認してみてください。

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