灘中学校・2020(令和2)年度(2日目)【解説動画】

灘中学校
2020年度
国語2日目
解説動画付き

灘中2020年2日目国語は、記述で根拠を短くまとめる力が問われる

灘中学校2020年(令和2年度)入試〈2日目〉国語を、出題傾向、大問別の復習ポイント、設問別の見方、理由記述のまとめ方に分けて見ていきます。

灘中の国語は、本文を読めたつもりでも、設問に合わせて根拠を絞れないと答案が長くなりやすい入試です。特に理由説明や心情説明では、背景・出来事・気持ちを分けて考えることで、必要な内容を解答欄に収めやすくなります。

このページでは、随筆・物語文・詩の3題構成を確認したうえで、各大問をどのように復習すればよいか、解説動画を見る前後に何を見直せばよいかを考えます。

このページで確認できること

  • 灘中学校2020年度国語2日目の出題ジャンル
  • 随筆・物語文・詩それぞれの復習ポイント
  • 理由説明・心情説明・内容説明で見る場所の違い
  • 理由記述を「背景・出来事・気持ち」でまとめる考え方
  • 解説動画を見る前後に、自分の答案で見直したい点
  • 保護者が家庭で答案を見るときのポイント
  • 記述の書き方や自己採点方法を確認できる関連ページ

過去問を「どの時期に・何回・どの順番で」使うべきかといった全体像については、国語過去問演習の考え方で紹介しています。年度別の解説動画を見る前後に読んでおくと、復習の目的を決めやすくなります。

目次

灘中学校2020年(2日目)国語の出題傾向

灘中学校2020年度2日目国語の出題傾向を確認するイメージ

灘中学校2020年(2日目)の国語では、記述問題を中心に、本文から根拠を拾い、設問に合わせて短くまとめる力が問われます。年度別の過去問復習では、正解・不正解だけでなく、どのジャンルで、どのような根拠の取り方が必要だったかを振り返ることが大切です。

3題構成とジャンル

灘中学校2020年度2日目国語の3題構成を確認するイメージ

この図では、2020年度2日目国語が、文章ジャンルの異なる3題で構成されている点を確認します。復習では、3題を同じ読み方で処理するのではなく、文章ごとに見る場所を切り替えることが必要です。

灘中学校2020年(2日目)の国語は、次の3題構成でした。

  • 大問1:随筆
  • 大問2:物語文(4年ぶりの出題)
  • 大問3:詩

2020年度入試では、4年ぶりに物語文が出題された点が特徴的です。随筆、物語文、詩とジャンルが分かれているため、文章ごとに読み方を切り替える必要があります。

2020年度2日目で意識したい特徴

2020年度2日目は、文章ジャンルの幅があるため、説明的な文章だけに慣れている受験生にとっては、物語文や詩で根拠をどう拾うかが復習のポイントになります。

ただし、ジャンルが変わっても、灘中の国語で大切なのは、本文の根拠をもとに設問へ正面から答えることです。過去問復習では、「随筆だったから」「物語文だったから」と大きく捉えるだけでなく、実際にどの設問で、どの根拠を使うべきだったのかまで振り返りましょう。

記述中心の出題で求められる力

全体としては、記述問題が中心の構成です。選択肢を比べる力よりも、本文から必要な根拠を取り出し、設問に合わせて短くまとめる力が強く問われます。

灘中2日目国語で意識したいこと

  • 設問の聞き方:理由、心情、内容説明のどれを問うているかを見分ける
  • 本文根拠:答えに使う場面や表現を絞る
  • 答案の長さ:必要な内容だけを解答欄に収める
  • ジャンルの違い:随筆、物語文、詩で見る場所を変える

単に文章を読むだけでなく、設問に応じてどの情報を使い、どうまとめるかが重要です。特に理由説明では、出来事だけを並べるのではなく、その出来事を人物がどう受け止めたのかまで考えると、答案がまとまりやすくなります。

灘中2020年2日目国語の大問別復習ポイント

2020年度2日目国語を復習するときは、3題をまとめて「記述が多かった」と見るだけでなく、大問ごとに復習する観点を分けることが大切です。随筆、物語文、詩では、記述に使う根拠の拾い方が少しずつ異なります。

大問 ジャンル 復習時のポイント
大問1 随筆 筆者の考えと具体例の関係を読み取ります。筆者がどの体験や具体例を通して、どのような考えを伝えようとしているかを考えます。
大問2 物語文 人物関係、場面の変化、心情の変化をたどります。出来事だけでなく、それによって人物の受け止め方がどう変わったかを考えることが重要です。
大問3 比喩、語句の反復、情景と心情の関係に着目します。表現技法の名前を覚えるだけでなく、その表現が何を強調しているかを考えます。

随筆で考えるポイント

随筆では、筆者の体験や具体例が、最終的な考えにどうつながっているかを見ます。具体例だけを追うと、答案が出来事の説明に寄りすぎることがあります。復習時は、本文中の具体的な場面と、筆者がそこから考えたことを分けて線引きしておくと、見直しやすくなります。

物語文でたどるポイント

物語文では、人物の行動や発言だけでなく、その前後で人物の気持ちがどう変わったかをたどります。2020年度は物語文が4年ぶりに出題されているため、説明文・随筆中心の対策だけでなく、人物関係や場面変化を読む練習も必要だと分かります。

4年ぶりの物語文出題から分かる復習上の注意点

物語文が久しぶりに出題されたからといって、特別な読み方だけを覚える必要はありません。灘中では、ジャンルが変わっても、本文根拠をもとに短く説明する力が求められます。過去問復習では、年度ごとの出題ジャンルだけでなく、設問で問われた力を振り返りましょう。

詩で着目するポイント

詩では、比喩や反復などの表現に目が向きやすいですが、それだけで答案を作ると説明が浅くなることがあります。情景として描かれているものと、そこから読み取れる話者の気持ちをつなげて考えることが大切です。

詩の復習では、「何が描かれているか」「同じ言葉や似た表現が繰り返されていないか」「その表現によって何が強調されているか」を見ていくと、記述に使う材料を分けて考えやすくなります。

理由説明・心情説明・内容説明で見る場所の違い

灘中の記述では、設問が何を聞いているのかを取り違えると、本文根拠を拾えていても点につながりにくくなります。復習時は、理由説明、心情説明、内容説明を分けて考えましょう。

理由説明で必要な要素

「なぜそうしたのか」を問われたときは、背景と行動の関係をたどります。出来事だけでなく、その行動につながった理由や目的を本文から考えます。

心情説明で必要な要素

感情語を探すだけでなく、場面の変化、相手の発言、人物の行動から気持ちを読み取ります。気持ちが変わったきっかけも見ます。

内容説明で必要な要素

指示語、比喩、抽象的な表現を、本文中の具体的な言葉に置き換えます。何を指しているのか、何を言い換えているのかを読み取ります。

詩の説明問題で気をつけたいこと

詩では、表現技法の名前だけを書いても十分な説明になりにくい場合があります。比喩や反復が、どの情景や気持ちを強調しているのかまで考えると、設問に合った答案に近づきます。

灘中学校・令和2年度(2日目)厳選解説動画

令和2年度 灘中学校(2日目)の入試問題より、厳選した問題とその解説を動画で紹介しています。問題文・設問については、各種WEBサイト等よりご入手ください。

この動画で確認できること

  • 記述答案を作るときの考え方
  • 本文根拠をどのように拾うか
  • 答案を短くまとめるときに残す内容、削る内容
  • 理由説明や心情説明で、設問に合わせて答える見方

このページで掲載している動画は、全問解説ではなく、厳選した問題を扱う解説動画です。すべての設問を見直したい場合は、下記の全問解説Ver.もあわせてご覧ください。

この動画を見る前に準備しておきたいもの

  • 自分で解いた答案
  • 本文中で根拠だと思った箇所への線引き
  • 間違えた問題、答えに自信がなかった問題の印
  • 答案が長くなった問題のメモ
  • A/B/Cのどの問題を重点的に復習するかの目安

動画を見るときは、正解を知るだけでなく、「自分はどの根拠を使ったのか」「解説ではどの根拠を重視しているのか」を比べながら視聴すると、復習の効果が高くなります。

全問解説Ver.は、読解ラボ東京の全問解説動画ページにて随時UPしております。

問題の難易度ランク(A・B・C)について

動画および解説では、各問題を次の3つに分類しています。

ランク 位置づけ 復習で見ること
A 容易に正解できるので、合格するには落としてはいけない問題 本文根拠をすばやく拾えたか、答案が過不足なく書けたかを見る
B 少し難しめだが、意欲的に取り組んでほしい問題 根拠の絞り方、言い換え方、答案のまとめ方を振り返る
C 非常に難しいため、合否には影響しにくい問題 時間をかけすぎず、解説で発想と根拠の取り方を知る

A/B/Cの分類は、すべての問題を同じ重さで復習しないための目安です。まずA問題を確実に取り、B問題でどこまで答案を作れるかを見ると、過去問演習の復習が進めやすくなります。

小6の過去問復習で時間配分を決めるために

過去問復習では、すべての問題を同じ時間で直そうとすると負担が大きくなります。A問題で落とした理由を先に振り返り、B問題で記述の作り方を見直し、C問題は発想や本文の見方を知る程度にすると、次の演習につなげやすくなります。

理由記述の作り方:「背景・出来事・気持ち」で考える

灘中をはじめとする難関中学の国語では、理由を問う問題が頻出です。その際に役立つのが、本文を背景・出来事・気持ちに分けて読む考え方です。

背景

その場面の状況、人物同士の関係、前提となる出来事を見ます。

出来事

直前・直後に起きた行動、発言、場面の変化を拾います。

気持ち

背景と出来事から読み取れる登場人物の感情や目的を考えます。

理由記述で大切なこと

「なぜ〇〇したのか」と聞かれたときは、行動だけを書いても理由になりにくい場合があります。背景と出来事を見たうえで、最後に気持ちや目的へつなげると、設問に合った答案にしやすくなります。

理由記述を短くまとめる答案例

実際の過去問本文を引用せず、考え方を見やすくするための架空例で見てみます。

答案の例 内容 見直しポイント
出来事だけの答案 友人に声をかけられたから。 何が起きたかは書けていますが、なぜその行動につながったのかが不足しています。
長すぎる答案 友人に声をかけられて、前にも似たことがあり、そのときのことを思い出し、いろいろ考えて、安心したから。 材料はありますが、説明が広がりすぎています。背景、出来事、気持ちに分けて絞ります。
要素が入った答案 不安な状況で友人に声をかけられ、自分を気にかけてくれていると分かり、安心したから。 背景、出来事、気持ちがつながっており、理由として伝わりやすくなっています。

答案が長くなる場合の見直し方

答案が長くなる場合は、本文の内容をすべて入れようとしている可能性があります。設問が理由を聞いているなら理由に関係する部分、心情を聞いているなら気持ちの変化に関係する部分を優先して残します。

本文の言葉を写しすぎる場合の見直し方

本文の言葉は根拠として重要ですが、長く写すだけでは答案がぼやけることがあります。本文の言葉を使いながらも、「つまり何が理由なのか」「どのような気持ちなのか」が伝わる形にしましょう。

記述答案をもう少し見直したい場合

本文の言葉をどこまで使うか、理由や心情をどの順番で書くかが判断しにくい場合は、記述の基本を別ページで読んでおくと復習しやすくなります。

解説動画を見る前後の確認ポイント

解説動画は、答えを知るだけでなく、自分の答案と比べながら見ると効果が高くなります。特に灘中の記述では、本文のどこを使うか、どの表現を削るかが答案の質に関わります。

動画を見る前に確認したいこと

  • 自分の答案を消さずに残しているか
  • 自分はどの本文根拠を使ったか
  • 設問が理由、心情、内容説明のどれを求めているか
  • 答案が長くなった原因はどこにあるか
  • A/B/Cのどの問題で復習が必要か

動画を見たあとに確認したいこと

  • 解説では、どの根拠を重視していたか
  • 自分の答案に不要な説明が入っていないか
  • 気持ちや理由が一文で伝わる形になっているか
  • 解答の丸写しではなく、自分の答案を短く書き直せたか
  • 同じ設問形式で、次にどこを見ればよいか言えるか

解説を聞いて納得するだけで終わると、次の過去問で同じ書き方を使いにくくなります。視聴後は、自分の答案を短く書き直してみることをおすすめします。

過去問演習ノートに残しておきたいこと

復習ノートを作る場合は、解説の内容を長く写すよりも、次に同じ形式の問題を解くときに使える形で残すことが大切です。

ノートに残す項目の例

  • 間違えた設問の種類
  • 使うべきだった本文根拠
  • 自分の答案に足りなかった要素
  • 削るべきだった余分な説明
  • 次に同じ形式が出たときの見方

動画を見たあとの確認先

保護者が家庭で答案を見るときのポイント

家庭で過去問を見直すとき、保護者が見るべきなのは正誤だけではありません。特に記述問題では、どの要素が不足しているのかを一つずつ見ると、書き直しの方向が決めやすくなります。

答案の状態 確認したいこと
答案が長い 設問に関係のない説明まで入れていないかを見ます。まずは、削っても意味が変わらない部分を探します。
根拠がない 本文のどの表現をもとに書いたのかをたどります。答えだけを直すのではなく、根拠に線を引き直します。
気持ちだけで書いている その気持ちになる前の出来事や背景が入っているかを考えます。心情説明でも、場面の変化が必要になることがあります。
本文丸写しになっている 本文の言葉を使いながら、設問に合う形へ言い換えられているかを見ます。

家庭で直しをさせるときは、最初から全部を書き直させるよりも、「本文根拠が足りない」「気持ちが書けていない」「説明が長い」など、足りない要素を一つに絞るほうが取り組みやすくなります。

親子で話し合うときの注意

記述の採点基準を家庭で細かく決めすぎると、正解か不正解かだけの話になりやすくなります。まずは、本文根拠、設問への答え方、不要な説明の有無を見て、次の答案で何を直すかを一つ決めることをおすすめします。

よくある質問

灘中2020年度2日目の国語は難しい年度ですか?

2020年度2日目は、随筆・物語文・詩の3題構成で、記述中心の復習が必要な年度です。また、物語文が4年ぶりに出題されている点も特徴です。

難易度を一言で断定するよりも、A/B/Cランクを目安に、落としてはいけない問題、復習で伸ばしたい問題、時間をかけすぎない問題に分けて見直すことをおすすめします。

灘中の記述は、どこまで本文の言葉を使うべきですか?

本文の言葉は根拠として重要ですが、そのまま長く写すだけでは設問への答えになりにくい場合があります。本文の言葉をもとに、問われている理由や気持ちに合う形へ短くまとめます。

答案の組み立て方を確認したい場合は、国語記述の書き方も参考にしてください。

A/B/Cランクは、どのように復習に使えばよいですか?

A問題は確実に取れるように見直します。B問題は根拠の拾い方と答案のまとめ方を重点的に振り返ります。C問題は時間をかけすぎず、発想や本文の見方を知る程度にすると、復習が進めやすくなります。

過去問全体の使い方が分かりにくい場合は、国語過去問演習の考え方で復習の流れを確認できます。

物語文の理由記述で何を書けばよいか分かりません

背景、出来事、気持ちに分けて考えます。人物がどのような状況にあり、何が起き、それをどう受け止めたのかをたどると、理由として必要な材料が見えやすくなります。

物語文そのものに苦手意識がある場合は、物語文で点が取れない理由もあわせて確認してください。

詩の問題はどのように復習すればよいですか?

詩では、比喩、反復、情景、話者の気持ちに着目します。表現技法の名前だけでなく、その表現によって何が強調されているのかを考えることが大切です。

復習時は、描かれている情景と、そこから読み取れる気持ちを分けてメモしておくと、記述答案に使う材料を考えやすくなります。

小6のいつ頃にこの過去問を解くべきですか?

具体的な時期は、塾の進度や志望校対策の状況によって変わります。大切なのは、ただ解くだけでなく、復習の目的を決めて取り組むことです。

過去問に取り組む時期や回数を判断しにくい場合は、国語過去問演習の考え方を確認してください。

動画だけ見れば過去問復習になりますか?

動画を見るだけでは、次の答案に同じ考え方を使いにくい場合があります。自分の答案を残したうえで、本文根拠、足りなかった要素、削るべき説明を見直しましょう。

動画を見たあとは、解答の丸写しではなく、自分の答案を短く書き直すことが大切です。自分で直しても原因が分かりにくい場合は、国語が苦手な理由も参考にしてください。

保護者が解説動画を見る場合、何をメモすればよいですか?

動画を見るときは、解説で重視されている本文根拠、答案に必要な要素、子どもの答案に足りなかった点をメモするとよいです。特に、「どの根拠を使うべきだったか」「どの説明を削るべきだったか」を残しておくと、書き直しに使いやすくなります。

動画視聴時のメモは、採点を細かく決めるためではなく、次の答案で直す点を見つけるために使うと効果的です。

保護者が家庭で採点するときは、どこを見ればよいですか?

家庭で採点するときは、まず、設問で問われている内容と、答案に入っている本文根拠が合っているかを見ます。そのうえで、余分な説明が多くないか、理由や気持ちが一文で伝わるかを見ると、書き直しの方向が決めやすくなります。

部分点の見方で判断しにくい場合は、国語記述の自己採点方法を参考にしてください。

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