駒場東邦中学校〈国語〉過去問解説|2021年問題の読み方と合格に近づく学習ポイント
駒場東邦中 2021 国語|厳選解説動画と問題ポイント
本ページでは、令和3年度 駒場東邦中学校 入試国語の問題から厳選した設問について、動画とあわせてポイントを解説します。
特に、受験生がつまずきやすい「傍線部の説明を求める問題(=イコールの中身を答える問題)」に焦点を当て、
どこを読み取り、どのように答えを組み立てればよいかを整理していきます。
過去問演習を「何回繰り返すか/類題演習とどの順で組むか」まで含めた全体像は、過去問演習の全体像はこちらで整理しています。
駒場東邦 過去問(入試問題)復習で確認したいこと
- 傍線部説明は「傍線=イコールの中身」を本文から拾う(抽象語は直後の具体化が答えになりやすい)
- 心情説明は「どう感じたか」だけで終わらせず、理由(状況)までセットで書く
- 動画と本文を往復し、本文のどこが根拠かを言える状態にする
- 問題文・設問(過去問)そのものの配布は行っていません。お手元の過去問題集等をご用意のうえご覧ください
厳選解説動画(駒場東邦中 2021 国語)
令和3年度 駒場東邦中学校の入試問題より、厳選した問題とその解説を動画でお届けしています。
▶ YouTubeで視聴する(別タブで開く)
URL:https://youtu.be/crtQX6bv4YE
駒場東邦 過去問の回し方(自宅復習の進め方)
「解説を見て分かった」で止まると、次年度や別の文章で同じ失点が起きやすくなります。駒場東邦の国語に限らず、学校別の過去問解説は解き直しの流れまで決めておくと得点が安定します。
- ①設問タイプを仕分ける:傍線部説明(イコール)/心情+理由/抜き出し・選択
- ②根拠位置を決める:傍線部の直前直後に戻り、説明・具体化・言い換えを拾う
- ③記述は要素を先に並べる:心情なら「どう感じたか」+「なぜ(状況)」、説明なら「抽象語」→「具体化」
- ④書き直しを1回入れる:同じ設問をもう一度書き、根拠に戻る動きが再現できるか確認する
過去問は「回数」より「直し」です。本文のどの一文(どの説明・どの具体化)を使ったかが言える形に整えると、別の文章でも同じ流れが使えるようになります。
設問別解説|傍線部説明(イコール)と心情+理由の記述手順
傍線部の説明問題の考え方(基本)
ここで扱う2つの設問はどちらも、「傍線部の内容を説明しなさい」というタイプの問題です。
このタイプの問題は、次のように考えると安定して解けるようになります。
- 傍線部の言葉や表現=「イコール」の内容を探す
- 同じ言葉・似た内容の言い換えに注目する
- 傍線部の前後の文脈から、状況や理由をセットで押さえる
説明を求められている問題は、「傍線部 = 何か」という形で、
傍線部とイコールの内容を本文中から見つけて答えます。
大問一 問四「奥の手」をどう説明するか
設問の概要
大問一 問四は、本文中の傍線部「奥の手」が指している内容を説明させる問題です。
ここで問われているのは、
「奥の手」= 具体的にどんな行動・内容なのか
を本文から読み取る力です。

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本文の該当箇所
6ページ最後の行:
「こうなったら奥の手を・・・明日、PTAに訴えてみようと祥子は心に決めた。」
原因:なぜ受験生は引っかかりやすいのか
- 「奥の手」という抽象的な言葉だけを見てしまい、具体的な中身まで読み取れていない
- 「奥の手=何かすごい方法」程度で止まってしまい、本文中のイコール部分を探しきれていない
- 前後の一文を丁寧に読まず、部分的なイメージで答えてしまう
対処:どこをどう読むべきか
「奥の手」という言葉のすぐ後ろに、具体的な内容が書かれています。
- 傍線部と同じ言葉が出てきたら、その周辺を丁寧に読む
- 抽象語(奥の手など)の直後にある、具体的な行動や考えが答えになることが多い
答案のイメージ
本文より、「PTAに訴えてみようと祥子は心に決めた。」という一文が続いています。
したがって、
【PTAに訴えること】
が「奥の手」の具体的な中身であり、これが答えとなります。
【ポイント整理】
- 抽象的な言葉(奥の手)は、その直後に具体的内容が書かれていることが多い
- 同じ言葉・同じ話題が繰り返される箇所は要チェック
- 「傍線部=その直後の具体的な行動」としてイコールで捉える練習をしておく
大問一 問八「傍線⑥」の感じ方をどう説明するか(心情+理由)
設問の概要
大問一 問八も、傍線部の説明を求める問題です。ここでは、
登場人物がどのように感じたのかを、理由とセットで説明することが求められています。
本文の該当箇所
傍線部の直前には、次のようなやり取りがあります。
「それは大変でしたね・・・。~まさか今も、家に一人ですか?」
原因:何が分かりにくいのか
- 会話文そのものが丁寧な言い方なので、責められているニュアンスを読み取りにくい
- 人物の心情(どう感じたか)が直接書かれておらず、行間を読む必要がある
- 「なぜそう感じたのか」という理由まで答えに含めることを忘れがち
対処:心情+理由をセットで読む
傍線⑥で問われているのは、「無責任だと責められているように感じた」という心情です。
その背景には、次のような状況があります。
- 息子は「登校できていない」
- 「体調もすぐれない」
- その息子を「家に一人で残している」
この状況で、「今も家に一人ですか?」と聞かれたため、
「そんな状態の子どもを一人にしておくなんて、無責任ではないか」
と責められているように感じた、と読み取れます。
答案のイメージ
【傍線⑥ = 無責任だと責められているように感じた】ことを、
その理由とセットで文章化すると、次のようになります。
【いまだに登校できず、体調もすぐれない息子を家に一人で留守番させているのは無責任だと責められている(ように感じた)】
このように、心情+理由の二本立てでまとめることが大切です。
【ポイント整理】
- 会話文の「言外のニュアンス」から、相手の意図や受け手の感じ方を読み取る
- 設問が「なぜ」「どのように感じたか」を聞いている場合は、理由を必ずセットで書く
- 状況(登校できない・体調不良・一人で留守番)を整理してから、心情を言葉にする

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よくある減点の止め方(傍線部説明/心情+理由)
- 傍線部説明:傍線の言葉を言い換えただけで終わる(イコールの中身=本文の具体化が抜ける)
- 心情:気持ち語だけを書く(理由=その場の状況が入らず、採点ポイントに届かない)
「傍線部の直前直後」に戻って、説明・具体化・言い換えを拾う動きができると、過去問でも初見文でも崩れにくくなります。
まとめ:駒場東邦の国語で再現したい流れ
駒場東邦中学校をはじめとする難関校の国語入試では、「傍線部の説明」や「心情の説明」といった記述・説明問題が頻出です。
これらの問題で安定して点数を取るには、次のポイントを意識しましょう。
- 傍線部は「イコールの中身」を本文中から探して答える問題だと理解する
- 同じ言葉・言い換え表現・直後の具体的な行動に注目する
- 心情問題では、「どう感じたか」だけでなく「なぜそう感じたのか」までセットで書く
- 会話文の「言外のニュアンス」や、その時点での状況を整理してから答えを作る
今回の令和3年度 駒場東邦中学校の入試問題も、これらの読み方・考え方を身につけていれば、落ち着いて対応できる問題です。
動画解説とあわせて繰り返し確認し、「傍線部説明問題=怖くない」という感覚を養っていきましょう。
出版
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