サピックス・小5国語の要点(52B-02)
SAPIX 国語 小5 Bテキスト 52B-02 物語文「そよ風のうた」
サピックス・小5国語の要点(52B-02)
52B-02は、主人公がナイチンゲールの本に感銘を受け、人助けをしようとするものの、思うようにいかない流れを読む回です。物語文が苦手な場合でも、本文を最初から全部追い直すのではなく、授業で中心になりやすい設問から確認すると復習しやすくなります。
このページでは、問3(2)・問6・問8・問9を中心に、主人公の気持ちの動きと話の着地を確認します。余裕があれば問3(1)で、「理由を聞かれたときは、出来事だけでなく気持ちまで入れる」という考え方を練習します。
SAPIX国語の復習全体の考え方を先に見たい場合は、SAPIX国語を活かす学習法の全体像はこちらをご覧ください。
このページで確認すること
- 問3(2):主人公が人助けへ動き出すきっかけ
- 問6:人助けが思うようにいかない場面
- 問8:人助けの理由が一つではないこと
- 問9:最後に主人公がどう受け止めたか
- 問3(1):理由記述で背景・出来事・気持ちをつなぐ考え方
動画を見たあと、本文の設問に沿って確認できます。
このページの使い方
52B-02の家庭学習では、本文を最初から最後まで何度も読み返すより、授業で扱われやすい設問を使って、話の流れを短く言えるようにすることが大切です。
やることは2段階です
- ① 先に4問で、主人公の動きと気持ちの変化を確認する
- ② 余裕があれば問3(1)で、理由記述の作り方を練習する
この2段階で進めると、授業後の復習が重くなりにくくなります。
先に確認したい読み方
- 主人公が何に感銘を受けたかを見る
- そのあとに何をしようとしたかを見る
- 思うようにいかなかった理由を、本文の言葉で確認する
- 最後に、主人公が出来事をどう受け止めたかを押さえる
この回では、主人公の善意だけを見て終わらせないことが重要です。人助けをしたい気持ちがある一方で、相手の受け止め方や自分の思いどおりにならない場面も出てきます。そのため、設問ごとに「何がきっかけか」「何がうまくいかなかったのか」「最後にどう受け止めたのか」を分けて確認します。
先に押さえる4問 授業の流れに乗る
この回は、授業で扱われやすい設問の順番がほぼ決まっています。家では次の順で見直すと、話の流れを追いやすくなります。
→
問6
→
問8
→
問9
ナイチンゲールの本を読んだ
井村京子が貸してくれたナイチンゲールの本を読んで、主人公(チビ六)は感銘を受けます。ここが「人助けしたい」という動きの出発点です。まずは、この因果を押さえます。
- 確認:主人公は何に心を動かされたのか
- 確認:その結果、どんな行動へ向かったのか
- 確認:京子が貸してくれた本であることが、主人公にどんな意味を持つのか
人助けをしたいのに、うまくいかない
「人助けしたい」気持ちがあっても、実際には思うようにいきません。この場面では、主人公の善意と周囲の反応がかみ合っていないことを確認します。
- 確認:主人公が何をしようとしたかを短く言えるか
- 確認:なぜうまくいかなかったのかを本文の言葉で言えるか
- 確認:主人公の善意と周囲の反応がずれていることを説明できるか
なぜ人助けをしていたのか
人助けの動機は「ナイチンゲールに感銘を受けた」だけでは終わりません。もう一段、別の理由があることをここで確認します。
- 確認:動機が一つではないことを言えるか
- 確認:本文のどの部分が、もう一つの理由につながるか示せるか
- 確認:主人公が誰にどう思われたいのかを考えられるか
最後のまとめ
最後は「本を読んでよかった」と思える着地になります。まとめ問題は、出来事の羅列ではなく、最終的にどう受け止めたかを押さえると答えやすくなります。
- 確認:最後に何がどうまとまったかを言えるか
- 確認:主人公の受け止めを本文の言葉で言えるか
- 確認:人助けの経験が、主人公にとってどんな意味を持ったのかを説明できるか
4問をつなげるときの見方
この回は、「本を読む→人助けをしたくなる→思うようにいかない→それでも経験として意味が残る」という流れで押さえると、設問ごとのつながりが見えやすくなります。
問3(1) 「理由」を聞かれたときの考え方
4問で流れがつかめたら、最後に問3(1)を足します。ここは「登場人物の気持ちの考え方」が学びやすく、物語文で何度も出る考え方で練習できます。
コツは1つ
理由は、最後を「気持ち」で終わらせる
物語文で理由を聞かれたら、出来事だけで終えず、「こういう気持ちになったから」と締める形を意識します。
背景を拾う
相手がどんな存在かを押さえます。ここでは、井村京子が美人で、成績も良く、クラスの人気者であることが材料になります。
出来事を拾う
「本を貸してくれると言った」など、行動・発言を押さえます。背景だけでなく、主人公が動く直接のきっかけを入れます。
「だから」で1文にする
背景と出来事をつないで、「興味を持った」などの気持ちで締めます。理由問題では、気持ちまで入れることで答えがまとまりやすくなります。
問3(1)の形(この回の材料)
背景
井村京子は美人で成績も良く、クラスの人気者。
出来事
その京子が「本を貸してくれる」と言った。
だから
美人で成績もよく人気者の京子が読んでいる本がどんな本なのか、興味を持ったから。
補足:「京子とお近づきになりたかったから」と考える人もいますが、本文に「どんな本を読んでるんだろうと思った」という方向の材料があるなら、まずは興味でまとめるのがよいです。
得点につなげる分解
- 京子は美人
- 成績も良い
- 人気者
- その京子が本を貸してくれると言った
- だから「どんな本か」興味を持った
家での進め方 短く進める
家庭で復習するときは、解説をもう一度読むだけで終わらせず、本文の材料を使って短く説明できるかを確認します。長く書くより、まず口で言える状態を目指すと進めやすくなります。
先に4問で流れをつかむ
- 問3(2):感銘→動き出す起点
- 問6:人助けが思うようにいかない場面
- 問8:動機は一つではない
- 問9:最後のまとめ
ここが見えると、本文を読み返すときに軸が持ちやすくなります。
問3(1)で「理由=気持ち」を練習する
- 背景を拾う
- 出来事を拾う
- 「だから」で1文にする
この考え方は、次の物語文にもそのまま使えます。
口で説明させる
- 「なぜ借りた?」を背景+出来事+気持ちで1文
- 「なぜうまくいかなかった?」を原因つきで1文
- 「動機が増える箇所はどこ?」を本文で指せるか確認する
口で言えれば、復習としては十分です。
気持ちだけ/出来事だけで答えにくくなる
- 「うれしい/悲しい」で進み、理由の材料が抜ける
- 出来事だけ言って、最後の気持ちで締めない
- 本文の言葉が入っていない
「背景+出来事+気持ち」で1文にすると答えやすくなります。
よくある確認
Q. 本文を全部読み直す必要がありますか?
まずは問3(2)・問6・問8・問9を使って、話の流れを確認してください。本文を全部読み直すより、授業で扱われやすい設問から戻る方が家庭学習では進めやすくなります。
Q. 問3(1)はなぜ後回しでよいのですか?
問3(1)は理由記述の練習に向いていますが、まず話全体の流れが見えていないと、材料を拾いにくくなります。先に4問で流れを押さえ、そのあとで理由記述に入ると理解しやすくなります。
Q. 子どもが答えを覚えているだけか不安です
「なぜそう言えるの?」と聞き、本文のどの材料を使ったかを説明させてください。答えの暗記ではなく、背景・出来事・気持ちをつなげて言えるかを見ます。
Q. 記述が短すぎる場合はどうすればよいですか?
気持ちだけで終わっていることが多いです。背景と出来事を一つずつ足してから、最後に気持ちで締めるようにすると、理由として伝わりやすくなります。
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