予習シリーズ小5上巻 第14回の要点解説
小5 上巻
第14回・発展問題
論説文(コミュニケーション)
【解説まとめ】感情的な「争い」を「交渉」に変える読解の型
受験国語専門「読解ラボ東京」代表・長島によるライブ解説(小5 上巻 第14回・発展問題)の要点を整理しました。
今回の核は、「たとえ(比喩)を論理に変換する技術」と、感情のしこりを取り除き「具体的な要求」を見抜く構造理解です。
解説動画(ライブ配信)
※自動文字起こしのため、固有名詞や表現に揺れがある場合があります。
目次
1. 読解の核:たとえ(比喩)=「イコールの内容」に翻訳する
たとえの公式
- 定義:たとえの関係は、共通点において必ず「イコール」になる
- 変換のルール:解答には比喩的な言葉(爆発するなど)をそのまま使わず、論理的な言葉に直す
- 目的:曖昧さを排除し、筆者がそのたとえで何を伝えたいのかを確定させる
実戦例(問五)
2. 問題別ポイント解説
第十四回
問六:二つの注意点
内容説明
- 注意①:相手が怒っていても過度な罪悪感を抱かない(81行目「まず」)
- 注意②:いつまでも感情の問題に目を奪われない(72行目「もう一つ」)
問八:空欄補充(しこりと要求)
語句
- 空欄①:取り除くべき「感情的なしこりの原因」
- 空欄②:出し合うべき「具体的な要求」(6文字)
- 鉄則:「取り除く」「出し合う」といった述語に反応して根拠を探す
問七:全責任を負わない理由
理由選択
自分を責めると相手の言いなりになり(ア)、相手に不本意なコントロールを受けてしまう(エ)から。相手の感情は「相手の問題」と割り切ることが重要。
問一〜問三:冷静さの維持
内容把握
感情が爆発しそうな時こそ冷静でいることが必要。 母親の怒りに対し冷静に反論した娘の「口答え」は、この文脈では高く評価されている。
問九:筆者の主張(主題)
主題
意見や感情が対立(争い)した際、冷静さを保って自分を見失わずに乗り越える(避ける)べきだという主張。 結論はエ。
3. 家庭学習の回し方(再現手順)
論理構造の捉え方(3ステップ)
- 傍線部にある「たとえ」に印をつけ、その対象(人間関係)を確認する
- 「まず」「もう一つ」などの列挙の言葉に注目して情報を整理する
- 本文中の述語(取り除く・出す)と同じ言葉を解答の根拠にする
解答作成のルール
記述解答では、比喩を具体的な「現象」や「心理」に変換してください。 問五の「爆発する」を「怒りがより大きなものになる」と言い換えるような技術が、記述の点数を安定させます。
4. よくあるつまずき
Q. 傍線部と同じ言葉を答えに使ってはいけないのはなぜ?
開く
「爆発するとはどういうことですか」の問いに「爆発することです」と答えては説明にならないからです。 別の、より具体的で論理的な言葉で言い換えることが、国語の「説明する力」の評価対象になります。
Q. 「まあまあ」という言葉の役割がよく分かりません(問一・問二)
開く
本文では「怒りの感情を消す(消化する)」役割として説明されています。 冷静さを取り戻させるためのクッションのような言葉として理解しましょう。
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本記事はライブ解説の要点を整理した学習用資料です。教材本文の転載はしていません。行数の参照は予習シリーズ5年上巻(第14回)に基づきます。

