小論文の書き方をマスターするためにまずは基本的な型を学ぼう

小論文の書き方をマスターするためにまずは基本的な型を学ぼう

小論文のスキルを磨くために、最初に基本的な構造を習得することが不可欠です。小論文を書く際、適切な構成を知らなければ、自分のアイデアや主張を効果的に表現することが難しくなります。

そこで、基本的な構造を習得し、小論文の実践を通じてスキルを高めていくことが大切です。読解ラボの考える小論文の書き方解説につきましては、あわせてコチラもご覧ください。

さらに、キーワードである「論点をおさえる」、「客観的に分かりやすく」、「賛成か反対かを示す」、「自分の意見をまとめる」といった要点を重要視して説明します。

小論文の構成

小論文は、特定の構成に従うことで、読者に分かりやすく伝えることができます。典型的なケースでは、600~800語程度の小論文は、次の3つのセクションから成り立っています。

  1. 序論【全体の10~20%】 序論は文章の最初の部分で、自分の論点と立場を明確に示す役割を果たします。
  2. 本論【全体の60~80%】 本論では、自分の考えを説明し、反対意見や具体的な例、根拠を提示していきます。
  3. 結論【全体の10~20%】 結論では序論で述べた論点に対する結論を簡潔にまとめます。

論点をおさえる

まず、小論文を書く前に、何を伝えたいのか、どの論点を追求するのかを明確に把握しましょう。論点が不明確だったり、結論が定まっていないと、文章を進めることが難しくなります。論点をしっかりと把握し、ブレずに文章を構築することが重要です。

小論文を書く際、自分の伝えたいこと、主張したいことが明確であることを常に意識しましょう。

客観的に分かりやすく

小論文を書く際、客観的な視点で物事を表現することが必要です。自分の主観だけで書くのではなく、他人にも理解されやすく、かつ客観的に説明できるように文章を構築しましょう。

質問や提示された資料がある場合、それらを正確に理解し、データを基に自分の意見を展開することが求められます。資料を適切に読み取り、効果的に活用しましょう。

賛成か反対かを示す

テーマに対して賛成か反対かを明確に示しましょう。はっきりとした立場を表明することで、自分の考えを深めることができます。

また、初めに自分が賛成の立場なら反対の意見を、逆の場合も同様にしてみましょう。反対意見を取り上げ、理解を示し、なぜその反対意見をとるのかを説明しましょう。

これにより、論文の説得力が増し、自分の主張を裏付ける根拠を提供できます。なぜその立場を採るのか、その理由を明確に示し、データや資料を引用しながら議論しましょう。

自分の意見をまとめる

結論部では新たな要素を持ち出さず、最初に提示した論点に基づいて、小論文全体を締めくくります。文章全体を通して自分の意見が一貫していることを確認し、論理的なまとめを提供しましょう。

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まとめ

小論文の書き方をマスターするには、論点の明確化、客観的な表現、立場の明示、データの活用、そして結論の整理が不可欠です。これらの基本を押さえれば、どんなテーマにも対応できる小論文を書くことができます。

基本的な型をしっかりと理解し、国語全般のスキル向上にも取り組むことで、小論文スキルを向上させていきましょう。国語が苦手と感じる場合は、国語を苦手と感じないための学習法を参考に、小論文も含めた国語の学習を進めていきましょう。

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